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オススメ初詣は本覚寺【鎌倉マニア歩き1】
書道家で編集者の前田周成です。
新年あけましておめでとうございます。
2022年が始まりました。
今年からこのnoteをより積極的にアクティベートしていきますのでよろしくお願いします。仕事でよく使っているので、プライベートでももう一度使おうかなと思い再開しました。諸事情あり前回の投稿から約2年経っていますが、どうかお許しを。
いきなりですが、わたくし生粋の鎌倉民です。
このnoteを読んでくださった珍しい方に向け、ローカル目線から「メジャーからほんの少しズレた鎌倉の魅力」を、不定期更新で紹介していこうと思います。
あくまで、ほんの少し、がミソです(笑)。
コンパクトなとこがよき本覚寺
鎌倉で初詣といえば鶴岡八幡宮ですが、地元民は混んている八幡様に行くのはちょっと億劫。そんな事情もあり、わたくしの場合、初詣は本覚寺に行くことが多いです。
ここは何がいいって、コンパクトなところ。
それでも例年まあまあの人出ですが、今年2日はわりとすいてました。コロナのせいでしょうか。相変わらず混み混みだった八幡様に比べたら、だいぶ穴場でした。
そんな本覚寺は、日蓮宗のお寺です
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山門(仁王門)をくぐると、目の前に大きな本堂がドドーンと見えます。
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山門の右手に「夷堂」という小さなお堂があります。この本堂と夷堂の関係。なぜ本堂の右奥に小さな夷堂があるのか。その理由はなかなか興味深いです。
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夷堂はもともと、源頼朝が鎌倉幕府を作る時、幕府の裏鬼門(南西)にあたる方向の鎮守として建てた天台宗系のお堂。文永11年(1274)に佐渡流罪を解かれ、鎌倉に戻った日蓮上人が布教を再開する時、一時的に拠点とした場所でもあります。
※日蓮はその後、甲斐国の身延山に入って久遠寺を建立し本核的に日蓮宗の布教を行います。日蓮の骨は本覚寺にも分骨されています。
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その後、永亨八年(1436)に足利持氏が、夷堂が日蓮にゆかりがあることから、夷堂を日蓮宗に改宗。同じ場所に本覚寺を建て、日出上人に寄進しました。
詳しくはウィキでどうぞ。
夷堂は、本覚寺の創建時に境内に移されたが、明治の神仏分離令によって寺とは分離され、地区の七面大明神、山王台権現を合祀して蛭子神社(ひるこじんじゃ;「蛭子」は「えびす」とも読む)となった。昭和56年(1981年)に本覚寺境内に再び夷堂が再建された。なお、蛭子神社は現在も近隣(旧鎌倉警察署奥の突き当たり)にある。
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仏教と神統はそもそも仲いいというか、ごっちゃなとこあるんですよね。それが分離されたということですね。詳しくは知らないのですが(笑)。
で、ここで有名なのが正月恒例の「鎌倉えびす」。夷堂が1980年に再建されたことから始まり、毎年1月1~3日に「初えびす」、10日に「本えびす」を開きます。「鎌倉江の島七福神」の一つ、えびす神を祭っており、鳳凰竹に金俵やヒョウタン、開運福袋などを飾り付けた「福笹」や熊手などを売っています。
古くから鎌倉で商売している人にとっては、おなじみの場所でもあります。
お土産に「にぎり福」
ここの名物が「にぎり福」。直径1~2cmの石のお守りです。満面の笑みだったりドヤ顔だったりと、顔つきはいろいろあります。なんと、すべて僧侶の方達による手塗り。同じ顔は二つとないそうです。
確かに右はオーソドックスなにっこり顔ですが、左はちょっと悪だくみ風に見えなくもありません。
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後頭部のところに愛・健・財・学・福という5つの言葉が書いてあり、今年は「健」と「学」を買いました。
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「健」を選んだのは、やっぱりベースは健康ってことですね。そして、何事からも学び続ける気持ちを持ち続ける、という意味で「学」。
「にぎり福を毎朝握ると願いごとがかなう」といわれています。いつも年始から10日ぐらいニギニギしてあとは忘れちゃうんですが、今年はずっと続けたいところです。
それと女子受けがいいので、鎌倉土産にも最適ですよ(笑)。
鎌倉えびすやにぎり福で年始は盛り上がる本覚寺ですが、タイミングさえちょっと選べばお参りを長々と待たされることもなく、駅からのアクセスもいいのでお勧めです。
って、三が日終わっちゃいましたけどね(笑)。
ではまた。