復職への壁
いよいよ引っ越しが来週に迫った。一人ですべて準備しないといけないというプレッシャーからなのか、いつも以上にお腹を下しながらも作業を日々コツコツ続ける。
引っ越しして実家に帰る。そして落ち着いたら実家の近くの病院(私の勤める病院は地域内に他にも病院を持っている)に異動させてもらって復職する。
そう考えていた。この間通っているハローワークのキャリアコンサルタントの方からもそれが良いと応援してもらっていた。
だけど、またしても復職までのリハビリ勤務が立ちはだかる。(一度リハビリ勤務を挫折しているので、その経緯については以前の記事を読んでください)
元の病院でリハビリ勤務再びか・・・
私は今回の引っ越しにあたり、上司に実家に戻りたいので実家から通える病院に異動して復職したいと伝えていた。
上司からは異動については相談できると思うとの返事だった。(異動は無理だと言われても、一人暮らしが限界だったので実家には帰ることにしたと思う)
そして、引越し日が迫り改めて上司と話す機会があった。
そのときに異動先でリハビリ勤務をするのは難しいので、時間は遅くからになっても良いので今の病院でリハビリをしてほしいと言われた。
これは私の予想外だった。実家に帰ると今の病院まで電車と徒歩を合わせて片道2時間はかかる。
体調がよくならないから実家に帰ることを決めたのに、リハビリの間だけだとしてもそんな長い時間電車通勤をするのか?というかできるのか自分?
というより今の病院で辛いこともたくさんあったから今度こそ離れようと思ったのだが、そういう自分の気持ちは伝わっていなかったのか。
いや、上司をはじめ上の人の前で職場を悪く言うのはよくないという気持ちが働いて、そういうことは伝えてこなかったのかもしれない・・・。
そして心はこのように「あれ?こんなはずじゃ?」と声を出しているのに、上司の手前、「そうですか」と理解したふうなことを言ってしまう。
その場で「そんなの困ります」「無理です」という言葉が出てこない。まずは相手の言うことを聞かなくちゃ、となってしまう。
帰り道、言われた内容が頭の中を何度もリフレインする。
そして心の中では2人の自分が会話している。
自分A「2時間かけてリハビリ勤務?そんな元気はもうないよ。無理だよ」
自分B「いや、実家に戻ったら元気になってやる気も出るかも。だってそうしないと異動も復職もできないんだよ?」
A「いや、無理だって。引越しの準備するだけで、毎日のようにお腹壊してるのに。これ以上身体を悪くしたらどうするのさ」
B「すぐに結論を出しすぎだよ。まず実家に帰ってから考えよう?難しいときは難しいって言えば、また何か他の方法があるって」
A「これ以上今の仕事続けるために色々と相談するのに疲れたよ。もうここが辞め時なんだ、やっぱり」
思い通りにはいかないのが人生。でも・・・。
組織に属して働く以上、組織の都合がある。病気をしたからといって、なんでも思い通りにしてもらえるはずもない。
今までメンタルで躓いてしまって辞めていった人はたくさん見てきた。事務は一度休むと戻ってこない人がほとんどだったと記憶している。
みんな悩んで(そんなに悩まない人もいるのだろうが)、でも辞めることを決めて今はどうしてるだろう?
引っ越しを決めて、良い方向に行くかそうでないかはわからないが、ひとまず環境は変えられると思って、ほんの少しだけど何かが良くなっていくんじゃないかと期待もしていて。
だけど今回の上司からの話があって。
人生ってもう悩み尽くしたと思って手を打ったつもりでも、また別の壁がやってくる。
人生ってむずかしいな。