ケータイ参入の楽天・三木谷社長「勝算アリ。馬鹿じゃないんだから」
先頃、電波獲得の申請を行い、いよいよ携帯電話事業への参入に動き出した楽天・三木谷浩史社長。スペイン・バルセロナで開催中の通信業界関係者が集うイベント「Mobile Wordl Congress」で、三木谷社長が基調講演に登壇し、「ネット通販事業とクレジットカードなどの金融事業と携帯電話事業の相性の良さ」が語られ、携帯電話事業への参入は必然であると語りました。
通信業界関係者の多くが、楽天の参入については「無謀」という見方をしています。それに対して三木谷社長は「勝算はある。馬鹿じゃないんだから」と記者に語りました。
ただ、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクは、携帯電話事業を柱にしつつ、最近はネット通販事業やクレジットカード事業を強化しています。結局、目指すところは顧客基盤をベースに通信料金と物販、決済手数料で儲けることであり、既存キャリアも新規参入の楽天も、一緒のゴールを目指しているだけに過ぎません。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27494420Y8A220C1000000/