陽のなごり
出会う人や環境が変わっても、自分が変化しなければ何も変わらない。
想像もしていなかったところまで来てしまった。そしてまた、先のことを想像できない。
大きな流れにのまれながら進む方法でしか、前に進めなかった。抗っても苦しむだけなら身を任せたほうが楽だと思っていたけれど、どちらも変わらず苦しさがあることを知った。
他人のせいにして環境や状況を恨み、変化を嫌って。
安全なところで安心して暮らすことが遠い夢に思える現在。
立場の違う3人が集まったところでうたえる歌もない。
空は青かった。風は吹いていた。
楽しいことをみつける天才だった25歳までの自分は見る影もなくなった。