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桜花賞の調教傾向と考察について

先週は買ったレースが全てハズレと、久しぶりにボウズになりました😥
これで底を打ったと思いたいところですが、果たして‥

さて、桜花賞は荒れることもありますが、勝馬は意外と人気の馬がなっていて、2〜3着馬が人気薄というパターンが多いようです。昨年の桜花賞は、内先行有利な馬場だったにも拘わらず、リバティアイランドが後方から外を捲って勝利と力の違いを見せつけて勝利し、三冠馬への一歩を踏み出しました。
今年の桜花賞は、「混戦」という感じのオッズになっていますが、どの馬が一冠目を勝利するのか楽しみな一戦です。

それでは桜花賞の2018年〜2023年の好走馬の調教傾向について見ていきましょう。

①勝馬は、2018年のアーモンドアイと2023年のリバティアイランドを除いて調教本数が標準以上の併用調教で、最終追い切りでW最速に該当していた。
②3着以内に好走した馬の最終追い切りの場所はトラックでも坂路でも良いが、関東馬であれば南W、関西馬ではCWか坂路だった。
③3着馬以内に好走した馬は、併用調教か坂路単一調教であれば少なくても良いが、最終追い切りでW最速に該当しているか、上がり1ハロン最速でないレシステンシアは坂路4ハロン49.5秒と速い時計を出していた。
④3着以内に好走した馬は、レシステンシアとアーモンドアイ(モヤで計時不能だったが恐らくW最速)以外は最終追い切りで上がり1ハロン最速(大半はW最速)を出していた。

ということで、桜花賞の勝馬は標準以上の本数を乗られた併用調教馬がなっており(後の三冠馬となった昨年のリバティアイランド、2018年のアーモンドアイを除く)、まずは併用調教をしていることが重要です。実際に過去6年で3着まで好走した馬の18頭中14頭が併用調教となっています。

それでは今年の調教過程を見てみましょう。

今年の出走馬で併用調教だった馬は、

ワイドラトゥール(標準併用)
クイーンズウォーク(多め併用)
イフェイオン(少なめ併用)
キャットファイト(多め併用)
ハワイアンティアレ(多め併用坂路主体)
コラソンビート(多め併用)
アスコリピチェーノ(多め併用)
セキトバイースト(乗り込み併用)
ライトバック(乗り込み併用トラック主体)
ステレンボッシュ(標準併用トラック主体)
テウメッサ(多め併用)
エトヴプレ(多め併用坂路主体)
チェルヴィニア(乗り込み併用)

となり、18頭中13頭を占めました。
この13頭に調教本数が標準未満というフィルターを掛けると、イフェイオンが脱落します。

次に③の最終追い切りで上がり1ハロン最速だった馬(ベストはW最速)というフィルターを掛けると、ハワイアンティアレとコラソンビート、ライトバック、エトヴプレが脱落します。

残った馬は、
ワイドラトゥール(標準併用)
クイーンズウォーク(多め併用)
キャットファイト(多め併用)
アスコリピチェーノ(多め併用)
セキトバイースト(乗り込み併用)
ステレンボッシュ(標準併用トラック主体)
テウメッサ(多め併用)
チェルヴィニア(乗り込み併用)
となりました。

この8頭の前走を振り返ってみると、
ワイドラトゥールは、前々走の紅梅Sで強い競馬をしたものの、前走のチューリップ賞では絶好の位置を追走しながらも惨敗しました。ここまで負ける馬ではないと思うのですが、距離が少し長かったのかもしれませんし、勝利と惨敗を繰り返している馬なので、気性的にも難しいところがあるのかもしれません。
クイーンズウォークは、前走のクイーンCで強い競馬をして1着と力があることを示しました。フットワークが大きくて、返し馬での動きも抜群でしたので、デキも良かったのだと思います。陣営が言うようにオークス向きなのかもしれませんが、押さえには入れておきたい1頭です。
キャットファイトは、前走のアネモネSを勝っていますが、そのアネモネSでは1頭だけ最内を回っていました。内有利という馬場ではありませんでしたが、最内の僅かなグリーンベルトを通っていた恩恵もあったと思います。流石に今回は厳しいとみて消しとします。
アスコリピチェーノは、昨年の阪神JFの勝馬でそのレースでは1番強い競馬をした馬です。馬体の成長も見られますし、ここは対抗とします。
セキトバイーストは、前走でやや内有利な馬場で逃げて9番人気ながら2着と好走し桜花賞の権利を取りました。今回は先行する馬も多いですし、すんなり逃げるというのは難しそうです。また先週までの阪神外回りは、地力が問われるフラットな馬場でしたので、先週と同じ馬場であれば、少し厳しいと考え消しとします。
ステレンボッシュは、1週前追い切りでハヤヤッコを突き放して先着、最終追い切りでもかなり後ろから追いかけて併入と2週続けて良い動きを見せています。アスコリピチェーノに迫った実力は侮れませんので、押さえておきます。
テラメッサは調教の動きが良いので、好走例のほとんどないアネモネS組ですが、押さえには入れておきます。
チェルヴィニアは、ルメール騎手が落馬負傷のためムルザバエフ騎手に乗り替わりとなりましたが、力は誰もが認めるところです。1週前追い切りの動きが物足りませんでしたが、最終追い切りでは、併せた馬を煽る動きを見せていましたので、状態は上がってきているとみて相手に加えます。

残りの坂路単一調教馬とトラック単一調教馬ですが、トラック単一調教馬は、国枝厩舎の馬しか好走例が無いので、マスクオールウィンは消しとします。
坂路単一調教馬は、シカゴスティング、スウィープフィート、ショウナンマヌエラ、セシリエプラージュがいますが、前走で強い競馬をしたスウィープフィートとセシリエプラージュを残してショウナンマヌエラとシカゴスティングを消しとします。
本命はセシリエプラージュとします。
410㌔ほどしかない小柄な牝馬ですが、新馬戦は直前で前が詰まって手綱を強く引いて後は満足に追えないままゴールしての負けでしたし、2月17日の3歳1勝クラスでは、馬体が細くパドックでもチャカチャカして落ち着きがありませんでした。前走のフィリーズレビューも内有利(栄光の競馬道の菅田英治さんの見解はやや内有利)の馬場で大外をブン回しての0.3差の3着なのでコラソンビートとはもっと際どいレースをしていたはずです。セシリエプラージュの母親のアットザシーサイドは、フィリーズレビューで2着して桜花賞で3着、祖母のルミナスハーパーは阪神JFで3着と阪神1600㍍で好走しています。上位陣との力の差はあるかもしれませんが、応援の意味も込めての本命です。

頑張れ、セシリエプラージュ😆👊

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