毎日王冠の調教傾向と考察について
土曜日のサウジアラビアRCでは、2番人気のアルテヴェローチェを本命にしてそのアルテヴェローチェが見事に勝利し、相手に選んだタイセイカレントとの馬連と3連単を的中することができました。
アルレッキーノは、調教本数があまりに少なかったことと調教タイプがあまり好走したことのないタイプだったこともあり、一応△を打ったものの敗けるのではないかと考えていました。結果としては伸びきれず5着でしたので、間違っていなかったということでしょう。
さてそれでは、毎日王冠の過去6年の好走馬の調教傾向を見ていきましょう。
①3着以内に好走した馬はダノンザキッドを除いて、調教本数を標準以上追われた馬だった。調教本数が少なかったダノンザキッドは最終追い切りでW最速に該当していた。
②3着以内に好走した馬の調教タイプは18頭中14頭が併用調教の馬だった。次いで標準以上のトラック単一調教の馬が3頭、坂路単一調教の馬が1頭だった。
④3着以内に好走した併用調教馬の大半は最終追い切りで上がり1ハロン最速を出していた。最終追い切りで上がり1ハロン最速じゃなかった馬は多め以上の調教本数だった。
⑤勝馬の調教タイプは本数が標準以上の併用調教が5頭、本数が標準以上のトラック単一調教の馬が1頭だった。また6頭全てが最終追い切りで上がり1ハロン最速を出していた。
ということで、毎日王冠は基本的に調教本数が標準以上で併用調教の馬が強いと言えそうです。
それでは、今回の出走馬の中で標準以上の調教本数をこなしていて併用調教だった馬は次の通りです。
ニシノスーベニア(乗り込み併用)
エアファンディタ(多め併用)
ダノンエアズロック(多め併用)
ローシャムパーク(乗り込み併用)
シックスペンス(乗り込み併用トラック主体)
ヨーホーレイク(乗り込み併用坂路主体)
オフトレイル(乗り込み併用坂路主体)
エルトンバローズ(標準併用)
14頭中8頭が好走馬の資格を持っていることとなりました。
土曜日の東京競馬場の馬場を見ていると地力が問われるフラットな馬場と思われましたので、近走が冴えないエアファンディタは消しとします。
また、併用調教でも調教本数が少ない馬を挙げると、
ヤマニンサルバム(少なめ併用坂路主体)
カラテ(少なめ併用坂路主体)
トップナイフ(少なめ併用)
マテンロウスカイ(少なめ併用坂路主体)
の4頭となりました。この4頭は全て消しとします。
次に勝馬も出ているトラック単一調教の馬ですが、今回の出走馬の中で該当したのは、
ホウオウビスケッツ(乗り込みトラック)
シルトホルン(少なめトラック)
の2頭でした。
この内、シルトホルンは調教本数が少ないことから消しとします。
最終的に残った馬は、
ニシノスーベニア(乗り込み併用)
ダノンエアズロック(多め併用)
ローシャムパーク(乗り込み併用)
シックスペンス(乗り込み併用トラック主体)
ヨーホーレイク(乗り込み併用坂路主体)
オフトレイル(乗り込み併用坂路主体)
エルトンバローズ(標準併用)
ホウオウビスケッツ(乗り込みトラック)
の8頭となりました。
この内、世代レベルが疑問な3歳馬であり、春のクラッシックで好走できていないダノンエアズロック、シックスペンス、オフトレイルの3頭を消しとします。
最終的に残った馬は、ニシノスーベニア、ローシャムパーク、ヨーホーレイク、エルトンバローズ、ホウオウビスケッツの5頭となりました。
本命はローシャムパークとします。
キレる脚は使えませんが、GⅠでも結果を出していることから、このメンバーでは力は上位と言えます。
次いで対抗はヨーホーレイクです。
2年以上の休みを取りながら復帰してからは安定した成績を残しています。元々同世代のGⅠで活躍していた馬ですので、これからの競馬も楽しみといえる存在です。
あとはエルトンバローズを短穴、ホウオウビスケッツ、ニシノスーベニアを相手に加えます。
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