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「むきだしな総会へようこそ」Vol.1

2025年1月8日、22世紀アート11期総会が「むきだしな総会へようこそ」というタイトルのもと開催されました。このタイトルには、企業の課題も成果も志も隠さず共有し、また社員全員で未来へと踏み出す覚悟が込められています。
vol.1では、大きな変革の年であった10期目の振り返りについてお伝えします。


揺れ動いた10期目:挑戦と成長の一年

事業としては様々な発展を遂げた一方で、10期目は22世紀アートにとって大きく揺れ動いた1年でもありました。2年連続での黒字を達成する成果を挙げる一方、上層部にとっては小規模事業者から企業としての役員・経営者へと転換する難しさに直面し、課題が山積みの非常に苦しい期間でもありました。
いかに内部を整え、企業としてのブランディングを確立し、さらなる成長へと繋げるか。10期目は本当に様々な課題と向き合う一年だったと言えます。

組織強化と理念のアップデート

役員間での度重なる議論を経て、経営理解が深まり、各部署で週次MTGを開始。これにより組織の仕組みを強化しました。また、理念を見直し、それに基づいた事業へのアップデートを実施。メイン商材の確立を進めることで、新たな事業基盤を構築しました。また業績面では、9期から始まった事業見直しの仕上げとなった10期目は受注(-2%)、売上(-14%)が減少しましたが、経費削減(-17%)により営業利益は前年比+198%となり、黒字を維持しました。
これらの努力を経て、10年という節目の年を迎えた22世紀アートは、次なる一歩を踏み出すための新体制を整えることができました。

総会中の様子。リモート社員はZOOMにて参加しました。

支え続けた社員たちの存在

10期目を振り返るうえで欠かせないのが社員一人一人の存在です。まさに『精鋭』とも言える社員たちが、日々の努力と挑戦を重ね、会社を支えてきました。
そんな社員たちの功績を讃えるため、今回の総会では様々な賞が用意されました。選考の一環として、社員は「今期、自身が挑戦してきたこと」をテーマにしたスピーチを行い、その内容は後日、動画やテキストで社内に共有されました。

栄えある「社員感謝賞」

全社員の中からたった一人が選ばれる「社員感謝賞」です。この賞は、「その人が会社にいたことで社員全員が助かった」と感じられる人物に贈られます。社員スピーチを参考にした投票によって決定され、その結果、感謝信頼を集めた受賞者が選ばれました。
10期目を支えた社員たちの功績と努力に感謝しつつ、新たな成長を目指す22世紀アートの姿が、この総会を通じて浮かび上がりました。

トロフィーは誰の手に?!

社員感謝賞:「社員を支えた中心人物に贈る賞」

総務経理部:柳川さん

柳川さんは、会社理念を深く理解し、社員が「より良い環境で働く」ために何が必要かを考え、具体的な行動で示してきました。特に今期の構造改革では、業務の効率化や社員の声を経営に繋げる役割を担い、スムーズな体制移行を支えました。
その誠実丁寧な対応は社員からも高く評価され、働きやすい環境づくりと会社全体の成長に大きく貢献した柳川さんの姿勢と実績は、22世紀アートの成長を支える柱となっています。

柳川さんへは、備品購入費として社長よりAmazonギフトカート10万円分が贈呈されました。

「社員感謝賞」柳川さん、おめでとうございます!!

次に発表があったのは「挑戦賞」です。

挑戦賞:「会社の成長を支えた5名の受賞者」
挑戦賞は「その人が会社にいたことで会社が成長した」と感じられる人へ送られる賞です。

編集企画部:赤嶺さん

赤嶺さんは、kaponoプロジェクトを通じて、22世紀アート本来の“心”で創り出す本の価値を追求しました。「一人の想いを人々の感動に変える」という理念を掲げ、代表の向田と共にプロジェクトを立ち上げ、「頭ではなく心で書いた“本モノ”を届ける」という新しい企業ブランディングを成功させました。この取り組みが高く評価されました。

執筆企画部:元吉さん

元吉さんは、会社の方向性を的確に把握し、「今、何をすべきか」を明確に捉えながら作家様が満足する作品を提供し続けました。その信念が取材出版や自費出版の可能性を広げ、YORISOIプロジェクトの立ち上げを成功に導きました。作家からの高い評価を受け、担当者に抜擢されたこの挑戦は、小規模事業者を支援する新たな価値を生み出しました

法人出版企画部:片山さん

片山さんは、BtoB営業の壁を打ち破り、新たな事業領域を開拓しました。「百折不撓」やYORISOIプロジェクトで相手のニーズを的確に捉え企画を進化させる挑戦を重ねました。特にBtoBの新規顧客獲得は片山さんの努力なくしては実現し得ず、BtoC事業の限界を超える新たな可能性を切り拓いた功績が高く評価されました。

総務経理部:渡邉さん

渡邉さんは、急な人員不足で経理業務が危機的状況に陥る中、「まずはやってみる」という前向きな姿勢で課題に即座に対応しました。その責任感行動力により、業務を滞りなく進め、社員が安心して業務に集中できる環境を整えました。この取り組みが社内外に感謝と信頼を広げた功績として評価されました。

プロダクション部:高橋さん

高橋さんは、制作部が抱える過去の業務エラーに正面から向き合い課題を徹底的に分析・解消しました。この取り組みにより、制作部の抜本的な改革と制作クオリティの大幅な向上を実現。作家様からの
クレームも大幅に減少し、会社全体の成長を支える基盤を築いた挑戦が高く評価されました。

リモート勤務を含む5名の方が受賞!おめでとうございます!!

最後に社長賞の発表がありました。

社長賞:「会社の存続と成長を支えた社員に贈る賞」
社長賞は、「その人がいなければ会社が成立しなかった」と言えるほど、企業の存続と成長に大きく貢献した社員に贈られる賞です。3名が選ばれました。

出版部:中野さん

中野さんは、会社の構造改革が進む中、受注や資金繰りで役員とともに最前線で戦い続けました。施策や組織編成が目まぐるしく変わる状況でも迅速かつ前向きに対応し、会社の基盤を支えました。その取り組みは、会社存続の原動力となり、社員全体のモチベーション維持にも繋がりました。「彼がいなければ会社はもたなかった」と言われるほどの貢献が評価されました。

経営企画部:石渡さん

石渡さんは、度重なる部署移動にも柔軟に対応しながら成果を上げ続けました。特に、誰もが躊躇する困難な案件にも果敢に挑み、停滞していたTVer CMや漫画制作プロジェクトを前進させるなど、大きな貢献を果たしました。「百折不撓」「不撓不屈」、さらにはYORISOIやkaponoといったプロジェクトの継続も、石渡さんの尽力なくしては難しかったことでしょう。困難な状況でも迅速かつ着実に行動し、会社の未来を切り拓いた姿勢が高く評価されました。

総務経理部:柳川さん

柳川さんは、「当たり前の会社にする」という信念のもと、経営方針を的確に理解し、それを行動に落とし込むことで改革を力強く推進しました。常に「会社のため」を考えた行動力挑戦が、組織の成長を大きく支えました。柳川さんがいなければ改革がここまで進まなかったと言えるほどの貢献が評価され、受賞に至りました。

社長賞の3名!柳川さんW受賞!おめでとうございます!

志をもった社員たちが創る新たな時代

受賞された方も、惜しくも受賞されなかった方も、一人一人の支えがあってこそ、現在の22世紀アートが成り立っているのは間違いない事実です。その中でも、今回受賞された方々には「業務の先にあるこだわりをしっかり見せた人たち」という共通点があったようです。
社員の皆さんのスピーチはどれも素晴らしく、取材をしながら編集者自身も心が熱くなる瞬間を何度も感じました。そんな社員一人一人の素晴らしさが伝わるエピソードを一つご紹介します。

顧問・児島保彦先生からの言葉

22世紀アートでは、経営コンサルタントの児島保彦先生を顧問としてお迎えしています。10期目は内部の混乱もあり、一時的にご指導をお休みいただいていました。しかし、役員が再び「経営」を学び直し、行動できる状態を整えたことで、今年再び先生を招聘する運びとなりました。
その児島先生に、今回の社員スピーチをご覧いただいたところ、このようなお言葉を頂戴しました。

経営コンサルタント:顧問 児島保彦先生

「こんなにも一人一人の意識の高い会社に私は出会ったことがない。」

社員一人ひとりのスピーチや受賞者のスピーチは、非常に具体的で、向上心にあふれ、誠実さと感謝の気持ちに満ちている──

と先生は絶賛してくださいました。

この言葉を受けた代表の向田も非常に誇らしげな表情を見せていました。
まさに、志をもった社員と共に新たな時代を創り出すことができる土台を10期目は整えることができたと言っても過言ではありません!

10期目で築かれた土台

10期目を通じて、志を持った社員たちと共に、新たな時代を創り出すための土台を整えることができたといっても過言ではありません。社員一人ひとりがそれぞれの役割に全力を尽くし、互いに支え合いながら、さらにその先を見据え成長していくこの姿勢こそ、22世紀アートの未来を形作る原動力です。
総会の前期振り返りとして最後にこのような言葉が掲げられました。

「ちゃんと前に進んでいる」
「でも、もっとやれる」

役員体制や事業、理念が確立し、土台作りに成功。さらに黒字決算という成果を上げるなど、確実に前進していることが明確になりました。一方で、企業としての本格的な成長はこれから。10期目で整えた基盤を最大限に活かし、さらなる飛躍を目指す段階に突入します。

総会で10期の振り返りを語る代表向田

次回のvol.2では、11期に向けた展望とさらなる挑戦についてお届けします。どうぞご期待ください!

編集:福本千恵

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