見出し画像

TVアニメ『好きな子がめがねを忘れた』 9話感想

遂に9話です。視聴する前から楽しみにしていました。とても大事な回ですから。さっそく書いていきます。

まずは神OPから。冒頭部分がないのは初めてですね。珍しい。

さて、今回は地続きの長いお話です。クラスで校外学習に行く小村くんは、八坂くんらと行き先について話し合いをしていましたが…

彼は三重さんの方ばかり見て、話を全然聞いていませんでした。既に彼らには気づかれていたので、割と真面目に一緒の班になれと諭されます。

「お、俺と三重さんって、そういう認識…?」
「白々し〜わ」

何を今更。そりゃ白々しいです。1年前からずっとやってるんですからもうクラス公認の関係なんでしょうね。しかしまだ付き合ってはいないのですが。

班は上限6人。小村くん達3人と、三重さん達3人でちょうどということもあり、彼らは小村くんが三重さん達を班に誘うのを手伝ってあげるのでした。いい友達を持ちましたね。

一方その頃三重さんの方は…

あすかちゃんにメガネを忘れないよう注意を受けていました。しかし三重さんは秘策を用意。何かというと…

「カバンに予備のメガネを入れとく!」

…普通でした。むしろ普段からやった方がいいんじゃないでしょうか。あすかちゃん達にも突っ込まれました。

「一緒に行かなくていいの〜?」

そして、三重さんが小村くんのことを気にしていることを見透かしていたあすかちゃんは、彼と同じ班になることを提案するのでした。からかってニヤニヤしている顔がとても良いです。まほちゃんは聖母の微笑み。

「それは…一緒に行きたい、けど…小村くんと。」

もちろん小村くんと一緒に行きたい三重さん。本音をポロリ吐き出すと…

「えっ」

ちょうど三重さん達を班に誘いに来た小村くんに聞かれたのでした。ここであすかちゃんが猛プッシュしてきます。

曰く旅行テンションの三重さんは危険とのこと。

いつの間にか一緒に行く体で話を進めるあすかちゃん。

「ごめんね小村くん…」

強引に進めるのは悪いと謝る三重さん。しかし小村くんも彼女達と同じ班になりたかったのがわかると素直に喜ぶのでした。可愛いの連続です。

「よろしくね。」

八坂くんとあすかちゃん、ここが初絡みでした。彼らもまた新たなラブコメの風を吹かせるのですが…それは後述します。

そして三重さんは問いました。

「なんで一緒の班になろうと思ってくれたの?」

小村くんは照れながらも素直に答えました。

「三重さんと一緒に行けたら嬉しいなって…」

以前の彼だったら言えないセリフなんじゃないでしょうか。はぐらかさずに答えれたのは成長を感じますね。結構すごいこと言ってますけど。

「なんだ、おんなじこと考えてるね。」

はい。もちろん両思いでした。互いに一緒に行けたらいいなと思っているのはそれはもう…アレなんじゃないんですかね。アレですよね。

なにはともあれ、小村くんは安堵しました。よかったですね、両思いで。もっと感じるべきこともある気がしますが目を瞑ります。

その夜。三重さんは予備メガネをカバンにしまい、ベッドに入りました。

「私…忘れっぽいし、ぼーっとしてるって言われるし、あとばかだし…」

自己評価が低い三重さん。せめてメガネを忘れて迷惑をかけないように、明日はいっぱい気をつけようと決意するのでした。

しかし、楽しみすぎてなかなか眠れず…

翌日。小村くんは楽しみすぎて眠れず、寝坊してしまいました。

なんとかギリギリ間に合いましたがあることに気が付きます。まだ三重さんがいません。彼女もまた寝坊してしまっていたのでした。

小村くんの少し後に来た三重さん。なんとメガネをかけていません。ただ、忘れた訳ではなく、来る途中で落として踏んで壊してしまったのでした。なんという不運…

しかし秘策により予備のメガネを持ってきている三重さん。

「小村くん、改めて今日はよろしくね。」

何事もなく校外学習は進むと思われましたが…

なんと、持ってきたのは鎌倉で買った度なしの伊達メガネでした。波乱の校外学習が始まります…

しかし、こうなると壊れたメガネをスカウターみたいに使う方がいいのかもしれません。もっとも伊達メガネ持ってきたとは言えないでしょうけど。

三重さんが伊達メガネをしているのに既に気づいている小村くん。手助けをするかどうか悩みます。

「三重さん!」

すると突然何も無い場所で三重さんが転けます。小村くんはなんとかキャッチ!しますが不慮のπタッチをしてしまいました。

♨️小村♨️

気にしまくる小村くんと気にしない三重さん。いやそこは気にしてくださいよ。

それはさておき、結局三重さんに見やすい展示を紹介してあげた小村くん。

「…バレてた?」

気づいてることを言っていなかったので、動揺する三重さん。声の震え方が良すぎますね。

「ごめんね、こんな日にまでメガネ忘れて…」

メガネを忘れ、迷惑をかけてしまい分かりやすく凹む三重さん。彼女に元気になって欲しい小村くんは、頑張って言葉を捻り出しました。

「お、俺も三重さんの助けになれるなら嬉しいから…」

「…ありがとう」

しかし、あまり効いてないようでした。というか聞いていなかったんじゃないでしょうか。小村くんは、キモがられたのではと不安になりました。

科学館から移動していた三重さん。いつの間にか、班のメンバーとはぐれてしまうのでした。

「誰?」

三重さんは小村くんを頼り、その場に留まることで見つけてもらうことが出来ました。小村くんは、キモがられていないのかもと一安心。

しかし、一安心している場合ではありませんでした。

三重さんは、泣き始めてしまいました。小村くんは青ざめますが彼のせいではありません。

「小村くんが私を励ましてくれる度に、安心しちゃう私がやなの」
「ちゃんとしようって思うのに、小村くんに気を遣わせてるのに、いつまでも甘えてばっかりだなって…」

彼女は自己嫌悪で泣いているのでした。迷惑をかけないようにしようと決意したはずが、メガネを忘れてしまい、あげく迷子になってしまって。そんな状況で小村くんに励まされ、安心してしまった自分への自己嫌悪が爆発してしまったのでしょう。彼女は謝り、泣き続けました。

小村くんからしたら、全く迷惑などと思ってもいないし、気を遣ってもいません。本当に気にしなくてよいのです。なぜなら、彼は…

「三重さん、俺ね、三重さんが明日もメガネ忘れればいいのにって、毎日思ってるよ。」
「…な、なんで?」
「三重さんの助けになれるのが、嬉しいから。」

彼は、出会った頃からずっとそう思っていたからです。三重さんがメガネを忘れてくれば、彼女の助けになれる。好きな人を助けることができる。一緒にいれる。だから、明日もメガネを忘れてきて欲しい。彼はずっとそう思っていました。

だから本当に、迷惑をかけて申し訳ないとか、気にしなくてよいのです。大好きな子に困らされたって全然嫌じゃないのですから。彼は意を決して、初めて自分から顔を近づけて言いました。

そして彼女は、弱々しい声で、「ありがとう」とだけ言いました。

箸休めの2人

校外学習も終わって帰りのバス。ほとんどの人が寝ている中小村くんは起きていました。

三重さんはあの後全く話してくれなくなり、自分はやっぱり嫌われてしまったのだと凹んでいるのでした。

(ここ染谷さんと火渕さん描いてくれて助かる)
「あのね、小村くんね、やっぱりちょっと優しすぎると思うの。」

すると三重さんが話し出しました。寝てはなかったみたいです。

そして、手を重ねて来て言いました。

「迷惑かけられるのが嬉しいなんて、優しすぎてよくわかんないけど…」

「けど、なんかね、すっごく嬉しかったの。」

ドキドキしましたが、嫌われてはなかったと一安心する小村くんでした。

小村くんは優しすぎますが、誰にでもこうではありません。それに三重さんが気づいた時、やっと始まるのかもしれませんね。

余談ですが、このシーンは原作だと三重さんの耳が赤く描写されています。アニメだと見えなくなってます。なぜでしょうか…

さて翌日。三重さんは小村くんが言ってくれた言葉のことをずっと考えていました。

そのせいでまたメガネを忘れてしまったようです。もう慣れっこですね。

昨日のこともあり、小村くんの優しさに甘えてばかりではいけないと、今日は頑張ってコンタクトをつけることにしたのでした。

「小村くんに頼らないように頑張るから」

小村くんがやって来たので、できるだけ頼らないように頑張ると宣言する三重さん。

「そっ…か…」

…しかし、小村くんはなんだか寂しそうです。三重さんはますます彼のことを考えるのでした。

かわいい🤔

考えていると、あすかちゃんに心配されます。無理してコンタクト付けなくても、小村くんは頼ってくれた方が嬉しいと思う、そう言うと彼女のスマホに通知が来ました。

通知は八坂くんからでした。校外学習で仲良くなったのでしょうか。三重さんが聞くと、彼女は顔を赤くして返信しに行きました。

「…ちょっと、返信してくる」

おやおや。いつの間にか、あすかちゃんは八坂くんのことが好きになってしまったようです。察したまほちゃんは胸を高鳴らせます。

三重さんは最初は理解していないようでしたが、まほちゃんの説明を受けて意味を知らされました。

「あの顔はね、特別な意味で好きってことなの!」

放課後、三重さんは特別な好きについて考えますが、恋愛に疎い彼女はよく分からずにいました。

「特別…特別って、なに?」

日誌を職員室に出しに行くと、偶然小村くんと会いました。今日はコンタクトで大丈夫だったか心配されますが、なんとか大丈夫だと返します。

ですが…

「目ごろごろして気持ち悪いし、小村くんが助けてくれる方が嬉しいかも…」

彼女は素直に返し、そして、彼の顔に手を当て言います。

「小村くん、こっち見て。顔見せて。」

職員室の前ですごいことしてますが気にせず行きましょう。三重さんは赤くなる彼の顔を見て、彼は自分がメガネを忘れてくることが本当に嬉しいのだと気づきます。

「(小村くん、本当に嬉しいんだ…)」

そしてもう1つ、ある事にも気がつきました。この顔はどこかで見たことがありました。それは…

先程あすかちゃんが見せた、特別な好きの顔でした。

「!」

三重さんは急いで彼の元から離れ、帰路につき、考えました。日誌どこ行った

「私、小村くんの特別なのかな。そうだったらうれしいな、すごく…」
「そっか、きっと、私も…」

ようやく、彼女は、自分の気持ちに気づくのでした。

…噛み締めるように神edです。

さて、総括ですが…言うまでもなく神回でしたね。彼らは間違いなく1歩進むことが出来ました。小村くんに頼ってばかりの自分が嫌だった三重さん。三重さんに頼られるのが嬉しかった小村くん。本心を吐きあって、彼らの距離はグッと縮まりました。ここから付き合うまでまだまだ長いのですが、この回は始まりの1歩として本当に大事でした。素晴らしい回に仕上げてくれて本当に感謝しかありません。ありがとうございました。

色々感想を見ていましたが、より好意的な意見が多かったように感じます。とても嬉しいです。好きめがの本気はここからなので、まだまだ見逃さないで欲しいですね。できれば、2期が来て欲しいですね…

さて、できるだけ早く投稿すると言ってまた遅れてしまっていますよね。申し訳ないです。あと4話分も頑張りますね。

では、今回はこの辺で。最後までお読み頂きありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?