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スプリンターズSの調教傾向と考察について

ko先週の神戸新聞杯は、調教が良く見えたメリオーレムを本命にしましたが、勝ったのはメリオーレムと同じトラック単一調教だったメイショウタバルでした。先週の中京は前残りが多い感じでしたので、メイショウタバルに合った馬場だったのでしょうね。
当てられた皆さん、おめでとうございます🎊

さて今週は、秋のGⅠ初戦のスプリンターズSです。
是非、当ててこれから続くGⅠロードに良い流れで入っていきたいですね。

それでは、いつもの様に過去6年の好走馬の調教傾向を見ていきましょう。

①3着以内に好走した馬は調教本数を標準以上追われた馬だった。
②3着以内に好走馬の調教タイプは坂路単一調教の馬が18頭中10頭と最も多く、次いで併用調教の馬が10頭だった。最終追い切りの場所は関東馬は南W、関西馬は坂路だった。
 また坂路単一調教の場合は最終追い切りは上がり1ハロン最速で無くても好走していた。
③好走した併用調教の馬は、最終追い切りで上がり1ハロン最速を出していたか、4ハロン50秒台と速い時計を出していた。

ということで、スプリンターズSで好走する馬は、調教の本数を標準以上追われた坂路単一調教か併用調教の馬ということになりそうです。

今回の出走馬の中で調教本数が標準以上で、坂路単一調教か併用調教だった馬は、

オオバンブルマイ(標準坂路)
トウシンマカオ(多め併用)
ウインマーベル(乗り込み併用)
ナムラクレア(乗り込み坂路)
ママコチャ(標準坂路)
マッドクール(多め併用)
モズメイメイ(標準坂路)
ピューロマジック(標準併用)
ダノンスコーピオン(標準坂路)
サトノレーヴ(多め併用)
ルガル(乗り込み坂路)
ヴェントヴォーチェ(乗り込み坂路)

の12頭となりました。

残りの4頭で外国馬以外のウイングレイテスト、エイシンスポッターは消しとします。

さて、調教本数が標準以上の12頭については、取捨選択をしていきたいと思います。
ちなみに土曜日の中山外回りの馬場は、内有利な馬場でした。
それを加味しながら考えていきます。

オオバンブルマイは、前走のキーンランドCで距離ロスもあり3着に敗れましたが、距離ロスが無ければ実質的には1着だったはずで、初の1200㍍戦だったことを思えば悲観する内容ではなかったと思います。
トウシンマカオは前走のセントウルSで、内先行有利な馬場でありながら、後方で競馬をし内から3頭目を回ってきて勝利と地力の高さを示しました。今回も中2週ながら時計を3本出しており、攻めてきた印象を受けます。最終追い切りのタイムが少し遅いのが気にはなりますが、動きも良いし、良い枠に入りましたので、買わないといけない馬だと思っています。
ウインマーベルは、前走の京王杯SCで内有利な馬場だったにもかかわらず、内から3頭目を回して距離ロスがある競馬も、勝負根性を発揮してレッドモンレーヴにハナ差で勝利しました。距離ロスが無ければもっと楽に勝てていたはずですが、この勝負根性が接戦では生きてくると思います。
ナムラクレアは、最近では結果が出ていた調教方法から坂路単一調教に戻してきました。ある程度の実績を残している調教内容とはいえ、このタイミングでの変更はどうなのかな?という気がしますが、内目の枠に入ったこともあり、相手には加えたいと思います。
ママコチャは、前走こそトウシンマカオに差されましたが、牝馬ながらトウシンマカオと同斤量だったことと内千古有利な馬場で内から3頭目を回ったことを思えば今回は逆転可能と考えます。ここは是非買いたいところです。
マッドクールは春のスプリント王となり、休み明けでも走る馬なので、香港への海外遠征後といえ侮れない1頭です。とはいえ、マッドクールが勝った高松宮記念は、内先行有利な馬場に合った競馬をしたこともあり、昨年のスプリンターズSでハナ差でママコチャに迫ったといってもママコチャは、内先行有利な馬場で3頭目を回しての勝利なので最内を回ったマッドクールより強かったことは明白です。とはいえ力はあるので押さえには入れておきます。
モズメイメイの前走は、最内を回って馬場傾向に合った競馬をしての3着なので、上位2頭には完敗でした。そのため今回は消しとします。
ピューロマジックは、前走で逃げて馬場傾向に合った競馬をしましたが惨敗しました。今回も逃げるかもしれませんが、斤量がかなり軽かったにもかかわらずの惨敗に調子が悪かったのかな?という感じです。今回も調教の動きがそこまで良いという感じもしないので、消しとします。
ダノンスコーピオンは、前走で期待していましたが、結果は惨敗。上がりは速かったようですが、0.6秒差の12着では強調材料は少ないので消しとします。
サトノレーヴは、前走馬場傾向に合った競馬をして勝利しました。その前の函館SSも内有利な馬場で最内を回っての結果であり、一番人気であるなら嫌う手もあると思います。とはいえ鞍上はレーン騎手ですから、一応押さえておきます。
ルガルは骨折休み明けですが、調教は相変わらず動いています。力があるのは認めますが、外枠に入ったこともあり、積極的には買いたくない馬ではあります。ヴェントヴォーチェは、1年半近い休養明けですが、調教本数は十分です。休養前からそれほど速い時計を出す馬ではなかったですし、それほどデキを心配することも無いのかもしれません。鞍上には中山の馬場を分かっていると感じるルメール騎手ですし、さすがに切るというのは怖い気もしますが、外枠に入ったこともあり思い切って消しとします。
外国馬2頭は、速い時計で走れるかどうかという不安もあるのでこちらも思い切って消しとします。

本命は、ウインマーベルとします。
内有利であれば絶好の3番枠に入りましたし、内でジッとして直線で抜け出すイメージで競馬をすれば、勝つことも夢ではありません。前走で勝っているにもかかわらず(3着馬のスズハロームは次走のCBC賞でタイム差なしの2着)、全く人気がありませんし、今回はいつもはトラック中心の併用調教のところ、週中にトラック、週末に坂路で乗り込まれ、坂路の割合が高くなっています。1週前追い切りと最終追い切りを見ても前進気勢がいつもより強くなっており、1200㍍でも良いポジションが取れそうです。私としては、ウインマーベルを買うならここしかないと考えての本命です。

対抗はママコチャとします。
先にも触れましたが、前走で強い競馬をしておりまだまだ力の衰えは感じません。サトノレーヴが人気を吸い取ってくれていますし、ここは買っておきたい馬です。

単穴はトウシンマカオとします。前走で一番強い競馬をしましたし、中間の調教も入念です。場合によっては逆転もあると考えています。

あとは内に入った馬から、オオバンブルマイ、ナムラクレア、マッドクールとサトノレーヴを一応押さえます。

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