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CBC賞の調教傾向と考察について

先週の関屋記念は、本命のディオが2着と単勝はハズレたものの、押さえに買っておいたディオとジュンブロッサムのワイドが的中し、何とかプラスで終われました。
何となくではありますが、noteで予想し始めて大きな連敗をしなくなったような気がしています(気のせいかも😅)。
とはいえ、調子に乗っていたら地獄を見そうですので、今までどおり地道に予想をしていこうと思います。

さて、それではCBC賞の過去6年の好走馬の調教傾向を見ていきましょう。

①3着以内に好走した馬の調教タイプは、坂路単一調教が8頭、併用調教が8頭、トラック単一調教が2頭だった。
②3着以内に好走した馬の調教本数は、標準以上の馬が13頭と大半を占め、標準未満の馬は5頭だった。
③3着以内に好走した馬は、ベルカントを除いて最終追い切りで上がり1ハロン最速を出している馬だった。そのベルカントは最終追い切りで坂路4ハロン49.9秒と破格の時計を出していた。
④勝馬の調教タイプは坂路単一調教と併用調教がそれぞれ3頭と互角だった。また、調教本数は標準以上が4頭、標準未満が2頭だった。
⑤3着以内に好走した馬の最終追い切りの場所は、坂路が12頭、坂路以外が6頭だった。また坂路で追われた馬は上がり2ハロンで24秒台以下を出していた。

ということで、CBC賞で好走した馬は、調教本数が標準以上で坂路単一調教か併用調教に該当した馬となっています。

それでは、今回の出走馬の調教内容を見ていきましょう。

ドロップオブライト(少なめ坂路)
キタノエクスプレス(標準坂路)
バースクライ(標準併用)
スコールユニバンス(少なめ坂路)
グランテスト(少なめ坂路)
スズハローム(多め併用)
ジャスティンスカイ(乗り込み併用坂路主体)
サウンドビバーチェ(多め併用坂路主体)
ブーケファロス(標準併用)
ヤクシマ(少なめ併用)
グレイトゲイナー(多め坂路)
カンチェンジュンガ(標準坂路)
ショウナンハクラク(少なめ坂路)
レッドヒルシューズ(乗り込み坂路)
メイショウソラフネ(少なめ坂路)
アグリ(乗り込み坂路)
カリボール(乗り込み併用トラック主体)
アネゴハダ(少なめトラック)

ということで、CBC賞で好走した馬の傾向と異なる調教本数が少ない馬を挙げると、

ドロップオブライト(少なめ坂路)
スコールユニバンス(少なめ坂路)
グランテスト(少なめ坂路)
ヤクシマ(少なめ併用)
ショウナンハクラク(少なめ坂路)
メイショウソラフネ(少なめ坂路)
アネゴハダ(少なめトラック)

ということで、7頭が該当しました。
過去に調教本数が標準未満で好走した馬は、アレスバローズを除いて、オープンクラスで連対していたか、重賞で3着以内の実績があった馬でした。アレスバローズにしても、2年連続で好走しているように中京競馬場との相性が良かったということもあるようです。
この条件に合う馬を挙げると、

アネゴハダ(小倉2歳SとFレビューで3着)
メイショウソラフネ(淀短距離S2着)
ヤクシマ(クロッカスS1着)

の3頭が該当しました。
該当しなかったのは、ショウナンハクラク、スコールユニバンス、ドロップオブライトですが、ドロップオブライトは調教の動きもよく、中京競馬場では3戦して全て馬券圏内に好走していますので、ドロップオブライトは残して、ショウナンハクラク、スコールユニバンスを消しとします。
また、アネゴハダとヤクシマは、世代重賞やオープンでの好走であり、古馬重賞では結果を出せていないこと、メイショウソラフネも重賞では大差で負けていることから消しとします。

結果として残ったのは、ドロップオブライトのみとなりました。

それでは、次に調教本数が標準以上の馬を見ていきましょう。
調教本数が標準以上の馬は

キタノエクスプレス(標準坂路)
バースクライ(標準併用)
スズハローム(多め併用)
ジャスティンスカイ(乗り込み併用坂路主体)
サウンドビバーチェ(多め併用坂路主体)
ブーケファロス(標準併用)
グレイトゲイナー(多め坂路)
カンチェンジュンガ(標準坂路)
レッドヒルシューズ(乗り込み坂路)
アグリ(乗り込み坂路)
カリボール(乗り込み併用トラック主体)

と11頭が該当しました。
この11頭の中で消していく馬を理由と併せて検討していきたいと思います。

グレイトゲイナーは、多め坂路で調教タイプ的には悪くありません。最終追い切りも49.7秒と早い時計を出してきましたが、過去にも48~49秒台の時計を出したことがあるものの、結果は伴っていませんでしたので、消しとします。
サウンドビバーチェは、いつも通りの動きではありますが、気性の成長があまり見られませんし、初の1200㍍ということもあり、消しとします。
ブーケファロスは、オープンクラスでの好走が無く、追い切りでも併せ馬で遅れと動きもよくないので、消しとします。
レッドヒルシューズは、小倉で連勝してオープン入りしましたが、馬場傾向に合った競馬をしてのものなので、そこまで評価できません。最終追い切りも併せ馬で遅れと良いところがありませんので消しとします。
残りの馬は印をつけようと考えているので、まずはグレイトゲイナー、サウンドビバーチェ、ブーケファロス、レッドヒルシューズの4頭は消しとします。

最終的に印をつけようと思っている馬は前述のドロップオブライトに加えて、キタノエクスプレス、バースクライ、スズハローム、ジャスティンスカイ、カンチェンジュンガ、アグリ、カリボールとなります。

ちなみに土曜日の中京競馬場の馬場傾向を見ていると、地力が問われるフラットな馬場でした。札幌や新潟内回りも同様の傾向だと思っています。

本命はキタノエクスプレスとします。キタノエクスプレスは、1週前追い切り、最終追い切りと抜群の動きを見せています。ダートから芝に替わってから連対を外していませんし、前走のバーデンバーデンCも、内をするすると上がっていき、最後は後続を振り切るというレースをしてみせました。この操縦性の良さと調教から、本命としました。
対抗は、スズハロームとします。前走の京王杯SCで内有利な馬場で内から3頭目を回して3着と力があることを示しました。調教の動きもキタノエクスプレスと同じくらい良いことが対抗の理由です。
短穴はカンチェンジュンガとします。1週前追い切りで自己ベストを更新し、最終追い切りも動きが良かったからです。
押さえの馬は以下の通りです。
バースクライは、2走前のオーシャンSで3着と地力が問われるフラットな馬場で好走しました。前走の北九州記念でこそ大敗しましたが、まだ見限れない馬ですので、相手には入れておきたいと思います。
アグリは、杉山晴紀厩舎への転厩初戦で、今までのは1週前追い切りで速い時計を出して、最終追い切りを軽めにする調教でしたが、今回は今までと比べると全体的に軽めの印象を受けます。ただ、時計は今までより遅いものの動き自体は悪くないと思います。しかし、1番人気が見込まれる中で、トップハンデということもあり、買っても押さえまでと考えています。
カリボールは、調教の内容をCWで多めに乗り込むように変えてから3、1着と好走しています。今回も同様にCWでしっかり乗り込まれており、状態も良さそうなので、押さえに入れておきます。
ジャスティンスカイは、前走の函館スプリントSで内有利な馬場でありながら、内から4頭目を回して0.5秒差の10着でした。距離ロスが無ければ実質的には3~4着争いをしていたとは思いますが、勝ち切るまでは無かったことと、それなりに人気になることが予想されるので、良くて押さえまでとします。

《結論》
◎キタノエクスプレス
〇スズハローム
▲カンチェンジュンガ
△アグリ、カリボール、ジャスティンスカイ、ドロップオブライト、バースクライ

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