ペリン・ビュフォード✖️信州ブレイブウォリアーズ
ペリン・ビュフォードが信州加入
衝撃的なニュースでした。
Bリーグの歴史上でも最上位クラスの選手の加入。しかもまだまだ全盛期。
界隈に与えたショックも大きく、それは加入ツイートの反応からも伺えます。
そのインパクトから、信州は来シーズンのB2で最も注目されるチームとなりました。ビュフォード選手の活躍にはなんの疑いようはなく、新シーズンでは信州に多くの勝利にもたらしてくれることでしょう。
だから、彼個人のプレーについて心配することはありません。
今回は、なぜ信州がビュフォードを獲得したのか、彼は信州に何をもたらすのかについて考えてみます。
昨シーズンの信州
昨シーズンの信州は、ほとんどいいところがなくB2へ降格しました。
そんな辛いシーズンの中でも特に辛かったのは、チームのアイデンティティを完全に失ったことです。
その結果、信州というチームは、マイケル就任以来積み上げていたものを完全に手放し、何の特徴もないチームへと成り下がりました。
今シーズンはそれを取り戻すことこそが最も大切だと考えています。
チームの未来を考えれば、それは今シーズンのB1昇格よりも重要です。
信州のカルチャー
では、信州のカルチャーとはなんでしょう?色々表現はあるかと思いますが、個人的には
闘うメンタリティ
が根底にあると思っています。
これがあるからこそ、日々成長や正しいメンタリティ、ハードなDF等、わかりやすい信州の特徴が生まれてくのではないでしょうか。
これまで、この姿勢を体現してきた選手といえば
どん底だった信州においてプロとしての在り方を示し、チームを変えたマクヘンリー
常に学び続け、日本屈指の選手へと成長したホーキンソン
これらの選手は、わかりやすく「献身性」、「フォーザチームの精神」がありました。
一方でビュフォードのイメージは完全なる「王様」。これはこれまでの信州のイメージ、信州を代表する選手像とはかけ離れたものです。
しかし、「闘うメンタリティ」に限っては、ビュフォード以上にそれを持った選手はいないでしょう。
もともとエリートな経歴を持った選手ではなく、日本に来るまでは典型的なジャニーマンでした。そんな彼には剥き出しの反骨心があり、常に勝利を求めています。
そんな彼の姿勢はある意味で劇薬であり、チームに不和を生む可能性もあります。
それでも、一度壊れてしまった信州の精神を再構築するには、この劇薬を飲み込む必要があるのかもしれません。
ビュフォード✖️信州ブレイウォリアーズ
ビュフォードは間違いなくリーグ最高レベルの選手です。
しかし、彼1人だけの力で勝てるほど、今のリーグは甘くないと思います。よしんばB2で勝てたとしても、その先のB1そしてプレミアでは、絶対に通用しません。それは島根が照明しました。
ビュフォードは周りの選手にも高いレベルを要求してきます。そこに妥協はありません。
そんな彼の要求に選手とコーチが応えられるかが重要です。
それに応えられるチームとなれれば、全く新しい「信州ブレイウォリアーズ」が観られるはずです。
ビュフォードは信州のカルチャーを甦らせる救世主となるのか、それとも歯車が噛み合わず空中分解するのか
非常にスリリングでエキサイティングなシーズンとなりそうです。