●完全版:1/6(土)◆芭蕉の一句。「よく見れば、薺(なずな)花咲く垣根(かきね)かな」。う~む、いいなあ
難(むずか)しいことを易(やさ)しく、悲観を楽観に、そして
全世界の人たちの顔を「笑顔へ」と、つなぎたい……。
★★なお、本文のコピーや、転載、転送、抜粋などは著作権法
に触れます。皆さんには関係がないと思いますが、山田が
今後も皆さんのために活動したいため、ぜひその点、よろ
しくお願いします。
(メルマガ短縮版の無料登録→ https://bit.ly/2HCV8zf)
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ニッポン人の心と体を、「笑顔で」救う!
★完全版メルマガ「暮しの赤信号」★
2024年1月6日(土)号
No.4793
毎朝、早朝5時に、全世界に向けて2つの配信スタンドから、
合計約5200部を発行(日曜のみ休刊)
創刊日:2004/10/5
【注】まぐまぐ!から受信されると、上部に[PR]と記載した
広告が掲載されますが、当方とは無関係です。
◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆
『脱コンビニ食!』(平凡社新書)や『危険な食品』(宝島
社新書)などの著者で、食生態学者、そして日本危機管理
学会員でもある山田博士(ひろし)が配信。食べものだけ
でなく、人としての生きかたを考えます。なんともユーモ
ラスな文体が人気のようで……。
★お知らせ★
~2024年も、どうぞ、ご贔屓(ひいき)にお願いします!~
(山田)
皆さん、良いお年をお迎えになりましたか。
新年早々、世界各地と同様に、この日本でも、いろいろな災
害や事件が相次ぎました。
皆さんのお住まいの地域ではいかがだったでしょうか。
心配しています。
ぼくはと言えば、ちょうどその時刻、故郷の小浜(おばま)
に帰っていて、施設にいる母と部屋で談笑している最中に、
「能登大地震」が起こりました。
突然、大きな横揺れ。
二人して顔を見合わせ、これは、ひょっとして、建物が倒
壊するかもしれないなと思うぐらい、大きな揺れでした。
思わず、3.11の記憶が頭をよぎったものです。
帰京すれば、今度は、羽田で飛行機の大きな衝突事故。
しかも、能登へ何回も救援物資を運んでいる最中の、「海
保機(海上保安庁機)」の衝突事故だと。
この一瞬で、海保の多くの貴重な人命が失われました。
このやるせなさ。
今度の能登の地震のため、正月返上して昼夜一所懸命に
仕事をしている海保の職員たちのご家族の無念さを考え
ると、もう、ぼくなど、言葉がありません。
でも、こういう世界だからこそ、いつ何が起こっても、
希望だけは、いつも胸に抱き続けたい。
今年も、皆さんにとって、良き1年でありますように。
本日から、メルマガ「暮しの赤信号」が、スタートしま
す。
(山田)
本日の「完全版」は、100%掲載です。
本日の「短縮版」は、特別、同じ内容にしました。
ぜひお役立て下さい。
本日も1日、お元気で!
やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!
今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。
地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる涙をストップさせ
たい。
空をのんびり旅する雲たちを眺めながら、ぼくはいつもその
方法を考えています。
そのために、「食べもの」が人を180度変え、家族を変え、
文明を変え、歴史を変えてきた重い事実を、知ってほしい。
▼本日の目次▼
【1】
読者への「おとぼけ返信!」(毎週、土曜日に掲載):
___________________________
■No.1837
最期(さいご)まで自分の意志で生抜くため、と言うお便り
がありましたが、全く同感です……
___________________________
(A.J、イタリア、男性、54歳、自営業)
【2】
あなたやあなたの家族を命懸けで救う、山田博士作品集
★ニセ「有機食品」はこうして見破れ。大商社が大量に輸入
する「有機」の実態とは!
(即実践・第15話)
===========================
【1】
読者への「おとぼけ返信!」:
(毎週、土曜日に掲載)。
読者からの声をダシにして、山田の思いを自由奔放にお話し
しています。
毎回、どうぞお楽しみに!
===========================
この欄は、ぼくの作品「実話・食卓の事件簿」第8巻に載せ
たものです(すべてではありません)。
その上に、現在の思いを書き加えました。
このコロナ禍で、ますます人々が孤立しつつありますが、少
しでも多くのかたと、このメルマガの読者さんの温かい声を
共有したいなと思いました。
個人のお名前はイニシャルにし、個人情報などは割愛しました。
文体はそのままですので、統一していません。
読者の体温をそのままお楽しみ下さい。
年齢や職業などは、いただいたときのままです。
【なお、イニシャルは、姓と名の順】
(例)美空ひばり→ M.H
___________________________
■No.1837
最期(さいご)まで自分の意志で生抜くため、と言うお便り
がありましたが、全く同感です……
___________________________
(A.J、イタリア、男性、54歳、自営業)
山田様。
いつもメルマガ有り難うございます。
先日読者の方から、最期(さいご)まで自分の意志で生抜く
ため、と言うお便りがありましたが、全く同感です。
僕は職人で定年はありませんし、年金は貰えても僅かで
それだけでは生活出来ません。
幸いに、この仕事が好きなので、死の直前まで続けられたら
といつも願っています。
コンビニ食こちらでも多いです。
気を付けなければ周りに流されそうなので、これからも宜し
くお願いします。
■山田からのお返事■
Aさん、こんにちは。
山田博士です。
いつもイタリアからお便り、ありがとうございます。
おっしゃるように、ぼくも「最期まで自分の意志で生抜
きたいな」と、心から願っています。
まあ、天命があるのでしょうから、最期がいつになるか
は自然に任せるしかありません。
でもそれまでは、毎日を真剣に生きたいものですよね。
いかにして、他者のために行動出来るか。
いかにして、子孫たちに、いままで自分の為(な)して
きたものを遺(のこ)せるか。
★★★
そして、頭でなく心で学びたい。
知識ではなく智恵を学びたい。
そんな気持ちで、ずっと歩いて行きたいなと思っています。
人間はいくつになっても、「遅すぎるということ」はあり
ません。
今日という日が、人生の中では「一番若い日」なのです
ものね。
明日になれば、誰でも、「1日だけ年を取る」わけです
から……(笑)。
だからぼくは、今日も何か一つ新しいことに挑戦したい
と思い、いつも周囲をキョロキョロしております。
そのため、「不審者」に思われるみたい(笑)。
★★★
でも、いいじゃありませんか。
他人に迷惑をかけているわけじゃありませんし……。
いまの世の中、周囲には何でもあり過ぎて、多くのかたは
迷っているみたいですよね。
何でもスマホで手に入る時代。
でも、本当に自分が求めているものは、手に入らないわけで
すね。
その繰り返しで、短い人生が終わる。
いまの人はみな、そのような生き方をしているように、ぼく
には見えます。
電車に乗っても、道を歩いていても、みんな下を見ている。
スマホなんて言う小さな画面にばかり目を落として、すぐ
近くにある「温(あたた)かい存在」には気がつかないん
ですね。
下記の芭蕉(ばしょう)の一句、ご存じですか。
「よく見れば、薺(なずな)花咲く 垣根(かきね)かな」
★★★
この薺……とは、いわゆる「ペンペン草(ぐさ)」のこと。
道ばたや、土手の片隅などに生えている「ペンペン草」。
白く小さな花を咲かせる様子は、本当に可愛いですよね。
子どもの頃に、これを採って遊んだという人も多いのじゃあ
りませんか。
ぼくは、派手な花より、この薺のような可憐(かれん)な花
が好き。
どうも、いつも前に前に……とかき分けながら進んで行くぼ
くの「勇ましい性格」の人間には、逆のようですよね(笑)。
でも、好きなのですから仕方ありません。
道ばたに咲いていると、いつも声をかけます。
お、元気かあ……。
こんなに寒いのに、まあよく元気だこと。
……なんてね。
★★★
この「ペンペン草」は、北半球に広く分布する越年草(えつ
ねんそう)なんですね。
春になると小さな花を咲かせます。
一つの花に、白い花びらが4枚ついたりしていますよね。
この花は、あまりにも可憐なため、まるで「雑草」のように
扱われることもありますが、じつは、日本では昔から「食用
にされてきた」歴史があるんですよ。
そういえば、この「ペンペン草」は、春の七草……の一つで
したよね。
そう、「ペンペン草(なずな)」は。春の七草の一つ。
春の七草を「せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけの
ざ・すずな・すずしろ」と、まるで数え歌のようにして覚え
ている人も多いのじゃありませんか。
その「ナズナ」こそ、まさに、この「ペンペン草」のことな
んですね。
観賞用の「秋の七草」とは異なり、「春の七草」は、食用の
野草なんです。
いわば、日本のハーブとも言えるかなあ(笑)。
★★★
その「ペンペン草」を、芭蕉は句にしているんですね。
ほら、よく見てご覧なせえ。
そこに、小さな白い花が一所懸命咲いているじゃ、ござんせ
んか。
芭蕉は、多くの人たちが、うっかり見過ごしているこの小さ
な「ペンペン草」の可愛さ、美しさに、深く心をかけている
わけですね。
こうして、目立たないけど、美しく生きている人には「平和
がある」……というわけです。
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