BTSにハマる。 -きっかけ編-
BTS(防弾少年団)をご存知でしょうか?2013年の韓国デビュー以来、一歩一歩スターダムへの道を駆け上がっている彼らの知名度は、今や「アジアのアイドル」に収まりきらず、欧州でも絶大な支持を集めている。
このnoteは、これまでまっっっったくK-POPに触れてこなかった20代男性がARMY(BTSのファンダムの呼称)になり、LIVEに参加するようになるまでの話です。よろしければお付き合いください。
さて初めての出会いは2017年放送の『ミュージックステーション』。
当時の映像が残っていないので公式MVから。
キャッチーなメロディー、派手な髪色、キレのあるダンス、キラキラな恋愛を描く歌詞。
「THE!! K-POPアイドル!!」
というのが当時の感想。顔も名前も覚えられず「声低い人」「一番大きい人」「一番ダンスうまい赤髪の人」「白い人」と区別する始末。
ここまでは僕にとってBTSは「定期的に人気になる韓流アイドルの一つ」でした。韓国のアイドルは歌もダンスもズバ抜けて上手い。日本に進出するともなればその競争もとても激しいんだそうで。彼らのパフォーマンスも「韓流ならこのくらい普通」くらいに見ていたのです。
この認識を思いっきり覆したのが
この『FAKE LOVE』という曲。
先ほどまでのポップな感じとはうって変わってかなり暗めの進行。そして流行りのトラップビート。HIPーHOPを普段よく聞く身としては、アイドルがトラップビートを使用していることが驚き!そして、
「君を愛するために本当の自分を捨てる。これは本当に愛なのか?」
という内省的な歌詞。「夢を売る」アイドルの存在そのものに疑問を投げかけるようで、かつ「自己との対話」という触れがたいテーマにぶつかっていく彼らの姿に惹かれていったというのが、BTSにハマったきっかけというわけです。
よりにもよってなぜキラキラな『DNA』の次の表題曲が『FAKE LOVE』なのか。なぜアイドルでありながらコンシャスなテーマに取り組むのか。それは彼ら自身と、彼らのアルバムの歴史と関係している・・といったところで「きっかけ編」は終了。
次回はBTSのアルバムの妙に興奮する男のお話。
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