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写真を撮りに、鳴門へ。

この記事は、「写真を撮りに、徳島へ」の後編である。


良い宿で夜を明かした。今日は鳴門公園へ行ってみよう。時間がある。

その前に、まだ見れていない、日中の徳島の町を少し歩いてみよう。

川沿いの空間はかなり良い感じだった。昨晩歩いたときには、8月に開催を控えた阿波踊りの練習をしているグループがいくつかあった。和風な音楽が流れたりしていて、祭りでもやっているのかと思ったものだ。


朝のまだ人がいない商店街。写真が撮りやすいという点においては良い。また今度は、賑わっているであろう、お昼とかに来よう。

商店街には、ufotable CINEMAという施設があった。これに私はびっくりした。

ufotableとはアニメ制作の有名な会社なわけだが、なんとufotableは2009年に徳島スタジオを開設していたらしい。

東京・大阪・名古屋・北九州という地名の中に「徳島」が含まれている。いきなり政令指定都市でない地名が現れておもしろい。和歌山にも来てくれ。

徳島の「さくらや」の看板に感動を覚えるカメラオタクは多いらしい。特にあの、カメラのさくらやとは関係ないらしいけれど。あいにくまだ開店時間ではなかったから、今日はスルーする。

少し歩いただけで、もう汗だくになってしまった。今日も信じられない暑さだ。朝だとか夜だとかは関係なくずっと暑い。

さっさと列車で鳴門へ行こう。

鳴門に来た。

古いバスがいたので撮影した。バスのことはよくわからないけれど、古いものは好きだから、このバスも好きだ。

その次に来た、普通に新しめのバスで、鳴門公園に行く。

少し走ると、橋を渡って大毛島というところに渡る。千葉県*とか、下関の彦島みたいに、川を隔ててすぐ近くに陸地とは切り離された島がある。鳴門公園はここにある。

(東京側の陸地と千葉県とは陸続きではなく、どうしようにも川を渡らなければならない。千葉県は島みたいなものなのである。個人的に好きな豆知識だ。)

大毛島に渡って少しで、バスは海のすぐ横を走るようになる。

大鳴門喬。アレを渡れば兵庫県・淡路島である。


うずしおクルーズの乗り場を通り過ぎる。

先に時間はあると言ったが、今日はフェリーで和歌山に帰らねばならず、そのためには夕方ごろには徳島のほうに戻っていなければならないから、そこまで時間を取ることができないのだ。旅は未練を残して帰るものだと割り切って次回に回そう。


海の上を走っているかのよう


鳴門公園についた。徳島市街のほうはこの旅が初めてであったが、鳴門公園については淡路島のほうから訪れたことがあった。


展望台への道

今回訪れてみて、前回の訪問時に、いかにこの場所の魅力を取りこぼしていたかを思い知った。まず最初に訪れたこの場所も、前回はスルーしていた。

ここは「お茶園 展望台」という所だそうで、たぶん鳴門公園にある、無料の展望台の中では一番よく景色が見える場所だ。とてもよい。

波が暴れている。

あれは「大鳴門喬」だ。"鳴門大橋"ではないことに注意したい。

こんな橋を、名所・渦潮の真上に作るなんて言ったら、渦潮への影響を懸念する声が大きそうだけれど、実際どうだったのだろうか。

Wikipediaによれば、「渦潮に影響を及ぼさないようにするため、多柱基礎工法とよばれる特殊な工法が採用されている」らしいので、まあ結果的には大丈夫だったんだろう。

日陰でベンチに座ってだらだらできる休憩スペースもあって、大変助かった。こんな地獄の暑さでも、日陰の下では案外大丈夫である。

そしてなんと、その休憩スペースの2階にも登ることができ、広場も併せて撮ることができるのだ。嬉しい。

ナイスショット 双子の望遠鏡がかわいいね


下には港がある。時間があるならば、こちらにも行ってみたかった。

橋の下側まで行ってみよう。真下に。


大鳴門喬の下には、新幹線を通すスペースが作られている。

将来の四国新幹線建設の時のために作ったが、本州と淡路島を結ぶ明石海峡大橋を新幹線を通せない作りとしてしまったために、どちらにせよ本州~淡路島間には橋を作るとかしないといけないらしい。

四国新幹線も遠い未来の話で、現在は橋下の一部、新幹線用のスペースを、「大鳴門橋遊歩道 渦の道」としている。


橋の左側に来てみた。

良く晴れ、海の色もいい感じだ。境港へ行ったときのnote記事でも申したが、私は大きな橋が好きである。

ここは千畳敷という場所だそうだ。お土産屋さんも集まっている。

高知の桂浜でアイスクリンを買ったのを思い出す景色だ。似ている。

広場の端から、下の砂浜へ降りる階段があったので降りてみる。

橋を見上げる休憩スペース。いい景色だが、虫が多いし普通に暑い。

橋の真下へ来た。やはり橋は真下に回ると一番迫力がある。
人は一人もいない。穴場だ。

人はいないが、フナムシは歩いている。

この写真、いい景色だ。

少しばかり一人だけで橋を見上げた後は、地獄の階段が待っている。階段だけならそんなにすごくないけれど、この暑さでは大変なことだ。

さらに言うなら、私は今お腹が空いている。そういえば朝ごはんを食べていなかった。


お昼ごはんには食べておきたいものがあったから、鳴門駅のほうへ戻ることにする。




徳島ラーメンを食べる。

玉卵が、特徴であるそうだ。美味い。

そろそろ、徳島駅に戻っておくことにした。あまりギリギリで行動しても良くないということに、最近気が付いた。

フェリー乗り場のお土産売り場で、ぶどう饅頭というのと、マンマローザという洋菓子と、ザ・すだちを買った。

夕日を見ながら港を出る。帰りもWi-Fiのつながらない南海フェリー。
ザ・すだちを飲みながら、ゆっくり和歌山に帰ったのでした。




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