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【学芸員資格】博物館展示論レポート

【設問】
二館以上のミュージアムを調査し、そのうち最も興味深いと思った展覧会を一つ選び、以下のポイントすべてについて、順に考察し述べなさい(3,200字程度)。
1.展示のコンセプト(何を展示し、何を伝えようとしているか)
2.展示の内容を伝えるためのパネルなどの展示解説(どのような種類、体裁のものを使用していたか)
3.展示のデザイン(展示空間はどのようなデザインで構成されていたか)
4.利用者への配慮(利用者が展示を体験しやすくするために、どのような工夫がなされているか)
5.改善点(1~4 について、より改善することができるとすれば、どのような点が考えられるか、その理由は何か)

※論述構成として、上のポイントを本文において述べるほか、序論を「はじめに」とし、結論を「おわりに」としてまとめること。
※参考文献の欄の末尾に、比較対象として調査した全てのミュージアム名、展覧会名、見学日を明記すること(本文の文字数には含めない)。
※レポート全体の趣旨を表すタイトルを文頭に記すこと。
※調査するミュージアムのうち、少なくとも二館は日本の博物館とする。
(シラバスより抜粋)

ある地方博物館の意欲的な取り組みについて - 藤沢市藤澤浮世絵館「アナザー東海道 東海道の多様と異様な描き方」に関する、展示内容等の考察

はじめに

 美術館を中心とした展覧会というと、マスメディアで紹介されるような大都市部の展覧会ばかりに注目が集まりやすい。その一方で地域に密着し、良質の展覧会を開催し続ける博物館も重要であることは言うまでもない。
 その観点から、本稿では藤沢市藤澤浮世絵館で開催されている「アナザー東海道 東海道の多様と異様な描き方」(2023年9月12日〜11月5日)について、その展示内容について論考を行っていきたい。

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