秋華賞の１頭診断(チェルヴィニア)
昨日は、ステレンボッシュの調教本数が少ないことについての記事を書きました。NETKEIBAさんのオッズ予想ではステレンボッシュが１番人気で、僅差でチェルヴィニアが続くという人気となっています。
今日は、チェルヴィニアの調教過程について触れたいと思います。
チェルヴィニアは、桜花賞で13着に惨敗したものの、オークスで巻き返し、見事に雪辱を果たしました。
桜花賞では栗東に滞在しての調整でしたが、今回の秋華賞では美浦トレセンでの調整となっています。
木村調教師の話では、桜花賞の時は栗東で調整していましたが、結果として上手くいかなかったため、今回は美浦で調整しているとのこと。美浦トレセン＝自宅で調整するという方向にしたようです。
実際に２週前追い切りと１週前追い切りで素晴らしい動きを見せており、状態は良さそうです。
美浦トレセン所属の馬も、栗東で調整する馬が多くなってきておりますが、この木村調教師の判断が良いほうに向いているように感じます。
さて、それではチェルヴィニアの桜花賞の調教過程を見てみましょう。
桜花賞の時のチェルヴィニアは、美浦トレセンで調整したあとに栗東トレセンで調整して桜花賞に臨みました。
結果として良い方向になりませんでしたが、走っている動きを見てもデキは悪くなかったと思います。
しかし、今回のように美浦トレセンで調整しているのを見ると、動きが全く違うものに思われ、美浦トレセンでの調整が良い方向に出ているように感じます。
それでは雪辱を果たしたオークスの調教過程を見てみましょう。
調教本数こそ、中５週で４本と少ないですが、１週前追い切りでは、自己ベストを更新する動きを見せています。美浦トレセンでの調整に戻ったことで、動きが変わったと言っても良さそうです。
最後に秋華賞の日曜日時点までの調教過程を見てみましょう。
美浦トレセンでの調整となっていますが、２週前追い切りで自己ベストを出して、更にそのタイムを１週前追い切りで更新しています。
動きも良いですし、確実にオークスよりも一段上の動きと言っても良いと思います。
このことから、秋華賞ではステレンボッシュよりもチェルヴィニアに魅力を感じています。
最終追い切りの動きの確認と、馬場傾向、枠順を確認しなければいけませんが、現時点では秋華賞を勝つ可能性はチェルヴィニアが一番高いと思っています。