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宝塚記念の調教傾向と考察について

先週は◎ホールネスが3着、◯エーデルブルーメが2着と好走していながらも、勝馬のアリスヴェリテが抜けと残念な結果となりました。アリスヴェリテと同じ坂路単一調教馬だったジューンオレンジを▲にしたんだから、アリスヴェリテも押さえとけよって話ですが、仕方がないですね😥

さて、泣いても笑っても春のGⅠも今週の宝塚記念で一区切りです。
しかし、今年の宝塚記念は阪神競馬場の改修工事があるとのことで、ディープインパクトが勝った2006年以来18年ぶりに京都2200㍍で行われます。
調教の傾向は、はっきり言って分からないというのが本音ですが、ここでは同じ条件で行われた京都記念を参考にするしか無さそうです。
ちなみに唯一調教のデータが残っている2006年の宝塚記念は、断然人気のディープインパクトが勝ちましたが、2着・3着は人気薄で決まっています。
ただ、他の年はそこそこ堅めの決着で3着が人気薄だったということが多いようです。

それでは、京都記念(京都開催のみ)の過去6年の調教傾向は次のとおりです。

①3着以内に好走した馬は、併用調教の馬が18頭中12頭を占め、残りは坂路単一調教の馬で6頭だった。
②3着以内に好走した馬は、標準以上の本数を追われている馬が15頭、標準より少ない馬が3頭だった。
③勝馬は6年全てで標準以上の本数を追われた馬で、3着以内に好走した馬で見ると上がり1ハロン最速がベストも、坂路で4ハロン52秒台であれば上がり1ハロン最速で無くてもよかった。
④好走した馬の最終追い切りは、場所がトラックの場合上り1ハロン最速であることが条件で、坂路であれば上り1ハロン最速か、4ハロン52秒台より速い時計を出していた。

というこで、まずは全馬の調教タイプを見ていきましょう。

シュトルーヴェ(多め併用)
ジャスティンパレス(乗り込み併用)
ドウデュース(乗り込み併用トラック主体)
ベラジオオペラ(多め併用)
ディープボンド(少なめ併用)
ヒートオンビート(乗り込み併用)
プラダリア(多め併用)
カラテ(多め坂路)
ソールオリエンス(多めトラック)
ローシャムパーク(乗り込み併用)
ヤマニンサンパ(標準坂路)
ブローザホーン(多め併用)
ルージュエヴァイユ(乗り込み併用)

宝塚記念に出走する全13頭の調教タイプは上記のとおりとなりました。

【参考データ】

調教傾向①②③から、好走馬は標準以上の本数を追われた併用調教の馬が中心となっているので、調教本数が標準以上の併用調教の馬を挙げると、

シュトルーヴェ(多め併用)
ジャスティンパレス(乗り込み併用)
ベラジオオペラ(多め併用)
ドウデュース(乗り込み併用トラック主体)
ヒートオンビート(乗り込み併用)
プラダリア(多め併用)
ローシャムパーク(乗り込み併用)
ブローザホーン(多め併用)
ルージュエヴァイユ(乗り込み併用)

と9頭となりました。

この中からヒートオンビートは、近走で全く走れておらず、流石に年齢的にも好走は難しいと判断し、消しとします。

シュトルーヴェは、3連勝中で重賞も2連勝中ですが、相手を見るとそこまで強い馬がいなかった印象をうけるので、勢いは怖いのですが、消しとします。

さて、土曜日の馬場を見ていると、外有利か外差しといった感じに思われました。そのため、外枠から差してくる馬を中心に買いたいと思っています。

ジャスティンパレスは、4歳春から本格化し、昨年1年は全て4着以内と好走しました。しかし、今走は併せ馬で、そこまで走れていない感じをうけましたし、好位で競馬をするようになると思われますので馬場傾向と合わないと判断し消しとします。

プラダリアは、大阪杯で0.4秒差の6着。今回は2戦2勝と相性の良い京都外回りとなる点は良いと思います。ただジャスティンパレスと同様に好位で競馬をすることがマイナスに働く馬場傾向ですので消しとします

ベラジオオペラは、前走の大阪杯でGⅠ初制覇と勢いがあります。ただ、前走の大阪杯では最終追い切りがCWだったのに今回は坂路でした。最終追い切りを坂路で追われたのは過去8走の内セントポーリア賞を勝ったときのみで、あとのレースは全てCWだったことと、前2頭と同様に前目の好位で競馬をすると判断し消しとします。

ローシャムパークは、大阪杯で2着と力があるところを示しましたが、調教を見ていると少し従順さに欠けるような感じを受け、折り合いに難があるのかなといった印象です。またこの馬も好位で競馬をすることになりそうですので消しとします。

本命はブローザホーンにします。ブローザホーンの調教タイプは多め併用で、最終追い切りはW最速に該当しました。調教傾向からも何の問題もありませんし、ブローザホーンは、前走の天皇賞(春)、前々走の阪神大賞典で馬場傾向とは反対の競馬をしての好走であり(天皇賞(春)のテーオーロイヤルは、それ以上に強かったのですが)、力は間違いなく足りると思っています。
また馬場が悪くなっても全く苦にしないということもプラスになりそうです。

昨年の皐月賞馬で3冠全てで3着以内になったソールオリエンスは、調教タイプが多めトラックでトラック単一調教となりました、過去6年の京都記念の調教傾向からはハズレてしまいましたが、前回の京都開催だった宝塚記念で2着だったナリタセンチュリーも少なめトラックでトラック単一調教でしたし、京都開催の宝塚記念は、中山記念で好走した馬が結構馬券に絡む結果となっています。ソールオリエンスは内先行有利な馬場で行われた今年の中山記念で、馬場の内側、前目で競馬をした馬たちが3着までを占める中、後方から内から6頭目くらいを回って0.5秒差の4着まで追い込んできており、実質の勝馬といえる存在です。そのため、ソールオリエンスを対抗とします。

ルージュエヴァイユは、牝馬ながら大阪杯で3着と好走しました。調教タイプは乗り込み併用で、坂路での最終追い切りもエリザベス女王杯2着の実績があるので問題ありません。最終追い切りでは持ったままで併走馬を圧倒しましたし、デキに問題はなさそうなので短穴とします。

ドウデュースは前走のドバイターフこそ、前が詰まってまともに競馬ができなかったこともあり、5着となりましたが、それを除けば非根幹距離で行われたレース全てを勝っています。初の京都というのがどうかですが、力は1枚上といえる存在ですし、デキも良さそうです。ただ内枠に入ってしまったのが気になることと、京都競馬場が初めてであること、日本での重馬場が初めてであることなどの不安があるので、押さえまでとします。

あとは過去6年の京都記念における調教傾向で併用調教以外で馬券となった坂路単一調教馬のカラテとヤマニンサンパですが、カラテは近1年間で掲示板に載ることができておらず、さすがに年齢による力の低下を感じさせます。そのためカラテは消しとします。

残りのヤマニンサンパは、調教タイプは標準坂路で、最終追い切りでは上がり1ハロン最速をマークしました。前走の鳴尾記念ではゴール前に鋭い脚で差してきましたが、少し届かずの4着であり、京都外回りに替わる今回は、この末脚が活きると考えて押さえに入れておきます。

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