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安田記念の調教傾向と考察について

先週のダービーは、ダノンデサイルの単複的中と最高の結果となりました。
ダービーの3着までの調教タイプは、
1着:ダノンデサイル(乗り込み併用・W最速)
2着:ジャスティンミラノ(乗り込み併用・上がり最速)
3着:シンエンペラー(多め併用・W最速)
ということで、標準以上の本数を乗られた併用調教馬が3着以内を独占しました。
ちなみに4着のサンライズアースは多め併用坂路主体、5着のレガレイラは少なめ併用でした。
サンライズアースは、標準以上の本数を乗られた併用調教でしたが、3〜4コーナーで外を回って前に付けるというロスの大きいレースをしているので、菊花賞で注目したいですね。
レガレイラは、調教本数が少ないということで、普段の木村厩舎の調教と比べても少ないように感じました。やはり一線級の牡馬を相手に東京の2400㍍は長かったか、まだ成育途上なのかもしれません。

それでは、安田記念の過去6年の調教傾向を見ていきましょう。

①調教の本数が標準以上の馬が好成績を上げている。
②基本的には併用調教かトラック調教が好走しており、坂路単一調教で勝ったのはインディチャンプのみで3着以内で見てもインディチャンプとグランアレグリアのみとなっている。
③最終追い切りは上がり1ハロンが最速でなくても好走しており、そこまで重要視する必要は無いが、好走したのはインディチャンプとグランアレグリア、セリフォスのみで、力が上位の馬だった。
④最終追い切りの場所は、南WやCWなどのトラックで行った馬の好走が多い。

ということで、先週のダービー同様に調教本数を標準以上乗られた併用調教かトラック単一調教が良いようです。
坂路単一調教での好走は、インディチャンプとグランアレグリアのみと、マイルGⅠを複数勝った程の実力馬でしたので、そういう馬で無ければ好走できないという判断で良いと思います。

ちなみに今回の出走馬の中で坂路単一調教だった馬は、

ガイアフォース(乗り込み坂路)
コレペティトール(少なめ坂路)
ナミュール(少なめ坂路)
の3頭です。

標準以上の本数を乗られている馬は、ガイアフォースのみですので、コレペティトールとナミュールは消しとなります。
ガイアフォースは前走のフェブラリーS2着、セントライト記念1着と実績はマズマズです。またワンターンの競馬が良さそうなので相手に入れておいた方が良さそうです。

さて、それでは勝馬探しと参りましょう。
過去6年の勝馬は、連闘だったモズアスコットと前述のインディチャンプを除いて、調教本数が多め以上の併用調教馬でした。
今回の出走馬の中で多め以上の併用調教馬に該当する馬は、

ウインカーネリアン(多め併用)
エアロロノア(乗り込み併用)
ステラヴェローチェ(乗り込み併用坂路主体)
セリフォス(多め併用坂路主体)
ソウルラッシュ(乗り込み併用)
ダノンスコーピオン(多め併用)
レッドモンレーヴ(乗り込み併用坂路主体)

の7頭となりました。
過去の好走馬の傾向から見てみると、4歳時に好走した馬は、翌年の安田記念で良くて着順がそのまま、悪くて着外もあるという結果であり、ほとんどの馬がパフォーマンスを落としています。そのため、昨年の2着馬であるセリフォスを3着付けとします。
問題の勝馬ですが、過去6年の勝馬は、最終追い切りで上がり1ハロンが最速だったか、上がり1ハロンが最速で無かった馬でした。ここがダービーと違うところで、ダービーでは最後の直線で瞬発力が求められる(最終追い切りがW最速になっている馬が強い)のに対して、安田記念では持続的な末脚が求められるという事です。
それが、過去6年の好走馬の傾向の④にある、最終追い切りの場所が南WかCWで追われた馬の好走率が高い理由だと思っています。
前述の7頭の馬の内、最終追い切りを南WかCWで追われた馬は、

ウインカーネリアン(南W)
ダノンスコーピオン(南W)

と2頭が該当しました。
今週の土曜日の馬場傾向は、フラット(地力が問われる馬場)でした。
本音を言えば内有利であって欲しかったのですが、こればかりは仕方がありませんね。
「自分の競馬をするだけ」と三浦騎手も言っていますので、ウインカーネリアンと三浦騎手には思い切ったraceして欲しいところです。
馬の状態は昨年以上とのことですし、しっかり乗り込めているので、過去最高のパフォーマンスを期待しています。
今まで散々、苦汁を舐めてきた三浦皇成騎手の初GⅠ勝利に期待しましょう。

また、ダノンスコーピオンは、後ろから行くことになるので、外を回すことになるかもしれませんし、前走で好走したとはいえ、まだまだ完全に信じる訳にはいきません。
ただ、調教のタイプ的にはマイナスが無いので、押さえに入れておきます。

ちなみに標準〜少なめの併用調教だった馬は、

カテドラル(少なめ併用坂路主体)
ジオグリフ(標準併用)
フィアスプライド(標準併用)

の3頭で、調教本数が少なく最終追い切りを坂路で追われたカテドラルを消しとし、最終追い切りを南Wで追われたジオグリフとフィアスプライドを押さえとします。


あとは外国馬ですが、GⅠ4連勝中のロマンチックウォリアーを上位と見て、2着で買いたいと思っています。

あと残りのトラック単一調教の馬について触れるのを忘れていました。
トラック単一調教だった馬は、ドーブネとパラレルヴィジョンで共に標準トラックでした。
トラック単一調教の馬は勝ち切るまでには至っていないので、2〜3着の押さえまでとします。

頑張れ、ウインカーネリアン&三浦皇成騎手😆👊

(ちなみに上の写真は佐賀県に出張で行った際に見かけた恵比寿様です。なんでも幸運の恵比寿様なんだそうです。)

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