書評:世界を貧困に導く ウォール街を超える悪魔
世界を貧困に導く ウォール街を超える悪魔
著者:ニコラス・シャクソン 訳:平田光美他
出版:ダイヤモンド社
ポスト資本主義的なテーマが最近かなり気になるので、なんとなく手に取ったらめちゃくちゃ重たかった一冊。最近で一番読むのに時間かかったかも。
タックスヘイブンを追求するジャーナリストである著者が、ロンドン・シティの欺瞞と闇を暴く一冊。金融の都も、ここまでとは...とある意味驚きの連続だった。と同時に、このような不公正というか状況がまかり通っている事自体、どうかしてるよね。
民営化って、結構ポジディブなニュアンスだと思っていたけど、政府の能力を奪い契約で支配し、やばくなったらトンズラこいて納税者に負担を押し付ける、といったことが横行してるのか。日本はそこまででもないのかな?というかそういうスキームは流石に組めない?ただ責任問題や中抜きや色々あるかそういえば。
この本を読んで、憤りを感じた、で終わってしまってはだめなんだな。行動にうつそう。自分と反対の意見を持つ人に、少しでも理解をしてもらえるように行動することこそ、我々に求められている。
とりあえず、コロナ治そう、喉が痛すぎる。
それでは\(^o^)/