ゲーム依存症4

細かいことを言えば、いくらでもエピソードがあります。ただ25年分の話は長すぎるので割愛し思い出したら書いていきたいと思います。

息子が中学生になるときに旦那が言った。

「もう中学生だから、自分で考えて自分で決めて自分で行動しろ。もう何も言わないから、自分の責任で動け」と

いいこと言ってるように聞こえるけどそうでもない。

考えて決めて行動しろ‼️もう何も言わない。

だから、考えて決めて行動したら、小言を言ってダメ出しする。

言ってることとやってることが違うよ‼️

自分の責任って?まだ、中学生は、親の責任でもあり監督下において細かいことは言わなくても目は離してはいけない。

完全に目を離した。そのわりには細かいことを言う。

思春期なのに反発しない。暴言はかない。なぜか?

息子は諦めてるから「言ってもムダでしょ」いつもそう言う。

私にも一切暴言を吐かない。

「うるせー、ババア、うざい」とか絶対に言わなかった。

複合的ではあるが、中2の秋に息子は自律神経が壊れた。中1の秋頃から、ちょっとおかしいなと思うことがあったけど、頑張ってしまい壊れてしまった。

運動をあまりしなかった息子は、ラグビー部に入った。頑張る息子。家に帰ってくると動けない。

小学校の時にふざけたり、テキトーだったり、お調子者だったから、中学に行ったら真面目にやると決めていた。その真面目とは…

真面目なこと言うとうざがれる。今どき(昔から)の風潮。中学生あるある…  だけど

とても頑張っていた。人が嫌がることを率先してやっていた。

だけど、担任の先生すら評価しない。変な奴らをチヤホヤして自分の立場を守る先生。だけど、子供達はよく見てる。そんな先生を評価しない。

心も壊れかけてるから、当然、部屋の中も乱雑になる。

それを見て旦那が片付けろと言う。

小さい頃から便秘がちの息子。中2の夏休み中に腹痛が激しくなって病院で診てもらった。便秘、下痢を繰り返す。過敏性腸症候群と診断された。

既に調子が悪く部活は、行けたり行けなかったり…

中2の春までは、優秀選手賞をもらえるくらい頑張っていた。試合は、動けなくなるまで全力を尽くす。

試合を観に行くのが楽しみだった。

旦那は、ラグビーを始めたことを快く思っていない。「奴に出来るわけがない」と言う。

自分の息子をよく見てない。試合も観に行かない。興味もない。そんな風にしか見えなかった。

そして中2の2学期の始業式。

夏休み中に寝たり起きたりだった息子が、学校に行ったか心配だったのか、旦那から電話が来た。

状況を伝える。

行けるかわからない状況。それでも自力で行かせろと言う。電話口で「起こせ」「なにやってるんだ」「都合が悪いと具合が悪くなる」「遊んでるときは元気だろ」等…

最後は、「学校に行かないなら部屋を片付けろ。俺が帰るまでに片付いていなかったら、教科書も何もかも捨ててやる」と言って電話を切った。

息子は、やり取りのほとんどを知っている。

「片付ける元気があれば、とっくに学校に行ってるよ」と息子。息子が正論だと思う。

それでも捨てられては困る教科書、制服、ラグビーのユニホーム、ゲーム類、レゴブロック…

学校に行かずに片付けた。

きっとトラウマがそうさせたのだ。

旦那が帰ってくると「片付ける元気があるのに、なんで学校に行かない?」と言ってきた。

理不尽だ。

こんな理不尽なことを小さいときから言われ続けてきた。

中学生なったから何も言わないと言ったのにあれこれ口を出す。

散らかっていたって、本人が片付けられる時に片付ければいいのだ。私は、そう思う。

やりたくなくてやってないのではない。やりたくてもやれないことなんていくらでもある。

男だから強くしっかり育てたいのは、わかる。期待もする。だけど、押し付けてはいけない。

その後、息子は長い体調不良と付き合っていくことになる。

私は、自分を責めた。助けてあげられなかった。旦那が怖くて何も言えなかった。

普通の生活を送れなくなった。大好きなラグビーができなくなった。無表情で食欲もなく、トイレに入ったまま出て来ない息子。睡眠障害、耳鳴り、ふらつき、好きなゲーム機を取り上げられ楽しいことがひとつもなく苦しみや悔しさのなかにしかいられない。

ゲーム機、タブレットは無期限で取り上げられた。

私が旦那と不仲になってから私の裁量で返した。1年半ぐらい前のこと。4年半は、取り上げられたままだった。

反抗しないで我慢している息子にストレスを解消させようとわざと言ったことがある。

「我慢しないで言ってみろ!オヤジに言いたいことあるんだろ❗」と

そしたら「自分だって何も言えないくせに❗」と泣きながら私に言った。

その時は「言ってわからない相手に何を言ったってムダなんだ。」と答えたが、私の逃げだった。合ってるけど合ってない。

優しい言葉をかけてあげられなかった。

そのくらい、強く自分を持っていないと自分が倒れそうだった。息子には、申し訳ない。


数年経って、あるゲームが発売された。

ゲームが悪いのではない。やる人のマナー、態度が悪い。ゲームのタイトルを言ってしまうかどうか迷うところ…このゲームにより離婚する夫婦が実際に出ている。というツイートがある。対戦ゲームでグループを作ってペンキを塗っていく陣取りゲームと言えばわかるだろう。キャラはイカです。

これを買ってやっていたのが長女。リビングのテレビでやっていた。旦那が、半額払うから貸してくれと言うので長女は、快諾した。

ところが、ここからだ‼️

自分のチームの誰かの動きが悪かったり、思い通りに動いてくれないと暴言を吐く。罵声を飛ばす。

ゲームをやる度に怒鳴り声が外まで聞こえる。

時間構わずゲームする。夜勤で帰ってくると深夜3時前後からゲームする。寝静まってるところに怒鳴り声。

そんな日がどのくらい続いただろうか?

忘れてしまったが、リビングだからエンドレスではなかったが、やってることに我慢できなくなった長女が旦那に言った。

「そういうゲームのやり方しないで‼️怒鳴ったり怒ったりしてやっても楽しくないよ。」

「俺のやり方が気に入らねーなら、やめてやるよ‼️」と逆ギレしてやらなくなった。

しばらく、他のゲームをしていたので割合静かだったが、そのゲームの次のバージョンが出た。

予想通り買いました。ゲーム部屋でやります。エンドレスでやります。

「俺の部屋でやってるんだから、誰にも迷惑はかけてない」と言い切った。

とっても迷惑です。

寝ようとしてる時間に怒鳴り声、寝静まってる時間に怒鳴り声、早朝に怒鳴り声…休みの日は1日中。エンドレスだ。

末っ子は、怒鳴り声を怖がる。

息子は、さらに病む。

さすがの私も手の震え、息が詰まるがあり、緊張が止まらず血圧、血糖値も上がり、一緒にいるのが苦痛だった。

朝、弁当を作っているとき手の震えが出るので、ASKAさんの歌をイヤフォンで聴きながら作業した。

そんな日が3年近く続いた。

私は、ゲーム中に声をかけたくない。うまく行かないと私が声をかけたせいだと言われる。

旦那は、ヘッドフォンしてゲームをする。臨場感を味わいたいと言う。だけど、私たちには暴言、罵声、怒鳴り声しか聞こえない。

お前達に言ってないと言われてもいい気はしない。

ある休日、朝ごはんの準備が出来たので呼びに行った。だけど、聞こえていなかった。2度目に呼んだ時にキレたので、

私は、「こんなもんつけてるからだ‼️」と言ってヘッドフォンをはずし投げ捨てた。それに、キレた旦那。この日から無視が始まった。

旦那は、私とケンカすると必ず無視する。その時は、4ヶ月無視だった。

その5ヶ月後にも何度か無視された。

無視する間もエンドレスでゲーム

私と子供達は、旦那がいない時間が貴重だった。

静かで落ち着く。笑って話せる。至福の時間だった。

そのくらい、精神的に追い込まれていった。

楽しいゲームが苦しい時間になってしまった。最初に買って遊んでいた長女がそのゲームをやらなくなった。悲しくて出来ないと…ゲームの描写、ゲーム音楽を聴いたりすると怒鳴り声が蘇る。


決定的だったのが、以前書いたブログにもあるように「決定的なひとことで」

ここからが完全に家庭崩壊の道へ動き出した。




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