フェアリーSの調教傾向と考察について
年始に金杯で乾杯と行きたかったのですが、ボーンディスウェイを本命として3着と、なんとも消化不良な結果となりました。
フェアリーSも1勝馬が中心でなんとも難解なレースとなりそうですが、しっかり予想して的中したいものです。
それでは、いつもの様に過去6年のフェアリーSの好走馬の調教傾向を見ていきたいと思います。
①過去6年の勝馬は、調教本数に関係なく併用調教かトラック単一調教の馬だった。
②勝馬の最終追い切りは、2024年のイフェイオンを除いて上がり1ハロン最速(2頭はW最速)の馬だった。
③3着以内に好走した馬は併用調教の馬が18頭中12頭と大半を占め、トラック調教の馬が5頭、坂路単一調教の馬が1頭だった。
④3着以内に好走した馬の最終追い切りは、調教本数が標準以上であれば最終追い切りが上り1ハロン最速で無くても良いが、本数が少ない場合は上がり1ハロン最速だった。
ということで、フェアリーSで好走する馬は、併用調教かトラック単一調教の馬ということになりそうです。またどちらかというと調教本数は、標準より多いほうが良いというところでしょうか。
今回の出走馬の中で、調教本数が標準以上の併用調教かトラック単一調教の馬を挙げると、
キタノクニカラ(乗り込み併用)
ネーブルオレンジ(標準併用)
ハードワーカー(標準併用)
ミーントゥビー(標準併用)
ホウオウガイア(乗り込み併用)
レイユール(乗り込み併用)
ルージュミレネール(標準トラック)
エストゥペンダ(標準併用坂路主体)
エリカエクスプレス(標準併用坂路主体)
ティラトーレ(標準トラック)
レモンバーム(標準トラック)
の11頭が該当しました。
過去6年で3着以内に好走した馬の最終追い切りを見てみると、トラックで4ハロン53秒台より速い時計を出していました。また54秒台以上の馬(昨年のマスクオールウィン)は最終追い切りがW最速に該当していました。
上記の11頭からこの条件に該当しなかった馬は、
ハードワーカーの1頭だけでした。まずハードワーカーを消しとします。
次に最終追い切りが美浦坂路か栗東坂路だった馬の最終追い切りを見ると、美浦坂路であれば4ハロン53~54秒台、栗東坂路であれば昨年のイフェイオンのみで4ハロン55秒台でした。
上記の11頭からハードワーカーを除いた10頭からこの条件に該当しなかった馬は、キタノクニカラ、ネーブルオレンジの2頭でした。よってこの2頭を消しとします。
結果として残ったのは8頭ですが、まだ多いので今までのレース内容から絞り込んでいきたいと思います。
過去10年の好走馬を見てみると栗東所属馬は上位人気でも凡走する傾向にありました。過去10年の内、3回の好走がありますが、5番人気~8番人気の馬が好走している傾向にあります。
今回の出走馬の中で上記に該当するのは、ジャルディニエ、モルティフレーバーの2頭でした。そのため、ジャルディニエとモルティフレーバーを残し、エリカエクスプレスとネーブルオレンジ(2回目)を消しとします。
エストゥペンダは、今までの3走全てで馬場傾向に合った競馬をしての好走であり、消しとします。
またミラーダカリエンテもエストゥペンダと同じ理由で消しとします。
本命は、ルージュミレネールとします。
走るごとに馬体重が増えており、成長がうかがえますし前走の1,800㍍から1,600㍍の短縮も良い方向に出そうです。逃げなければいけない馬でもありませんし、デキも良さそうなので、思い切って狙ってみたいと思います。
対抗はレイユールとします。
レイユールは、新馬戦を解消した後、出世レースの赤松賞で0.1秒差の2着。相手が強かったと思いますが、直線で外に膨れたことによる距離ロスがあったことも事実です。
短穴はジャルディニエとします。
調教本数は少ないですが、最終追い切りはW最速に該当しており、デキも良さそうです。
ミーントゥビー、ホウオウガイア、モルティフレーバー、ティラトーレ、レモンバームを相手に加えます。