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逆噴射小説大賞2020自作まとめ

私の名前は高野優。普段はオフラインで同人誌を作って、イベントや通販で頒布しているものです。
去年の10月に初めて逆噴射小説大賞に応募しまして、そこで色んな感想をいただいたり、新たな交流が始まったりしました。喜ばしいことです。その節はありがとうございました。
それに味を占めて、今回も4作品を投稿しました。この記事はそれらのライナーノートです。

花冠を掲げるアラディア

好きな人は大好きな殺伐とした男女カプです。去年の大賞で得たフィードバックは、これが1番反映できた気がする。そんな手応え同時に反響も1番大きかった。多分大きめの謎を置いて目を惹いた後で、作品全体の目的を見せたのが良かったのだろう。
今は資料を集めている段階なので、実際の着手から完成まで時間がかかると思う。あと、いまだかつてないくらいに感想を寄せられているので、若干プレッシャーがある。

上陸する銀の鳥

今、書いているのをコンテスト用に編集したもの。なので映画の予告を意識して作った。既存の内容をいかにして800文字に収めるかを優先したために、ちょっと盛り上がりに欠けたかなと感じてもいる。今回提出した中では1番早く、形になるんじゃないかな。
関係ないけど3姉妹・3兄弟って、何かこう、ちょうどいいよね。人数あるけど、多過ぎない感じが。

宝石の家、襲撃

マンガの読み切りを意識して作りたいなと思っているやつ。個人的には好きだけれど、主人公(と設定している人物)が顔を出さないで終わってしまったのが悩みどころ。まとまってはいるが、もう少し刺激が欲しい感じもする。
だいたいの設定や話の流れは出来ているが、細かいところが何だかぼんやりしている。そこさえ乗り越えられば、書き始められると思う。
あと書いているうちに強盗君をけっこう気に入ってしまったのは、ちょっと予想外だった。

『洪水』を待つ

進捗の記事で出てきた作品『バレエ・メカニック(仮)』を、『上陸する銀の鳥』と同じように編集したもの。個人的な尻たたき目的で応募した。逆噴射小説大賞の投稿は未発表が条件だが、中身を出してないからいいかな。
大賞のレギュレーションに沿うために20枚くらい書き連ねたものを800字まで削いで、展開の順番を入れ替えたことにより、こっちの方が展開がスピーディーでおもしそうに見えるようになった。まあ公に内容を見せていないんで、本当に私的な話になるのですが。

読者として

1回目のときは未参加(そもそもこの賞の自体の存在を知らなかった)なのでわからないのですが、去年と比べるとジャンルのヴァリエーションが増えた印象があります。
今回は参加人数が多いからそう思えるだけなのかもしれないけれど、エロティックというか、はっきりとわかる下ネタは1年前は見かけなかったように感じます。いや少なくとも観測範囲ではオナホとかメスガキとか、そんな単語なかったな。多分。
ツイッターでも書いたけど多様な作品を土壌に、エポックメイキング的なものが投稿され、こうした流れが出来上がっていく過程は純粋におもしろいなと思って見てました。
あと、耽美(個人的な基準)な作品もちょいちょいあって嬉しい。

まとめ

去年よりも参加者も増え、作品数も増加。作品も質の高いものも多く、自分の力不足を実感する毎日でした。まあ嘆いていてもしかたないので、作品を書くしかないんですが。

そんななかでスキを押してもらうことや、ピックアップ記事を書いてもらったりすることはとても嬉しいことでした。直接感想をいただいたときには、もう歓喜。いろんな形で前向きなエネルギーをいただけたことに、感謝に堪えません。本当にありがとうございました。この場でお礼を申し上げます。

3週間にわたるコンテストも、10月31日でいよいよおしまいになりました。日常に起こる様々な物事のなかで切なく、あわただしい時間のなかで作品を制作された皆さんの健闘を讃えつつ、記事を終わりにしたいと思います。

1年前の

いつもはこんなの中心に書いている。短編が多い

余談ですがこれを書いているうちに投稿数が700本を越えたらしく、来年から1人3本とかになりそうな勢いですね。良いことです。

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