ズブ²のトーシロ

自分の休日に野球の試合があれば観に行きます。主に投手について、雑感を書きます。

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自分の休日に野球の試合があれば観に行きます。主に投手について、雑感を書きます。

最近の記事

R6.10/29 秋季関東地区高等学校野球大会

健大高崎石垣(2/R) ◯球速帯 ストレート:147〜158km/h ◯メカニクス 確認出来ただけでも、157km/h × 2、158km/h × 2球と、破格の出力。ガンの精度や特性もあるが、それでも速い。体幹の前傾は安定しないが、内旋の速さは凄まじく速度を感じる。この投手の特筆すべき動作はコッキング期であると感じる。肩の水平伸展を出さずに体幹の非投球側への回旋が引き出せる。それによりトップからリリースでの内旋が遅れずに引き出せている。体幹の非投球側への回旋に追従してトッ

    • R6.10/22 東都大学野球秋季リーグ戦

      東農大金井(東農大三) 1/L/174/75 ◯球速帯 ストレート:131〜137km/h ◯メカニクス 低めのスリークウォーターから投球。回転、また体幹の屈曲不十分という感じ。 ◯その他 特になし 丹羽(愛産大三河) 2/R/185/75 ◯球速帯 ストレート:122〜134km/h ◯メカニクス 並進が遅く下肢で生むパワーが小さい。投球における運動連鎖でいうと、体幹より後の動作でボールに力を加える。 ◯その他 特になし 上原(ウェルネス沖縄) 1/R/179/68

      • R6.10/1東都大学野球秋季リーグ戦

        亜細亜大学 北嶋(駒大苫小牧) 4/R/174/78 ◯球速帯 ストレート:Max150km/h 変化球:130km/h前後 ◯メカニクス 春よりも若干アングルが下がっている。春よりは変化球主体の投球である事も関係あるかもしれない。春の印象は、なりきれてないパワーピッチという感じだったが、この日見た印象として球の速い技巧派というのが彼の完成系かもしれないと感じた。正に別の投手になった。また、クイックでも出力が落ちないのは流石名門という所。また、ベースの1塁側、特に左打者への

        • R6.9/26 埼玉県高校野球秋季大会

          浦和実業 石戸 ◯メカニクス WUからLCまでは変則的だがLC、トップ以降は、並というか普通というか自然な動作。MERも強く作れているので、球速もそこそこ感じる。何故、変則的な準備期を作っているのかは分からないが、修正をするならばその部分である。並進に使う時間・テンポはそのままで動作をコンパクトに扱えばロスが少なく加速に入れると感じる。 ◯その他 特になし 浦和学院城間 ◯メカニクス 並進時に体幹が後傾する典型的な上に吹く投手。ランナーがいた方が股関節の屈曲が引き出せてお

          R6.9/12神奈川大学野球

          横浜国立大学永山(市立金沢) R/3/176/68 ◯球速帯 ストレート:Max135km/h 変化球:120km/h前後、105km/h前後 ◯メカニクス ほぼ毎球動作のテンポを変えて投球する。しかし、ストレートの球速も8〜10km/hほど差があり、動作の振り幅と出力の振り幅が比例してしまっている。全てのパターンの動作を繰り返して練習する必要は無いが、出力を出すココ!というポイントが掴めてないように感じる。ただサイドスローではあるがストレートで勝負出来るタイプだと思う。

          R6.9/12神奈川大学野球

          R6.8/25ジャイアンツカップ決勝

          中本牧リトルシニア 鈴木(3/L/176/64) ◯球速帯 ストレート:Max127km/h 変化球106km/h(スライダーっぽい),95km/h(カーブっぽい) ◯メカニクス  セットポジションから立脚し、高い重心位置のまま並進に入る。体幹の屈曲はそれほど強くなく、骨盤の回転でボールにエネルギーを伝えている。 ◯その他 特になし 小林(3/L/185/68) ◯球速帯 ストレート:Max135km/h 変化球:110km/h前後,100km/h前後 ◯メカニクス セッ

          R6.8/25ジャイアンツカップ決勝

          R6.8/12~15 全日本少年軟式野球大会

          注釈※今回は観戦をしていたわけではないため、普段のような投手のメカニクスを深堀りする訳ではなく、あくまでも観戦していた中で目についた選手を羅列していく。 ※名前(所属チーム/学年)選出理由、の順で羅列していく。 ※主観であり、雑感です。 投手〇大島(東山クラブ/3) 言わずとしれた、名古屋のレジェンド大島洋平選手のご子息。体格がずば抜けている訳ではなく、いたって普通の中学生。野手としてもスタメンで出場し、投手は試合途中から。野手でも非凡さは感じたが、投手でも体格に似合

          R6.8/12~15 全日本少年軟式野球大会

          ジャイアンツカップR6.8/22(木)

          生光学園中ヤング森満(3/R/166/72) ◯メカニクス 今時珍しいと認識している振りかぶってワインドアップに入る。並進〜接地前まで胸郭が屈曲しており、肩甲帯での加速距離は取れていない。しかし、体幹部の強さ、腹圧の強さを感じるため、距離ではなく強さで、ボールに力を加えている。内旋や上述の体幹の強さは感じるので、リリーフ等で起用した方がパフォーマンスの最大値は大きくなりそう。 ◯その他 特になし 藤井(3/R/175/68) ◯メカニクス 二段モーションで膝を上げ、小さ

          ジャイアンツカップR6.8/22(木)

          神奈川県大会R6/7/9(火),11(木)

          川崎総合科学星野(3/L/167/66) ◯メカニクス 横回転の成分多めのスリークォーター。加速期で右側の支点が作れていない。そのため若干胸の開きが早い様に見えるが、そこまで水平伸展は大きくないながら、上肢を残す事で加速距離を取ったり左胸が投球方向に向かない様にしている。 ◯その他 チェンジアップが右打者にはよく決まっていた。 山口(3/L/165/60) ◯メカニクス トップまでの手関節の掌背屈が大きいため、ボールを舐めるようなリリース。並進の速度、回転の速度共に遅い

          神奈川県大会R6/7/9(火),11(木)

          全日本大学野球選手権大会 R6/6/11(火)

          東京農業大学オホーツク 神宮(桐生第一) 3/R/175/82 ◯球速帯 ストレート:Max144km/h 変化球:124km/h前後 ◯メカニクス 左脚立脚から二段モーションのワインドアップ。比較的高い重心位置からの両股関節外転外旋でよ並進運動を行う。アングル低めのスリークォーター。並進と同様に両手も大きくゆったりと割っていき、加速距離を稼いでいく。最大外旋から内旋への切り返しは概ね良かったが、被弾後はタイミングがズレて特にストレートの回転軸のズレに苦労していた。疲労か

          全日本大学野球選手権大会 R6/6/11(火)

          埼玉県学校総合体育大会 さいたま市予選会R6/6/6(木)

          植竹中 片山/R ◯球速帯 スピード表示無いため不明。 ◯メカニクス アングル低めのサイドスローからの投球。 その他 田中/L ◯球速帯 スピード表示無いため不明 ◯メカニクス 右手を大きく一塁側に出し、右脚は並進の初期で開いていく事で体幹の加速距離を取っている。ホームベースの一塁側端をスライダー?カーブ?で掠める出し入れは良かった。 ◯その他 特になし 先田/R ◯球速帯 スピード表示無いため不明。 ◯メカニクス トップから肘が曲がったまま、リリースを迎える。

          埼玉県学校総合体育大会 さいたま市予選会R6/6/6(木)

          JABA東京都二次予選 R6/5/30(木)

          鷺宮製作所 vs Honda鷺宮製作所 中島(仙台育英-城西国際大) 26/R/180/81 ◯球速帯 ストレート151km/h 変化球119km/h前後、127km/h前後、135km/h前後 ◯メカニクス オールセットから、ややクイック気味の始動。膝が最も高く上がった所から、稀に手が早く割れる。右脚のGRF(Ground reaction force:床反力)は力積の時間を長くして大きくするタイプ。右脚を残して体幹を倒すタイプ。足はフィニッシュでも上がらない。涌井

          JABA東京都二次予選 R6/5/30(木)

          神奈川大学野球リーグ1部戦 R6/5/21(火)

          横浜商科大学vs桐蔭横浜大学 桐蔭横浜大学 薮野(鹿島学園) 3/R/181/73 ◯メカニクス 重心の高い並進から縦の角度をつけた投球を行う。並進時の左脚の股関節内旋が特徴的。接地からの体幹の屈曲が浅く、MER(Max external rotation:最大外旋)から加速距離を長くは取らないタイプ。リリースでの体幹の前傾を深くしたいが、その修正をかけると体幹が負けてリリース位置が遅れそうな感じがする。また、右脚股関節の伸展が並進〜リリースにかけて浅く、もっと粘ってほ

          神奈川大学野球リーグ1部戦 R6/5/21(火)

          東都大学1部リーグ戦 R6/5/16(木)

          駒澤大学vs國學院大學駒澤大学 仲井(下関国際) 2/R/176/70 〇球速帯 ストレート:Max152km/h / 変化球:130km/h前後 〇メカニクス 右股関節の外転が浅く、並進運動が距離・時間ともに短く感じる。それでも骨盤の回転の速さによる回転運動の強さで出力は素晴らしい。若干だが肘伸展のタイミングが遅く感じ、変化球では顕著。 〇その他 大学2年時でこのスペックは破格と感じるが、ベースカバーや前述の変化球での腕の緩み等、"投手"としては未完な部分が多いと感

          東都大学1部リーグ戦 R6/5/16(木)