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天皇賞(秋)の1頭診断(ドウデュース)
昨日に続いてドウデュースの調教をチェックしていきたいと思います。
まずは昨年のジャパンカップの調教過程です。
【ジャパンカップ出走時】
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ドウデュースは、以前は併用調教を中心としていましたが、この頃からトラック中心の調教をするようになりました。
ジャパンカップの時も調教本数こそ多いものの、CWコースのみで仕上げられており、過去の好走馬にはアーモンドアイしかいない調教タイプでした。
結果は、イクイノックスから0.9秒差の4着ですから、調教の内容的にも悪かったのかなといった印象です。
【有馬記念出走時】
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有馬記念でも前走と同様にトラック単一調教で臨みました。1週前追い切り、最終追い切りと上がり1ハロン11.0と鋭い動きを見せていました。
有馬記念の過去の好走馬でトラック単一調教だったのは、クロノジェネシスとジェラルディーナでしたが、ともに最終追い切りでW最速に該当していたので、ドウデュースも同じような調教だったというところです。
結果は、1着で天皇賞(秋)とジャパンカップの雪辱を果たしました。
【宝塚記念出走時】
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ジャパンカップと有馬記念と違い、坂路を少し絡めた調教をしてきました。
調教の動きは相変わらず良かったと思いますが、この日の京都外回りは、外が有利な馬場でしたので、内枠に入ってしまったのも運が無かったと思います。
スタートしてすぐに挟まれてエキサイトしてしまったのも悪かったのか、最後の直線でジリジリと伸びたものの6着まででした。
外枠に入っていれば結果も違ったかもしれませんし、この宝塚記念だけで評価を下げる必要はないと思います。
【天皇賞(秋)最終追い切り前】
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友道厩舎らしく調教本数は多いのですが、9月20日〜28日まで速い時計を出していません。
9月29日以降はしっかりと時計を出していますし、坂路を絡めた併用調教をしているのも良いと思います。
1週前追い切りでも武豊騎手が絶賛していたように、杞憂に終わる可能性もある訳ですが、正直嫌な感じが拭えません。
買ったとしても押さえまでかな?と今のところは思っています。