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秘密の電話

言ってしまったけれど、
本当によかったのだろうか。

別れに感傷的になるいつものやつだって、
そんな気もしてるけど、
緊張するし落ち着かない。

やってしまったことは戻らないし、
口に出してしまった言葉は戻らない。
やり直しがきかない。

平気な顔して嘘つくのは
いつだって私で、
わたしはわたしに潰されかけてる。

笑ってはいけないところで、
また、笑ってしまった。
本当のことがわからないのに本当を探している。

いい人たちなんだよ、きっと。
この出会い方じゃなければ、視点が違えば、お節介で愉快な職場のはず。

わたしの目にはよくない映り方をしているだけ。

どこでなにを間違えたの?


終わりを決めたなら
次に進まなくてはいけない。

時間はたえず流れているから、
心臓は動いているから、
止まることは許されない。

思考停止してるときじゃないって、誰かが揺さぶりかけてくれるけど、その手は首元に絡まってくる。