父が苦しい
突然ですが、父が苦しい。
父と共に過ごす時間がしんどいのである。父がいる空間が、父と交わす会話が、父という存在が、重く苦しく疎ましい。父が今日も今日とてリビングのソファに座ってテレビを見ているんだと思うと、電車で一時間の実家から足が遠のくほどだ。要するに、できることなら会いたくないのである。
私は思春期をとうに過ぎた30歳。
都内で一人暮らしするいい大人だ。今更「お父さんくさい!」「一緒にパンツ洗わないで!」などと毛虫のように嫌っているわけではない(人生のほとんどの時間を他人にパンツを洗ってもらってきた父とちがい、私は自分で自分のパンツを洗って生きているし、これからもそうして生きていくのだ)。
断っておくが、腐っても自分の父だ。親だ。家族だ。
嫌いになんてなれるわけない。大学まで出してもらって感謝している。父がいなければ、今の仕事も年収も、住んでいるマンションも何もかもなかった。
父は私が娘だからという理由で教育を渋ったりしなかったし、仕事を辞めろなんて言ったことはない。
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ここまで書きかけの下書きが出てきたものの、何を書こうとしていたのか思い出せないので、記録として投稿しておきます。(2021年11月15日)
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