コロナ下でストロー付紙パック飲料が注目される理由
コロナ下の飲料需要の中で注目を浴び始めたのがストロー付紙パック。
緊急宣言下で飲料提供を一時中断したANAはまず紙パック入りのお茶から提供を再開した。これは機内という特殊性がありそうだが、企業でも訪問客へのお茶のサービスを、ストロー付紙パックの提供に切り替えるところが出てきている。
なぜ紙パック飲料なのか。そして、もう一歩進んで改善してほしい点とは
1 飲み口に触れるコップでの提供や缶よりも安全に感じられる
コップや缶での提供は、提供するときに飲み口に手を触れてしまうことがある。ペットボトルや紙パックは触れにくい。
2 ペットボトルよりも処理負担がなく冷やすスペースもとらない
ペットボトルの場合350mlが主流、紙パックは200mlが主流(おーいお茶は280mlで両方を提供している)訪問客にペットボトルを提供し続けると膨大なごみ処理量になり、SDG’sの流れにもそぐわない。
また、夏に飲み物を提供するときは冷やすことが多いが、紙パックは冷蔵庫で冷やすスペースをとらない。もともと持ち歩くためではなくその場のサービスとして提供する量で足りるし、コストが安くなることもある。
3 コロナ下での紙パックに切り替えられている理由
ペットボトルから紙パックへの切り替えの理由として、マスクをしたまま飲めるため、同席者への感染リスクを下げることが挙げられている。確かにストローであればマスクを外さなくても飲めるし、そのためにマスクをテーブルに置くこともない。
4 もう1歩進んでほしい点
紙パックのストローを袋から出そうとすると、どうしてもストローの飲料に入る部分に触ってしまう(客が手を消毒してればよいのかもしれないが)。
紙パックが注目されている中で、より飲みやすい方法が考案されればさらに需要が高まるに違いない。