日記の効能
今年の5月から、手書きの日記をつけ始めて半年。
当初想像もしていなかったメリットを感じています。
今日は、日記について思うこと。
1.負の感情の原点をたどれる
意外と大したことないことで怒ってたりとか、小さなことが不満の原点であることに日記をふりかえって気が付くことがありました。
負の感情って、基本的にあまりよくないイメージがあるので、
「こんな小さなことで怒ってはいけない」
「こんな些末なこと受け流さなければいけない」
と自分の気持ちに蓋をしていたり、
「ここまでされたら、普通怒るよね」
「ここまで我慢したんだから、怒ってもいいよね」
と、負の感情をもつ正当性を作っていたんだな(負の感情の原点はそこじゃなかったんだな)と自分の本当の感情に気が付くことができました。
小さくても、大したことなくても、それが原点なんだと認めることでちょっと楽になれた気がします。
2.バイオリズムのスイッチポイントに気がつく
仕事や人間関係について、おおらかになる時やイライラする時、物事を前向きにとらえ行動できる時とそうでない時など、自分のバイオリズムが何をきっかけに切り替わっているのか、これも日記を読み返していると思いました。
私は仕事の成果が出ている、出ていない、とか、家族間に喧嘩が多い、少ないということよりも「自分が粗末に扱われている言動」にものすごく弱いみたいです。
3.考えが前に進む
日記をつけていて一番よかったのはこの「考えが前に進む」ということ。
思い通りでないこと、もう少しこうしたいと思う気持ちを書いていると、自然と「では、何かできることは何か」という思考になり、この半年は特に様々なチャレンジができました。
チャレンジはどれも成功していませんが、それによって大きく価値観が変わり、日記をつけた当初とは全く違う考え方をするようになりました。
手を動かして書く日記だからこそ、ゆっくり、じっくり考えた言葉が残る。
だからこそ内省には向いているのかななんて思います。
10年日記をつけた友人は、10年間の思い出と自分のあり方がそのままに残る日記を「何があっても一番に持ち出す!」と大切にしています。
私の日記は3年日記、3年後に自分にとって大切な1冊になっていることを期待して、コツコツと続けていきたいと思います。