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人を動かすことばの魔法

この人だったらアドバイスを聞いてもいいかなという理想の上司像ってありますよね。

理想の上司像といえば「内村光良さん」ですね。

人望のある人はどんな特徴があるのでしょうか?

・普段から話を聞くに値するような振る舞いをしている
・相手に安心感を与えることができる
・相手の承認欲求をみたす言動ができている

さらに正直で、人の悪口を言わない、言っていることが変わらない、謝りを素直に認めて謝罪する。

人を動かすための大原則に日常の姿が土台になっています。

自分自身の日頃の姿が影響力になっているのです。

言動や行動に一貫性を持たせることによって親密度信頼が増すのです。逆だと、反感を買ったり、好感度が低下します。

確かに普段から言っていることに一貫性がなかったら、話を聞こうなどとは思いませんよね?

人間は感情によって動くということ

誰かに正論を言われても、感情が伴わないと受け入れない性質があります。

例えば、自分がミスをしたときに、頭ごなしにこれでもかっ!というくらい起こってくる上司がいます。

そんな時、確かにミスをしたのは事実だし、相手が指摘していることも間違いない……しかし、なんだかイラっとして受け入れがたい時ってありませんか?

これは「感情」が同意していなければ、真に受け入れることが出来ないという証拠。

逆に、満たしたいと思っている感情をみたしてしまえば、自然とあなたの周りに人が集まって、人望と影響力を得ることができるでしょう。

人はどんな欲求を満たしたいと思っているのか?

・すごいと思われたい、尊敬されたいという尊厳欲求
・一緒にいたいと思わせる、つながりたいという社会的欲求
・心の安全を求める、気づ付けられたくないという安全欲求

要するに自分は価値のある存在なんだ、認められたいという自己重要感

怒られたくない、失いたくない、傷つきたくないという安心感

この2つを満たせば人の心を動かすことができるのです。

相手に安心感を与えて相手を動かす方法は、まず話を聞いてもらえる状態にしないといけません。

精神的な安心感を与えることが重要です。

人って傷つきやすいんです。だから
・自分の意見を否定されたり
・話をさえぎられたり
・自分が話しているのに話題を変えられたり

心が傷つくと、その経験を恐れてその人を避けるようになります。

心を不安にさせてはいけません。

相手の話を否定せずに、絶対に最後まで話を聴くことです。

人は普段から記憶するべきことと、忘れてもいいことを脳内で識別しています。

強い記憶になる条件として、強い感情が伴っているかどうかということがあります。

強い感情が伴う出来事=自分にとって重要な出来事として判断します

これを感情的記憶といい、いわゆる「トラウマ」みたいなものです。


次に大切なポイントは話は最後まで聞くことです。

人はすべて吐き出さないと新しい考えを納得して受け入れることができないという点です。

アドバイスを聞きたいという欲求より、自分が話したい、自分の話を聴いてほしいという欲求の方が強いということです。

効果的な言い方として
「他にもっと話しておきたいことはありますか?」
念を押すことで、私はあなたの話を聴く気がありますよ。という姿勢を伝えることができます。

相手の意見を受け入れるのではなく受け止めることが大切です。

すると相手は安心感を覚えます。

この下準備をしっかりしておくと安心感が人望に変わるのです。


つづいてのポイントは相手に自己重要感(承認欲求)を与えて相手を動かす方法です。

承認欲求とは自分が価値のある存在であると実感したい欲求です。これを満たせば相手から信頼され人望を得るということです。

褒められたとき、人は自分を褒めてくれる人に興味を持つ性質があります。

具体的なアドバイスとしては
「最初に褒める」→「アドバイス」→「最後に褒める」
という順番です。

最初に褒めることで相手に話を聴いてもらう受け入れ態勢を作ってもらい、続いてアドバイスも受け入れてもらうという流れです。心のゲートをまず開くということをすると効果的です。

さらに、なぜ最後に褒めるかというと人間は最後のできごとに左右されるという脳のメカニズムがあるのです。

最後に褒められるとその人は自己重要感が満たされて、次の行動→アドバイスを受け入れて前向きに行動してくれるようになります。

子どもに対しても宿題が間違っていたら「なんでこんなのもわからないの?」と頭ごなしに叱らないことです。

まず、今日の宿題をちゃんとやったからすごいと褒めてあげてください。

そのあと、自分で間違いに気づいてもらうように、ここを「読んでごらん」といいます。気づいたら「お!さすが、よく気づいたね!」といって、「内容はすばらしいからちょっとの間違いで印象が変わるのはもったいないよ」とアドバイスして、前向きに相手を動かすのです。

こういった指示やアドバイスの積み重ねで、あなたの信頼感はどんどん高まります。

ぜひ、家庭や職場で活用してみましょう。



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myデンティスト
ぼくの記事は無料です。有益だと思っていただいたらサポートいただけますと嬉しいのね。当院では月に1度来院したこどもたちに歯ブラシを配っていて、サポート収益はその購入代金に全額あてているよ。お母さんもとても喜んでいるし、それを心待ちにしている子どもたちもたくさんいるのね。