9月
いい事を思いついた。
9月の締め切りに送りたい1作がある。
主人公をある人に仕立てようとしてたんlだけれど。
自分が経験のないものを体験談のように小説として一つの物語を作る力量は私にはなかったらしい。
一日、一冊、小説を読むようになった。
中村文則さんに打ちのめされて、心臓がバクバクする。
余計に自信を無くして、小説家になる夢が遠のいていく気がして、また気が滅入る。
何で、経験した事ないのに一人称でかけちゃうんだろう。
「経験したことなくたって、その人に憑依して書けないのであれば小説家なんて務まらないですよ」
なるほど。
プロになる前から締め切りに憂鬱になって憑依できない私は、最初から才能なんてないんだろうな。
いつか、デビューしたら、著名人の方々とお会いして対等な立場でお話ししたいだなんて夢見てたんだけど。
まだあったこともないのに、見下されて、貶されて、「無価値だ」と言われてる気がした被害妄想壁。
それでも「自分は誰よりも天才だ」と過信して客観性を失うと小説家として生き残れない という言葉に救われた。
だって私、過信するどころか、自分自身を見下してる。
描き出せないし、読む気力もなくて。映画見てたら、いいアイデアが思いついた。
構成がガラッと変わるけど。これならかける。
9月の締め切りに間に合わせる。
中村文則さんに私の原稿を読んでもらうために。
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