「『すうがく徒のつどい』に参加してきた」Dブレーン
先日「すうがく徒の集い」に参加してきました。一般向けの無料の数学の講演会で、講演者は大学院生から、社会人で趣味で勉強している方など、あんまり僕はよく知りませんが色々です。分野も様々でした。名前もよく聞いてたので興味があったんですよね。
内容はめっちゃハイレベルでした。えーと、正直に言って、わかることの方が圧倒的に少なかったです。前提知識が学部卒程度とかが多かったので仕方ない。そう言う無力感を感じるかもなと思ってちょっと躊躇っていた節もあったけど、完全に杞憂でした。
むしろ、自分のやってることの延長上に(かなーり先ではありますが)こんな面白そうな世界が広がってるのかと感じてすごくワクワクしました。話をしている方々がみんな数学が好きなんだなと感じてすごく素敵だと思ったし、質問者の方々から発表者の方への敬意を感じたし、我々初学者にも優しく流れを整理するような質問をしてくれたりもして、とっても建設的で、愛に溢れていて居心地の良い空間でした。発表者の方も魅力が伝わって嬉しそうにしていたし、そういうの見てるだけでなんかこっちまで嬉しくなります。
こうやって人が何かを好きなんですって話を聞いてるの好きだなぁ。不思議なもので、人の言葉とか喋り方にそう言うのって結構出ますよね。何かを真剣に目指して仕事として結果を出そうとしたり、趣味であってもこれが好きなんだって追求したり、特段努力ってわけでなくともずっと続けていて愛着を持っていたりっていうのもそうだし、好きなものとの関わり方って色々あると思うけど、そうやって好きなものと向き合っている雰囲気ってとても好きです。
んー、とはいえ、世間ではオタクなんて言葉で揶揄されることもあるし、素直にいうと引かれるようなことも怖いと思うし、僕は正直に好きなものを好きだって言いたいように全部言えるわけでもない。そう言う話をする相手って結構人を選んじゃってるかも。別に意識的に選ぶわけじゃないけど。相手が見えにくいからこそ、ちょっとこの場は喋りやすくてありがたい。
あんまり人に言うのは得意じゃないけど、僕はずっと好きなものを好きだと言っていたいな。自分でもよくわかんない”好き”もいっぱいだけど、クラシックもジャズも好きだしtuba好きだし、数学やってるのも好きだし、こうやって考え事してるのも好き。好きなコミュニティも好きな人たちもたくさんいる。あとは甘いものなんかも好きだし、人と食べるご飯はやっぱり美味しいんだよな、好き。
そんなことを考えていると今日も幸せだなと思います。恵まれているし、ありがたいことです。
しんどいとき、辛いときってたくさんあるけれど、だからこそ自分が少しでも幸せだと感じられることがあったなら、ああ、今幸せだなぁって、ちゃんと味わっていたいです。
明日も幸せな一日になりますように。おやすみなさい。
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