やまと屋

やまと屋

最近の記事

吉備サラブリトレーニングさんを訪れて

先日の10月7日に岡山県吉備中央町にある吉備サラブリトレーニングさんへ施設の見学を兼ねてお話を聞きに行ってきました。 そこで聞いたざっくりとした内容は既にツイッターの方に書いたのですが記録的な意味合いも含めてnoteにもまとめておこうと思います。 (吉備サラブリトレーニングがどんな施設なのかについてはこちらのHPをご覧ください) ・まず引退したサラブレッドのリトレーニングとは何かについて 吉備サラブリさんのHP内の活動内容の項目を見てもリトレーニングというものがどういった事

    • 猫と人と

      車で10分ほど上って行くとこじんまりとした展望台と広場、人が来てるのかどうか分からないような宿泊施設がある山が近所にある。 カメラを持ってどこかに出かけようかどうしようか遅めの昼食をとりながらぼんやりと考えていたが、天気は生憎の曇り空。 夕方からは雨予報も出ていたので足取りは重かったが、何となくふらりと数年ぶりに近所の山に行ってみる事にした。 春先は少しばかりのソメイヨシノや八重桜が咲くのだが、他にこれといって見所があるわけでもない寂れた場所。 今の時期に撮れるモノなんかあ

      • 引退馬の現実的な支援について

         この何気ない1枚の馬の写真、なんだか分かりますか? これはとある養肥場に連れて来られた元競走馬です。 2017年11月2日現在、写真に写る名も無きサラブレッドは生きています。 体全体が筋肉質であるため、運動をさせず馬房から出される事無く草を食べるだけの日々を過ごさせて肉が緩むのを待ち、そう遠くない将来 この1頭の元競走馬は食肉へと加工されます。 これは過去何十年、繰り返し議論され続けても未だに答えの出ない現在進行形の問題です。  今年度のサラブレッドの出産頭数を調べて

        • 鉄の女サンエイサンキューを通して見る競走馬の死について

           98年11月1日 忘れもしない秋の天皇賞 沈黙の日曜日 今もなお競馬ファンに語り継がれる1日 サイレンススズカが府中のターフで競走馬としての幕を下ろしたその日から遡ること4年前 94年の同じく秋 10月21日に静かに息を引き取った競走馬がいた 後に「鉄の女」と呼ばれる事になる1頭の名牝 サンエイサンキュー  今回この記事を書き始める前まで恥ずかしながらサンキューの名前はすっかりと忘れていた 先日、古くからの競馬仲間の友人と会話をしていた際に流れで思い返す事となったのだが

          メイショウ松本好雄氏を通して見る人と馬

           かつてメイショウサムソンというターフを駆け人を熱狂させた馬がいた 生涯成績27戦9勝 うちG1成績1着4回2着3回 紛れも無い偉大な馬であるが、その馬のオーナーが松本好雄氏 馬を中心とする競馬界で人との繋がりを大事にする大馬主の1人である  松本オーナーに対する人物像というのは数多くいる競馬ファンからしても大小差があり、若年層で馬主に興味のない人からは「誰?よく知らない」という人もいるだろうが冠名「メイショウ」を知らない人はいないと思う そして、これから書かれる事の多くは

          メイショウ松本好雄氏を通して見る人と馬

          蛭子さんを通して見る人が作る常識

          世間一般的に考える蛭子能収という男の印象とはどうなんだろうか ギャンブル好き 漫画家 タレントなど肩書きは数多くあれどテレビ越しに受ける言動や振る舞いなど大方のイメージを集約すると「変な人」という一言に収まると思う googleで「蛭子能収」と検索して見るとウィキペディア、公式HPに続いて目に飛び込んでくるのはマジキチ伝説 クズエピソードの文字であり およそろくでもない人生を送ってこないとこれらのパワーワードが公式HPの真下に現れる事なんて思いつかない 芸能というカタギでは

          蛭子さんを通して見る人が作る常識