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宮崎で考えた

前回のエントリで地域活動の始め方が分からず右往左往しているところに宮崎のキヨタケ君から声がかかったという所まで書きました。それじゃぁということで往復のエアチケットだけ買って何の準備もせずに羽田から飛行機に乗ります。2時間弱でめちゃめちゃ背の高いヤシの木がびゅんびゅん生えている宮崎へ到着。明らかに南国です。

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荷物を預けていなかったので先頭グループで到着ロビーへ飛び出してみると、、、そこには誰もいません。さて、えーと、などしているうちに携帯に着信。「着いたかー?俺いま外の黄色い車にいるからよー、出口から出て車まで来てくれんか?」と。おーー、この声だよ、変わってないじゃんマジかマジか。黄色車を見つけて乗り込んで「やぁやぁ久しぶりだな」と挨拶もそこそこに「車で1時間ぐらい行った所に話を聞きたい人がいるんだけど、まずはずそこ行くのでいいかな、積もる話は車で行きながらしようや」と彼。そうそう、こういうゆるーいノリだった。20数年前にフラッシュバックするね。お互いオッサンになったけど当時はこんな感じでした。理科大軽音の夏合宿で左からニシワキ、キヨタケ、タケガタ

2013年01月22日23時46分51秒


積もる話をしながら車で1時間行った先で話を聞いたのは日南市の油津商店街のタウンマネージャーのキトウさん。ほぼほぼシャッターの降りた店ばかりになった商店街の再生を請け負って3年目。「あと1年余りの任期でノルマを達成しないといけないので焦っているんです」と言いつつもだいぶ成果は上がっているように見受けられます。最初に取り掛かったことは、街のシンボル的存在だった油津コーヒー店を復活させたことだそうです。まずは地元の人が集える場所を確保するということですね。

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僕がとても興味を惹かれたのはコンテナを改造したトライアルショップでした。外装はパステルカラーで丁寧に塗られていて、言われなければコンテナとは気づかないほどオシャレです。初めてお店を持とうとしている人がここに期間限定でトライアルのショップを開設し、手応えをつかむことができたら本番の店を商店街に開く、というステップだそうです。自分の店を持つというのは、テナントの保証金や内装、看板など相当なお金がかかります。リスクを負って挑戦するチャレンジャーを力強く後押しする仕組みだなと思いました。

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商店街の活気が衰える原因の一つは古びた店が惰性で営業していてワクワク感が感じられないことです。そんな中にチャレンジャーが新しい店を出すことができれば否が応でも期待感でワクワクするのではないでしょうか。店舗の新陳代謝をどうやって進めていくかは商店街の大きな課題であるように思います。

この後も宮崎中を回ってキヨタケ君にいろいろな人に引き合わせてもらってちゃめちゃ刺激をもらいました。今の僕が粘って地域活動をやれているのは宮崎で得た強烈なインスピレーションのおかげです。それぞれの話はまた改めて書こうと思います。


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