HUNTER×HUNTERの新刊がでていた
先日、ネットカフェに行った時に「HUNTER×HUNTER」の新刊(38巻)が並んでいた。
「おおっ」
そう思い、さっそく手に取って読んでみたが、いまいち内容が入ってこない。
ここにきて王子たちの後継争いにともない登場人物が急激に増えて、中途半端な読み込みだと追いつけないのだ。また次に来た時に2~3巻前からじっくり読み直そうと思い、そのまま本を閉じたのだった。
「HUNTER×HUNTER」の魅力
漫画「HUNTER×HUNTER」は冨樫義博先生が書いた代表作であり、アニメ化も2回されている。
その2回は続きものではなく、別々のTV局で漫画の冒頭から製作され放送されていた。ちなみに作者は両方とも視聴済みである。
個人的には後から作られた日本テレビ版のほうが好みだ。
物語の概要
主人公の少年ゴン・フリークスが、また会ったことのない父親と同じハンターとなり会いに行く。
その途中でキルアという親友ができて、一緒に強くなりながらさまざまな困難に立ち向かっていく物語だ。途中、念能力などのさまざまな設定があり、それと絡み合った複雑な世界観が物語を面白くしていく。
冨樫先生の凄さ
この漫画、冨樫先生の体調が優れないせいか、1998年から連載しているものの休載頻度が多く物語がなかなか進まない。
それでも打ち切りにならないのは、やっぱり冨樫先生の凄さだろう。
緻密に考えられたキャラクターの性格や言動が、読むものを引き込んでいくのだ。数話しか登場しないサブキャラでさえ、魅力的でファンも多い作品である。
人間とは思えないようなキャラさえ、不自然さがほとんどないのはまさに凄いとしかいいようがない。
残虐なシーンとその意義
また、冨樫先生の作品は残虐なシーンが多いが、それがちゃんと物語に必要なパーツとなっている。自然な形で読んで行けるのだ。それが今の少年ジャンプの「呪術廻戦」や「カグラバチ」などに引き継がれていると思う。
連載は遅いのか
連載のペースが遅いと言っている人をたまにネットで見かけるが、12年間も続きが出ていない「ガラスの仮面」もある。あれも私としては、早く続きが読みたい作品だ。
ちなみに私が「HUNTER×HUNTER」で一番好きなキャラはパームである。
彼女が出てくることは二度とない気がする。