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秋華賞の1頭診断(クイーンズウォーク)

今までステレンボッシュとチェルヴィニアの調教過程の比較をしてきましたが、とりあえず今回のクイーンズウォークで1頭診断は最後とさせていただきます。

それでは、クイーンズウォークの桜花賞時の調教過程については、次のとおりです。

桜花賞のクイーンズウォークは、クイーンC以来ということもあり、中7週ということもあり調教本数7本としっかりと乗り込まれての出走でした。ただ1週前追い切りよりも速めの時計を最終追い切りで出していて、最終追い切りでやっと仕上がったという内容だったのかな?と考えています。
近年の牝馬の調教は、1週前追い切りで仕上げて最終追い切りは調整程度という方法が一般的で、桜花賞のクイーンズウォークのように1週前追い切りより強めの調教をすることが少なくなっています。
桜花賞は、差し有利な馬場傾向でしたが、2着だったアスコリピチェーノとほぼ同じ位置で競馬をしましたが、結果として0.6秒差の8着でした。

続いてオークスの調教過程です。

オークスは、中5週のレース間隔でしたが、調教本数が4本と1本少ない状況での出走でした。
ただ1本少ないとはいえ、1週前追い切りのCWで自己ベストを更新し、最終追い切りを軽めの調整程度で出走していますので、しっかり仕上がったという状態だったと思います。
結果はハイペースの流れの中で、先行して早め先頭で押し切ろうとしたところを、後続の馬に抜かれての4着でしたが、上位に後方からの馬が並んでいる結果から悲観する内容ではなく、強さを証明した走りだったと思います。

次はローズSの調整過程です。

オークスからの休み明けということもあり、中16週で時計を8本としっかりと乗り込まれての出走でした。
2週前追い切りと1週前追い切りでは、CWで自己ベストを更新し、オークスでは無かった最終追い切り前の週末にも時計を出していました。
調教のコメントにも書いていますが、まさに万全の態勢での出走となったローズSを見事に勝利し、秋華賞に向かうことになりました。

最後に秋華賞の調教過程です。

オークスの時と違って中3週で時計を3本と標準の本数を乗られていますが、ローズSの時と違って最終追い切り前の週末に時計を出していません。
1週前追い切りで併せ馬をしなかったのも、初めてで前走が絶好の状態だったことを思えば、前走の状態を維持するような調教というところでしょうか。
正直言って、もう少し攻めて欲しかったかなという印象で、さらなる上昇が見込めるかどうかという感じです。

さて、今まで上位人気3頭の調教過程を見てきました。
土曜日か日曜日の朝に最終的な予想を公開しますので、良ければまた読んでみていただけると幸いです😊

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