
狭い方がいい
たかさわさんのnoteで、マップの大きさをヘクス数で測ってみた記事がありました。
私も今まで、紙のサイズで考えていたので、目から鱗が落ちました。
私自身も、このホビー初めてのころは選択肢が多いと(あまりにポンコツなので相手の方に申し訳なく、でもどうしてよいかわからなくなり)固まってしまうことがありました(今でもポンコツですけど)。
いくらユニット数が少なくても移動力が大きければ選択肢が増えるので未経験者は困るのでは?と最近は思います(もちろん、ゲームとしては選択肢が多いほうが面白いのですが)。
まあ、あまりに狭すぎても、「正解」が生まれてしまうので知的探究心を満足する遊びであるゲームとしては問題です。
そこで、あくまでマップの広さの観点で初手(最初のムーブ)がやりやすいのではないかな、と思えるゲームを探してみました。私の浅い知識では、バリエーションが少ないですがご容赦ください(1ヘクスしか無いゲームはプレイヤーに判断を課さないので外しています)。
※へクスのみです。エリアやポイントtoポイントは含めていません。
アラスの反撃
6×8ヘクス。移動力は最大5。移動に関して地形は3種類(平地、川、道路)。
ラッツ・ダンマルク作戦
5×7(最大)ヘクス。移動力最大5。地形は平地のみ。
ドライブ・オン・メッツ(SPI/HJ/VPG/C3I)
9×11ヘクス。 移動力最大は10、移動に関して地形は5種類(平地、道路、荒地、森林、河)
エルアラメイン(EP/CMJ/K2P)
21×22ヘクス。移動力最大は10、移動に関して地形は2種類(平地、高地)。
「ドイツ戦車軍団」に同梱されているゲームの1つ。ところが、ドイツ戦車軍団シリーズは、クォーターマップでもヘクス数はかなりあります。思ったより広いのですね。地形の種類が少ないことは良いのですが、やはり最初はちょっと戸惑いますかね。1ターンのドイツ軍の移動の”お作法”が、未経験の方のハードルになると思います。どのように伝えられるかがポイントですね(個人的には、「ドイツ戦車軍団よりも前のレベル」が必要だと思っています)。
もっとも、作戦を考えるステップアップまで視野に入れれば、良いゲームであることは間違いありません。
この観点で探してみるのも面白そうです。
いや、さらに面白そうなのは、狭いマップで成立するテーマを探してゲームデザインに繋げることです。この縛りで競作するイベントがあっても面白いかもしれません。例えば、マップ面積100(縦×横)上限とか、さらにヘクス&カウンターでI-Go/You-Goでヒストリカルテーマ…などの縛りも加えるとか。
(タイトル写真は、カリフォルニア火災で被災したRBM Studioのゲームを揃えてみました。復興をお祈り申し上げます)