TVアニメ『好きな子がめがねを忘れた』 感想
10話以降の感想も個別に書きたかったのですが、多忙の極みすぎてこのままだと10月中に間に合わないので諦めてアニメ総括の感想を書こうと思います。正直辛いですが、仕方がない…。楽しみにしていた方には申しわけないです。
では、アニメ全体の感想を話していきます。
まず、作画。とてもよかったです。漫画とは違って綺麗な作画でしたが、これはこれでよかったです。非常に細かい所まで丁寧に描いていて、特に三重さんの髪なんかは、彼女の動きに合わせてなめらかに動いたり、毎話こだわっているなと感じました。1話からかなり気合いが入っていて、クオリティが下がって行かないか少し心配だったのですが、最後まで全力で描ききってくれたのは感謝でしかありません。製作者の方々本当にありがとうございました。
次に、演出面。これはよかったところもあれば悪かったところもあったかなと思いました。カメラワークは、飽きさせないためなのもあってかよく動き、斬新な視点の使い方もあってよかったです。とても新鮮でした。音楽は、雰囲気が出るピアノ調のものが多かったですね。よかったと思います。ただ、演出は過剰なところが多かったと思います。特に初期の小村くんの心情描写は、急に領域展開したり、エコーは過剰だったりでちょっとテンポが悪くなっていたような気がします。あと効果音もネットに転がってるような安っぽいものが多くて気になりました。でもそのくらいですかね。
次は、脚本。これもよかったなと。初期の頃は小話が多いので、どんな風に話を作っていくか難しかったと思うのですが、終わってみれば毎話1つのテーマでまとめていてすごいなあと思いました。9話からは小話も少なくなって作りやすかったかなと思いますが、それでも最終回に1巻の描き下ろしを持ってきたのはびっくりしました。2人は運命の出会いだと言うのを強調しているようで、今と昔の別れるシーンを重ねるのはもうヤバすぎて脱帽しました。素晴らしかったです。
次は、声。これは文句のつけ所がない程よかったです。若山さんは、三重さんの可愛さをフルに出してくれました。結構抜けてて、でもとても愛らしい。そんな声を彼女はパーフェクトに演じてくれたと思います。ありがとうございました。伊藤さんは、小村くんの良さを存分に引き出してくれました。小村くんの、ちょっと頼りなさそうで、結構キモくて、でもほんのりかっこいい、そんな感じのとても合う声を演じてくれたと思います。声がちゃんとキモくて喜んだのは初めてでした。ありがとうございました。他にも、クラスメイトを演じてくれた皆さんも本当に素晴らしかった。ピッタリでした。ありがとうございました。
最後は曲を。本当に素晴らしいものだったと思います。フルで聴いて思いましたが、歌詞がよく練り上げられていて、DECOさんもオーイシさんもすごいなあと改めて思いました。オーイシさんは歌い分けもして自分も歌ってるんだから尚更ですね。とてもよかったです。
個別に語るならこの辺りでしょうか。なんにせ大事に作ってくださっていてとても嬉しかったです。本当にありがとうございました。
後は余談を少々…
アニメ化に当たって、ネットの感想を度々見ていましたが、やはり多いのは「そんなに目が悪いのにメガネを何回も忘れるのはおかしい!」というようなものでした。前も言いましたがその気持ちは痛いくらいわかります。いくら家が近いからって危ないこと限りないですし。
でも、原作10巻まで読むときっと考えが変わると思います。三重さんにメガネを忘れて欲しいと思っていた小村くんと、小村くんに迷惑をかけたくないからメガネを忘れたくない三重さんの気持ちが変わるところを見て欲しいんです。あの時、メガネを忘れていたから今があるんだなと、そう思って欲しいんです。
だから2期をやって欲しい。1期は、初期ゆえの小話多めでキツい人も多かったと思うんですが、2期になればその評価も一変すると思うんです。…なんとかやってくれないでしょうか。難しいかな…
制作決定した日には涙が止まらなくなるでしょう。その時を気長に待ちたいと思います。来年には原作も終わってしまうので、その辺りで発表が丁度いいかもですね。楽しみに待ちたいと思います。
最後に、好きめがに関わってくれた皆さん、アニメを最後まで見てくださった皆さん、本当にありがとうございました。大好きな作品がアニメ化して、多くの人に見られて評価されるというのはとても嬉しかったです。自分はただの一般人ですけど(笑)。このアニメを追えて幸せでした。何度も言いますが、本当に、ありがとうございました。
それでは。
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