夫源病と受動的攻撃 〜一歩を踏み出す〜
夫が帰宅すると家の空気がかわる
そんなことを感じた方も多いのではないですか?
ガチャりと玄関が開いたその瞬間から、サーっと空気がおもくなる。
子供たちと賑やかだった会話もピタリと止まる。
そんな経験が日常的にある方も多いでしょう。
受動的攻撃って何かな
調べればいろいろな例がでてきますが、誰にでも分かりやすい
DVや罵声でなく、圧力による陰湿な攻撃と私は理解しています
夫源病とは医師である石蔵文信氏により名付けられた、夫が原因となる
妻の心身の不調ですが
よくその例となる夫の特徴に当てはまらないけれど
夫源病となる妻はいます
私自身もそうでした。
一言で言うと『かまってちゃん』的な行動、言動で
暴言はなくとも、非常に粘着質で、嫌味。
家庭内ストーカーと呼びたくなるほど、妻に目を光らせている
定年後の男性に関しては、濡れ落ち葉と表現されたりもしますが
濡れた落ち葉どころではない、圧力です
直接、ストレートに要求せず、不機嫌や荒々しい態度で
自分を構ってもらうように仕向ける、嫌味な行為で人の粗探しをする
がうちの夫のパターンです
若い頃は家庭に無関心な人でしたが、時代やコロナで 自分の外での遊びが減り
そのストレスが一気に家庭に向けられました。
話し合うにも、わざとではない、善意であることを主張するので
改善はありません。また、遠回しに経済面を支えていることで
押さえつけてくることも多々ありました。
私自身も心身の具合が悪くなる一方で、また同世代の友人たちは鬱や
狭心症など、深刻な状態に陥る人も、、、、
40代以降となると、子供の進学、親の介護、更年期など健康な人でも
あらゆることが重なり、そこへ夫のことものしかかり、心と体が折れそうになってしまうのです。
私の只今の結論は
〝夫を変えることはできない〟
本人に変わる気が無い以上、変わることはありません
それに夫源病まできた妻は、もう夫のことが
正直『大嫌い』もしくは『恐怖』でしかありません
夫のために心を尽くすのは無理です
けれど、自分に残された時間があとどれくらいあるのだろう
残された時間を
こうして夫から逃げ回るように過ごすしか無いのだろうか
そう考えた時
誰しもが明日どうなるかわからない今日を生きているとしたら
今をもっと、自分のために使いたい
自分の心の中を 夫の圧で埋め尽くされたく無いと思いました
夫の負の圧力に心が占領されないためには
まず、違うことで心を占領するよう頑張ってみるのです
逃避することはとても重要です
〝私が向かい合うのは夫ではなくわたし〟
恐怖の圧で占領させたこころを他に向けるのは、難しいことです
ですが、小さな一歩から始めてみませんか
散歩に行く、塗り絵を塗る、ジグゾーパズルをする、ドラマをみる
映画館に行く
なんでもいいのです
ほんのいっとき、心から『圧力』を忘れる時間をもってみる
もちろん、そのいっとき忘れる時間をを持ったところで
夫の気配を感じた瞬間、また気持ちはペシャンコ、、、
ですが、また小さな一歩を踏み出してみる
妻が楽しげだと、ますます嫌味になる夫も多いでしょう
夫の前では、女優になって元気のない様子を演じた方がいい場合も
多いと思います
小さな小さな一歩を繰り返すことで、自分の思考に変化がでてきます
ペチャンコになった気持ちを立て直すコツや
抗えないと思った自分の人生に
何か違う道が見えてきたり
忙しい毎日のなかでそんな時間をもてないと思う方も
多いかましれません
ちなみにわたしの小さな第一歩は
お皿を数えながら洗う
でした(笑)
本当に小さな一歩です。。
1、2、3、と洗いながら枚数を数え、1、2、3と数えながらお茶碗をゆすぐ
何も考えずただ数える事に集中して、気持ちを逃避させたのです。
そんな小さな一歩でも、心や体は変わっていきます