岩名しおん

はじめまして。自分を励ますために絵本や短歌、物語を書いていましたが、勇気をだして発信す…

岩名しおん

はじめまして。自分を励ますために絵本や短歌、物語を書いていましたが、勇気をだして発信する事にしました。誰かの心に届いたら嬉しいです。

最近の記事

  • 固定された記事

流れ星呼ぶ名を失くし今も尚ありふれた幸せをあなたに

    • 良く言えば、運命。

      ケンカしたなら仲直りが出来るけれど、ケンカはしていない。 だから仲直りするきっかけがない。 それでも会いたくて 会って話せることを願っていたら 見かけてしまった。 隣にいたミサの「怨念だね。」の一言で話しかけるのをやめた。 そうか、これは運命ではないのか。 何度も偶然会う 相手の事を考えている時に連絡が来る 同じ日に同じ場所にたまたま行く それらは全て運命だと思っていた。 けれど私の現実は、怨念。 強烈な4文字に打ちのめされてる私を見て「そこに至るまでのあれこれ

      • 方言で歌うことに憧れて

        天童よしみさんの大阪恋時雨を聴いて、地元の言葉で歌えたらどんなにいいかと思い、妄想中。 -------------- 好きなんだっけ 好きなんだっけか いまでも好きなんだっけか あんたのこと今でも 書かさらないペン捨てられないみたいに 押ささらなかった思いを止めるボタン あんなに めんこい おぼこい 言ってたくせに 声も聞きたくないなんて あんたはうまく押せたんだっけねこのボタン なった気ぃしてるあんたのこと 嫌なのに 探してしまう癖が抜けない 遠く遠く離れれば忘

        • 呼び出しにすぐに応じる身軽さで君との距離も飛び越えたい

        • 固定された記事

        流れ星呼ぶ名を失くし今も尚ありふれた幸せをあなたに

          失敗と反省が絶えなくて辛い時間も苦しい夜も幾度とあるのに過ぎ去ると楽しくて、心身を擦り減らしボロボロになる私を見兼ねて、家族や友人はそんな世界から足を洗えと言う。 どこかには楽しいだけの場所もあるだろう、だけど私はまだここが好きだ。いつだって捨てられるから、今はまだここに居たい。

          失敗と反省が絶えなくて辛い時間も苦しい夜も幾度とあるのに過ぎ去ると楽しくて、心身を擦り減らしボロボロになる私を見兼ねて、家族や友人はそんな世界から足を洗えと言う。 どこかには楽しいだけの場所もあるだろう、だけど私はまだここが好きだ。いつだって捨てられるから、今はまだここに居たい。

          ダサい、って。

          もう何年前だろう 随分前の事 だけど 最近のような気もする 何年か前、 当時お付き合いをしていた恋人に (私は恋人の感性がとても好きだった。自分にはない視点を覗き見る度にいつもドキドキした。) どうしていつも他人からバカにされるのか 問いてみた。そしたら、 「きみはダサい。 それは仕方ない事だよ。 人が成長の過程で、 バカにされるからやめようとか 恥ずかしいから捨てなくちゃ と、 努力して必死に自分の皮を脱ぎ捨てて やっと大人になったのに、 きみ

          ダサい、って。

          新生活

          今 ここに立って 思い出すのは 捨てた重さ 持ってくればよかったな エロ本も AVも ボクの頭じゃ足りないくらい 思い出は計りしれなくて また見たかったな あの娘の表情 さよなら さようなら こんなに遠く離れても まだあそこを 思い出してしまう

          陽のなごり

          出会う人や環境が変わっても、自分が変化しなければ何も変わらない。 想像もしていなかったところまで来てしまった。そしてまた、先のことを想像できない。 大きな流れにのまれながら進む方法でしか、前に進めなかった。抗っても苦しむだけなら身を任せたほうが楽だと思っていたけれど、どちらも変わらず苦しさがあることを知った。 他人のせいにして環境や状況を恨み、変化を嫌って。 安全なところで安心して暮らすことが遠い夢に思える現在。 立場の違う3人が集まったところでうたえる歌もない。

          扉を開けたら稽古場

          地下室の入り口、ドアの前 扉の向こうは血の通った世界 外でも内でもない間に佇む 外は真夏 ビカビカ光る太陽 生の輝き 内は暗闇 キラキラ灯る照明 命の響き ここは踊り場、はざまですきま。 まるで自分 行き場を失くした靴たち 持ち主探し いちご いちご 花 いちご ぶどう ぶどう 葉っぱにぶどう りんご なし なし 洋なし りんご

          扉を開けたら稽古場

          切れ端

          この恋を旅として 終わりはどこにしよう なにを見ようか どこまで行こうか たまには立派なホテルの 最上階に泊まって 上から街を見下ろそう ラブコメみたいな2人でいよう  息ふさぐ 唇で 甘いささやき 苦い涙 すぐそばに別世界 血のかよった新世界 フェイクでリアル リアルなフェイク 逃げて 出会って  重なり合う 

          祈りのない部屋

          ここには祈りが届かない。 もし仮に、届けたい祈りがあったとしても届くことはない。 今よりもマシな生活をと望み進んできたはずが、こんな所に辿り着いてしまった。 思考が止まった暗い部屋。 いや、室内はむしろ明るすぎるほどの照明がついている。 暗いと感じるのは俯いて作業をしているから自分の影で視界が塞がっているだけだ。 遠くで彼女の無事を願う人が、その部屋から出ればいいと言う、その声さえも届きはしない。 "どこに行っても同じこと"と進み続けることに疲れた彼女は思っている。こ

          祈りのない部屋

          秘密の電話

          言ってしまったけれど、 本当によかったのだろうか。 別れに感傷的になるいつものやつだって、 そんな気もしてるけど、 緊張するし落ち着かない。 やってしまったことは戻らないし、 口に出してしまった言葉は戻らない。 やり直しがきかない。 平気な顔して嘘つくのは いつだって私で、 わたしはわたしに潰されかけてる。 笑ってはいけないところで、 また、笑ってしまった。 本当のことがわからないのに本当を探している。 いい人たちなんだよ、きっと。 この出会い方じゃなければ、視点が

          恋の理想 愛の真理 嘘と偽り またね の またねはいつになる? 好きな人の好きな人も好きでいられそうだけど、好きな人の嫌いな人を嫌いにはなれない。

          恋の理想 愛の真理 嘘と偽り またね の またねはいつになる? 好きな人の好きな人も好きでいられそうだけど、好きな人の嫌いな人を嫌いにはなれない。

          帰りたいけど帰れない

          話したいことは沢山あるけれど全部言ってたらキリないし、困らせたり心配させたいわけじゃない。 "元気で幸せでいてほしい"と願ってくれている気持ちがわかるからこそ、ボロ雑巾のような今の姿は見せられないよね。

          帰りたいけど帰れない

          好きじゃない と思っているうちはまだ好きなんだよ。 だけど、 別れたきみの悪口を言いふらす奴の影なんて追わずに、きみを大切に想ってる人たちのところへ帰っておいで。

          好きじゃない と思っているうちはまだ好きなんだよ。 だけど、 別れたきみの悪口を言いふらす奴の影なんて追わずに、きみを大切に想ってる人たちのところへ帰っておいで。

          短い春の歌

          垂れ柳 桜色した 花びらが 隣に居っても 寂しい春に 植木鉢 打ち捨てられた トルソーの 片腕借りて 月夜のダンス 「……布袋?」 「いいえ、違うわ。トルソーよ」 人型をした 魂の箱 眠れずに朝を待つとき 布団では 微かな息を止めずに生きる ベージュが街に溢れると、 まもなく春です。 季節を告げるコート 唄声をなくした鳥の結末の ほんとうのこと誰もしらない 寒桜一花ごとに魂が宿っていると聞いて慄く

          短い春の歌