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      iidabashi

      • 5years

        恋愛の話をするのは、すこぶる苦手なんだけど、わたしが思ったことをここでぶちまけてしまおうと。5年付き合った彼氏と別れた話です。 _ _ ぼくたちの関係が崩れたら、たぶんぼくは死ぬよ。 _ _ 別れるんだったら今、ここで死んでやる、と叫んだ元彼、 どこかで生きていますでしょうか。 _ _ _ 「一緒に死のう」と、誘ってきたが、わたしの心は正常に戻ってしまったので、一緒に死ぬことができませんでした。彼はわたしをいつもお姫様のように扱ってくれるわけではありませんでした。

        • う    つ

          嗚咽と小便のまじる独特な匂いを放つ便器から解放された、そんな清々しい気分だった。仕事量を減らして欲しい、と上司に相談することは、奥歯の虫歯を見つけることよりも、きっとずっとずっと難しいような。 胃腸炎、 長く休みをいただいた、この元気いっぱいな私に、私のことを血液検査の数値でしか判断できない医者が、言う。わたしは胃腸を、どうやら、ひどくいためた、ようだ。 椅子、 ファミレスにある子供用の椅子から、子供が落ち、スライムのようにやわらかい頭蓋骨が弾力性をもって、優しく跳ね返る

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        記事

          首都高4号線、

          【8/22土曜日】 休日出勤と首都高4号線の親和性が著しく低い中、新宿から調布ICまで、わたしとの相性が抜群に良好だった。 私は仕事で新宿から調布に向かってた。 小気味いい感じのレゲエが流れる会社の車で、 行きも帰りも渋滞に巻き込まれていた。 ブレーキランプ、それと外の暑さで道路からユラユラと上がっている何かに気を取られ、プッ、という短いクラクションで必要以上の車間距離に気付く。 私が仕事で担当している地区が、調布近辺で、 取引先の担当者との顔合わせのため、 郵送で送って

          首都高4号線、

          two-time

          日焼けしてべろべろになった腕の皮をむきながら、ちふれのオレンジのリップ、コンタクトレンズとそのケース、背がチビになったアイライナー、薄い黄色のアイシャドウ、まつ毛の上下が、めちゃくちゃだまになってくっつくブラウンのマスカラ、これらを全てメイクポーチから取り出し、並べ、顔にふりかけて、順番に閉まっていく。 化粧品と化粧品のぶつかる、カチャカチャとした音と、バン、とケトルのボタンが跳ね返った音が同時に響く。この操作を、7:50〜8:30までに終わらせる。そんなつもりで、朝を過ごす

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          2017 film

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          104号室

          窓を開けると懲りずに必ず入ってくる手足の長い虫、アパートの隣103号室から聞こえてくるもごもごした声、0:00を回ったらこちらに迫る罪悪感。今日もあたしの104号室は、1ヶ月前の今日と、食器の位置さえ変わらなかった。 馬鹿みたいな頭のおかしい生理に苛立って、皿洗いをしてやろうとおもったら、皿が真っ二つに割れた。母に皿が割れたんだ、と伝えたら、馬鹿みたいな頭のおかしい使い方をしたから、馬鹿みたいに頭のおかしい皿が割れたのよ、と、いってた。 104号室、端の端の端の端の端に、

          5年刻みのお祝い

          「お祝いは5年ごとに祝おうよ」 お祝いごとを覚えていられないわたしは、 そう誰かに、確かに言ったように思います、 何十年と続く、この、 忘れやすい「お祝い」を、 私はすっかり、不安なく 忘れて過ごしていたかった、 冷たい奴!!と一喝。 この寂しい、乏しい自分を一喝。 誕生日や付き合った記念日、 忘れずに過ごせる人は偉大だ。 わたしはすっかり忘れてしまうことが、 大の得意でした、 スケジュール帳を授業中、 ペラペラペラとめくりながら、 こまごましい

          5年刻みのお祝い