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ハリマ大王国とは?

みなさんこんにちは。文字だらけでコアな情報しか載っていないのに誰でも楽しく読めるフリーペーパーの縄文ZINEです。

最新号でもある縄文ZINE10に掲載されている広告に実はまったく意味のわからないものがあったと思うのですが、気づいていますでしょうか。そう、この広告です。

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書いてあるテキストは「こけし創作紙」、「土偶のささやき」。ハリマ大王国IN仙台(以下住所〜)のみ。それから妙に可愛い紙細工の土偶の写真。

はっきり言ってこの情報で何かわかる人はいないだろう。なぜなら僕もよくわかっていないからだ。ちなみに「ハリマ大王国」でググってみても何もわからない。

今年の2月か3月くらいのことだ。「望月さん(僕のこと)、ハリマ大王から電話です」事務所の女の子が、首を傾げながら繋いできた。僕も不承不承で電話を取ったところから始まった。「縄文ZINEに広告を載せたいのですが」。もちろん広告は募集中で願っても無い話ではあったのですが、その内容のあまりのわけのわからなさに少し二の足を踏んでしまったことをここで告白する。

正式名称は「ハリマ大王国IN仙台」。どうやら彼は土偶をモチーフにした作品を作っているらしい。で、それを告知したいとのことだ。どんなものかわからないので、どんな内容を載せたいのか送ってもらった。それを前提としたやりとりだ。

「個人的にすごく可愛いと思います。しかし、これを見て読者はどこにもアクセスできないので、ただ戸惑うだけではないでしょうか?」。「あ、でも誰かの記憶にこの名前がちょっとでも残ればいいと思って」。ハリマ大王国は駆け出しの漫才師のようなことを言っている。「せめてホームページとかメールアドレスとか連絡先を入れておかないとあまりにもなんだかわからないのではないでしょうか」。「ホームページもメールアドレスも持っていません」。ということで住所を載せることとなった。

そんなハリマ大王国IN仙台、9/29〜10/2まで池袋の東京芸術劇場での第10回ART CONFUSE展に何か出品するらしいのでもし興味があったら見に行ってみてほしい。全貌はまったくわかっていないが、可愛い紙のこけしを作っている。個人的には広告の土偶は良い作品だし、ぜひ見に行こうと思っている。会場には大王(というわけではないらしいが)本人はいないらしい。

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