2023/01/01~2023/01/19まで読んだ本
予算の策定が一段落して、ジムに行ったり読書したりと精神衛生上かなり健康的に過ごしている今日このごろ。(ただし食べる量も多いのでなかなか体重がへらない。)
本当は気象予報士の演習にもっと時間さかなきゃなとか、ピアノの練習やべーとか、いろいろあるのだけれど、読書って行為が基本的には自分のなかで敷居が低く行える行為なので、ついそちらに流されてしまう。なので、ただの消費にならないように、やっぱり定期的に感想を一言でもアウトプットとして残そうという気持ち。
毎回やるのはなかなかハードルが高かった、あと去年は後半忙しすぎ&館シリーズ面白すぎで綾辻行人しか読んでないレベルだったので、今年は本以外のこともちゃんとnoteに書きつつ、読書していきたいな~という所存。
1月終わってからでもいいじゃんと思いつつ、思い立ったが吉日なので、今年入ってから昨日まで読んだ分をとりあえずメモ。
読んだ本
超圧縮地球生物全史(ヘンリー・ジー)
地球の誕生から、サピエンスの終末までを駆け足で巡る本
デボン紀あたりの魚類の時代と、恐竜の世界・中世代がめちゃくちゃおもしろいな。いろんな生物が生まれては消え、名前も難しいけど、生物としての体の仕組みも色々興味深い。恐竜が大きくなれた理由とか。
エルピストステガリアンが一番気に入った(名前が)
アドバイス罪という考え方(あきまん)
ネット黎明期から活動されてる方による、心地よいネットの過ごし方。
ツイッターの炎上とか見てると、いかにあきまんさんの指摘するような人類の多いことか、ということが伺われて、うんうんとなった。
すずめの戸締まり(新海誠)
前に映画の感想でnoteに書いたけど、とてもとても良い本だった。
ハマりすぎて映画は5回見てるから(次いつ行こう)、映像がほぼ完全に頭の中に浮かびつつ、登場人物たちの機微が事細かく描かれているので、この場面ではこういう気持ちだったのか~という補完が心地よすぎて新しい体験だった。
映画のノベライズってだいたい映画で流れる描写を文字起こししている感じのが多いけれど、これは同時に書かれてるのかな?映画見た人は是非読んでほしい。
9ルール(ニール・パスリチャ)
いわゆる自己啓発本。
折れない心を作って、前に進もう。
気軽に読めたけど、そこまで刺さらなかった。
第三次世界大戦はもう始まっている(エマニュエル・トッド)
エマニュエル・トッドの本はけっこう読んでるけど、やっぱりアメリカ嫌い&ロシア好きがすごいな~という(本人は歴史的に観点から中立に立っているという風に書いているけど)
ウクライナを人間の盾にして本人たちは直接何もしない欧米はたしかに問題だし、ウクライナが絶対的に善というわけでもないのはよく分かる。ロシアがウクライナをどうしたいか、NATOとどう折り合いをつけたかったのか、よく分かる。が、それとロシアが戦争でしていることは話が違う。ウクライナは絶対善じゃないそれをもって喧嘩両成敗、的な議論に持っていく人が多いが、完全に比較ポイントがおかしいと思う。
語学の天才まで一億光年(高野秀行)
超絶面白かったイスラム飲酒紀行の作者の語学の観点からみた自叙伝てきなやつ、サイコーに面白かった。
語学はRPGの魔法の剣、とても納得した。なんとなく仕事で使うから英語~とか、かっこいいからフランス語、中国語~とかのモチベーションではなく、この武器を手に入れると次のダンジョンを攻略できる、みたいなゲーム感覚と目的意識があるとよいな。
というか、この人興味の向け方と分析が半端ない。バイタリティがやばすぎる。こういう生き方は憧れるけど、自分の方向性とは違うな笑
ZOOMと対面、というのにもつながるけど、DeepLでもGoogle翻訳でもポケトークでも、翻訳ツールは日々進歩してきているけど、ITで賄えるものは情報を伝える言語であり、現地の言葉ではなすというのは共感をえる、コミュニケーションのための言語なのだ、という旨の記述にもうんうんとなった。
ブリコラージュ学習法:ありあわせの道具材料を用いて自分で物を作ること、その場しのぎの仕事 by レヴィ・ストロース。対立概念はエンジニアリング。
ウクライナ戦争(小泉悠)
ウクライナ戦争を、戦前から9月まで、要因や戦況を超わかりやすく解説した本。
サラエボ事件のように、この戦争が第三次世界大戦の前哨戦だった、という風にならないようにみんなうまく立ち回ってほしいし、早く戦争は終わってほしい。本当に。
ストレス脳(アンデシュ・ハンセン)
スマホ脳、運動脳の作者が送る、不安やうつについて原因から見つめ直して、まとめた本。
私たちの脳は1~2万年前から大きく変化していない。脳の最優先事項は「生存」であり、健康な精神状態で幸せに生きることではないく、脳は感情をつくり出すことで私たちの行動をコントロールし、生存率を上げようとしている。体についてはよく聞いてたけど、そりゃあ脳も体の一部だもんな。サピエンス誕生から現代まで、長い長い時間のなかで現代はほんの表層の一枚だから、進化の淘汰アップデートによる対応なんて、起こってないよな、というのは気付かされた視点。
ストロベリー戦争(南原詠)
前作の特許やぶりの女王もめちゃくちゃよかったけど、本作も非常に面白すぎて一気に読んでしまった。
最後の最後まで、解決策が見えてこなくて、どうするんだろうというハラハラと、めちゃくちゃ大胆な手法で感動した。
1月末までに読む予定の本、長い本ばっかりだけど大丈夫かな・・・
スペリングの英語史
ヨーロッパ・イン・オータム
ポスト資本主義の欲望
とりあえず気象予報士の勉強とピアノ。適度な読書と運動。よく歩きよく寝よう。それでは!
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