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【迷信】茹で蛙(ガエル)のお味は?

こんにちは。うつ病休職エンジニアの三十郎です。

私は茹でた蛙を食べたことがありません。経営コンサルタント系の皆さん、実際に食べた方がいらしたら、どんな味なのか教えて下さい。鶏肉に近い味らしいですが、私は焼き物、揚げ物しか知らないです。茹でたら、どんなスープが取れるのでしょうか?

1.コンサルが好む言葉「茹で蛙」

皆さんの部署にも「茹で蛙になるな!」と説教のたれる上司がいるかと思います。この「茹で蛙」なる言葉は、誰が考えたのでしょう?

調べてみると、1950~70年代に活躍したアメリカの思想家グレゴリー・ベイトソンが創作した寓話らしいです。1869年、ドイツの生理学者フリードリッヒ・ゴルツが実験し、1873年、ジョージ・ヘンリー・ルイスの追試が科学誌ネイチャーに掲載されました。でも、この実験では、蛙が逃げられない環境で実験したらしく、25℃で落ち着かない様子となり42℃で死んだとなっています。

その後、1990年代からアメリカのビジネス界で広まり、その後、日本でも大前研一氏に代表されるビジネス・コンサル達が使うようになったらしいです。

これが本当なのか? ドイツの科学者が検証しようとしたらしいですが、蛙を殺す罪悪感から爬虫両生類学者に相談、「その伝説は間違いである」と回答を得ます。その後も、実際に実験する人が現れ、皆、蓋がなければ蛙に逃げられました。

2.蛙目線で考えましょう

あなたが蛙だったら、長時間、鍋の中でじっとしているでしょうか? 鍋の中は、お湯で無くても蛙にとって居心地の良い所ではありません。無機質な金属の囲いの中にいても、何も良いことが無いからです。

生物学をかじったことがある方なら分かると思いますが、蛙は餌をとるために他の場所へ移動するか、天敵から身を隠すために草わらへと移動することでしょう。「茹で蛙理論」は、理系の素養の無い、文系の学者が創作した寓話です。イソップ物語のような物です。

3.コンサルにご注意を

営業妨害をするつもりはありませんが、この手の人達は自信満々に「御社のそこが悪い。このように改善すべきだ」と上から目線で話す傾向にあります。それを真に受ける経営者もアホかと思います。現場をちょっと見たぐらいで、経営改善の知見を得るなど無理です。経営者も現場を知らないからコンサルに良いようにあしらわれるのです。

経営者には「鳥の目」「虫の目」「魚の目」が必要だと言われています。まあ、これもコンサルの受け売りですがw。

「鳥の目」は自分の会社を俯瞰して見ろ、「虫の目」は現場に足を運んで見ろ(現場に自分が行くことを隠して下さい。「水戸黄門」です)、「魚の目」は、360度、周りの環境を見ろの意味です。先ずは観察しろです。

それから自分の頭で考え、行動に移すのです。

「自分の頭で考える能力が無いから、高い金だしてコンサルに頼んだんだ」では、経営者失格です。コンサルは自分の提案が上手くいかなかったとき、経営者に手鏡を渡し、それをのぞき込めと言います。

「その人が私の提案を咀嚼できず、失敗の原因を作ったのだ」と。

4.「茹で蛙理論」はリトマス試験紙

あなたに「茹で蛙理論」を振りかざしてくる者がいれば、半沢直樹風に言い返しましょう。「あなたは、ご自分の目で、それを確かめましたか?」と。

これは、いい年をしたビジネスマンが相手に「ウサギとカメ」や「アリとキリギリス」の話で説教するのと同じです。ちょっとかっこよく聞こえるだけで、本質は何ら変わりません。

その人はビジネス書を読んだか何かの講演会で聞いたことを、自分の頭で咀嚼せずに、右から左へと話しているだけです。なので、右から左へと聞き流しましょう。

ちゃんと自分の頭で考えれば、茹で蛙などできるわけありません。何も考えていない証拠です。無能な奴と切り捨てて結構です。


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