見出し画像

エリザベス女王杯の調教傾向と考察について

先週は土曜日に京王杯2歳Sを的中するも、予想したアルゼンチン共和国杯はハズレと結果的にプラマイゼロで終了しました。勝馬のハヤヤッコの調教タイプは多めトラックで最終追い切りがW最速に該当していました。調教本数が多い併用調教の馬を選んで予想しましたが、結果的にトラック単一調教の馬も好走例があったので、もう少し考えれば良かったのかもしれません。ただ、ハヤヤッコの最終追い切りは併せ馬で遅れていましたし、ちょっと狙いづらい馬でした。いずれにしても本命にしたサヴォーナは8着と全く勝負になりませんでしたし、全然ダメでしたね。
今週はエリザベス女王杯を予想しますが、ここ3週は日曜日のメーンを的中できていないので、すっきりと当てたいところです。

それでは、いつもと同じように過去6年の好走馬の調教タイプを見ていきたいと思います。

①好走馬の調教本数は標準以上の馬が18頭中16頭と多く、本数が少なくても好走した馬は最終追い切りを坂路で追われていた。
②好走馬の調教タイプは坂路単一調教の馬が18頭中9頭と多く、次いで併用調教が6頭、トラック単一調教の馬が3頭だった。
③好走した馬の最終追い切りは、坂路単一調教の場合は上がり1ハロン最速で無くても良いが、併用調教かトラック調教の場合は上がり1ハロン最速であることが条件。
④勝馬は、併用調教、坂路単一調教、トラック単一調教で各2頭だった。調教本数は標準以上の馬が6頭中5頭で少ない馬は併用調教の馬だった。

この好走馬の調教傾向から言えることは、
①調教本数が標準より多い馬であること。
②坂路単一調教か併用調教の馬であること(坂路単一調教の馬は栗東所属馬であること)。
③トラック単一調教の馬は関東馬が2頭、関西馬が1頭であり、マリアライトを除いた2頭は既にGⅠを勝っている馬だった。トラック単一調教の馬は2-1-0-0の成績であるので注意が必要。

まず、調教本数が標準以上の馬を確認していきましょう。
エリカヴィータ(標準トラック)
コスタボニータ(多め併用)
コンクシェル(標準併用)※1週前追い切り後週末の時計無し
シンリョクカ(標準併用)
スタニングローズ(乗り込み坂路)
ハーパー(多め併用)
ピースオブザライフ(標準併用坂路主体)
ホールネス(標準併用)
ライラック(多め併用)
ラヴェル(多めトラック)
ルージュリナージュ(多め併用坂路主体)
レガレイラ(標準併用)

勝馬をみると標準よりも多い調教本数を追われていた馬が多い傾向にあります。
そこで勝馬となりうる標準より多く追われている馬をあげると

コスタボニータ(多め併用)
スタニングローズ(乗り込み坂路)
ハーパー(多め併用)
ライラック(多め併用)
ラヴェル(多めトラック)
ルージュリナージュ(多め併用坂路主体)

と上記の6頭が該当しました。
土曜日の京都外回りは、地力が問われるフラットな馬場でしたので、基本的に力が足りないと思われるコスタボニータとルージュリナージュ、近走が冴えないライラックを消しとすると、スタニングローズ、ハーパー、ラヴェルが残りました。

この中でスタニングローズを本命とします。
スタニングローズはクイーンS以来の休み明けですが、中間は坂路で8本と十分な乗り込みを消化しています。その前走のクイーンSは6着でしたが、1、2着馬が51㌔という軽量であったなか、57㌔を背負い0.2秒差でしたので、6㌔も重い斤量を背負っていたことを思うと全く悲観する内容ではありませんでした。またスタニングローズの調教タイプは坂路単一調教であり、最も好走した馬が多い調教タイプでした。C・デムーロ騎手に乗り替わりとなりますが、調教の動きも良く、復活勝利に期待したいところです。

対抗はレガレイラとします。
前走のローズSは内先行有利な馬場傾向でありながら、馬場傾向と真逆の競馬をして0.4秒差の5着でしたので、こちらも全く悲観する内容ではありませんでした。調教の動きも悪くないと思いますが、木村厩舎で2頭の併せ馬というのは、少し負荷の強度という面で物足りなさを覚えました。その分の割引で対抗としました。

短穴はシンリョクカとします。
前走は馬場傾向にマッチしたレースをしての勝利でしたが、今回の調教を見ていると、1週前追い切りで自己ベストを更新し、動きも抜群でした。実績的に見劣るところもあるので短穴としましたが、阪神JFでリバティアイランドに迫った力を発揮して欲しいところです。

あとは、最初に残していたハーパーとラヴェルを押さえとします。


いいなと思ったら応援しよう!