弘/Hiroshi 旅の思い出を書きたい!好きな本は「深夜特急」

弘/Hiroshi 旅の思い出を書きたい!好きな本は「深夜特急」

最近の記事

サウナ室から時々遠くを見る

スカイスパYOKOHAMAのカプセルホテルに一泊しサウナを堪能したときの話です。 ⭐︎ 横浜を観光し、スカイスパYOKOHAMAに着いたのは20時頃だったので、21時のアウフグースは受けたいと思いいざ入館。 事前に大学時代の先輩から「セルフロウリュができるサウナできてるよ!」と聞いていたのでまずはそのサウナへ。 そのサウナ室は使われている木が新しく、香りも漂い、心地良く耳から脳へと通るサウンドで私を迎えてくれた。 座ってみると段差の角は美しい柔らかな曲線を描きストレス

    • 思い出は目的地ではなく道中に

      2020年を境に、コロナ禍で安易に旅行ができなくなり、仕事で忙しい部署に異動となり、ストレスが溜まるばかり。前に行ったタイが懐かしい。 タイから帰ってきた時はこれからもいろんなところに行こうと思い次の旅に期待していたが、今は過去の旅の思い出があるからなんとか生活できているような状況。 時々遠くを見る。 その思い出を忘れないように書いておこうと思いました。 が、書くのに時間がかかってしまった。書き終えた今となっては旅が戻りつつある。 ◇ 2019年12月31日、関西国

      • 暗い路地、光る鳥刺し、割れた看板。

        あの店は神戸三宮のどこかにあった。 大学生で就職活動をしていた頃。 大学からは周りに遅れないよう早めに就職活動をした方がいいとよく言われた。 私の周りの友人は企業が集まる就職説明会に早々に参加して、就職したい先をどんどん見つけていた。それを知って焦り、私もとりあえず企業の集まる就職説明会に参加した。 私は広島県にある大学で勉強していた(遊んでいた)のだが、関西で規模の大きい就職説明会が何度かあり参加した気がする。 周りの波に合わせようとばかりしていたと思うから、どんな企

        • アーモンド 100字書評 祥伝社

          ユンジェの言葉が私の心に深く深く突き刺さっています。誰かの不幸を見聞きし考えた後、思い出します。思い出す度に苦しさを感じます。次は行動するのみ。悲劇か喜劇かどんな物語になろうと行動する勇気を貰いました。

          10年前の日記

          2011年 小笠原諸島が世界遺産に登録された年 この年、私は就職が決まり社会人になる前に、今しか行けないかもしれないと思い小笠原諸島へ行った。 初めての一人旅。 ダイビングを1番の目的として向かった。 今から10年前になるが、10年前もmixiで小笠原諸島へ行った日記を書いた。あの頃はかなり気分が高揚していた記憶がある。10年前の日記をもう一度読みたいがもう読めないからもう一度書く。 小笠原諸島への船は混雑そのものだった。 雑魚寝ができる、たしか一番安いチケットだっ

          10年前の日記

          過程を睨む

          移り変り、破壊を免れない迷いの世界 仏教用語の「世間」とはこのような意味だとWikipediaに書いてある。 はたらく を頭の中に描いてまず思い付いたのは「生活に必要なお金を稼ぐ行動」である。 しかし、そんな単純な答えでは終わらせられないことを はたらく ことで世間を少し知り今思っている。 はたらくってなんだろう なんだろう この仕事どうしたらいいんだろう 自分はどんな仕事がしたいんだろう はたらく ことで迷いの世界に入っている。 いや、ここで暗い文章ばかりを並べ

          過程を睨む

          センチメンタルな自己顕示欲

          本を読むのが遅い自分がたまに嫌になりながらも、気になって読んできた本がある。 本棚に並べた数冊の本。 表紙を見ると、その本の内容よりも先に、読んでいた時の環境や手に取った瞬間が蘇ってくるものがある。 無限の網/草間彌生仕事の研修で大阪へ行き、帰りに蔦屋書店に寄った。中央に読書ができるスペースがあり、植木が並んでいたフロアだったと思う。そのフロアに美術関係の本が並ぶコーナーがあり、様々な色合いの表紙に目を奪われていると、どれかを手に取って見たくなった。 美術に関する知識は

          センチメンタルな自己顕示欲

          自分にしかできない冒険

          『僕が旅人になった日』 ライツ社 編・TABIPPO 自分がなんとなく感じていた、はっきり言い表せない感情を、この本は少し教えてくれた。 この本に登場する旅人は皆、旅を通して成長している。 どこか寂しい思いを生きる勇気に変えている物語だ。 私が以前旅に出たときも、何か自分の中で変わるものがあるのではと期待を抱き、旅に出た。 ありきたりな 自分探しの旅 とは言われたくないが、何故旅に出たのかと聞かれたらこれが答えだと思う。 思うが、実ははっきりしていない。 だから、表向

          自分にしかできない冒険

          私は見つけた

          2019年11月の台北は過ごしやすい気温だった。日中は歩けば少し汗ばむが、夜は風が心地良い。 初めて来た台北。有名なガイドブック 地球の歩き方 を開いたり丸めてポケットに入れたりしながら歩く。 日本にいるときは、この地球の歩き方が見たことのない景色を見せてくれ、そして実際にこの目で見に行けることを考えて高揚感を感じさせてくれたが、台北に来てから開くと安心感を与えてくれた。 日本で何度も見過ぎたせいで、手に馴染じんでいたからだと思う。 この旅は初めての海外への旅だったた

          私は見つけた