旅する日々を、強く望む
一人で目覚める朝。
薄手のタオルケットだと少し肌寒い。
心の中にある言葉を手探りで
ニホンゴにしていこう
◇◇◇◇◇
旅する日々を強く望むようになった
25歳を迎えて自分の人生を考えるようになったからか
あるいは、社会人3年目となって旅の軌跡に豊かさを見出したからか
旅を通して出会うのは地域の文化
何も知らないのだなと気づかせてくれる
その揺らぎ、揺れが好きだ
自然環境に身を投じるのも良い
海の音
風の音
鳥の音
耳を澄ませなくても
ふとした時に入り込んでくる心地よさが好きだ
移動の時間も良い
車にしても電車にしても
移動中は無意識に楽しいことを想像できる
潜在意識との接続がうまくいく場所なのだろう
運転中に眠くなるのは危ないけれど
◇◇◇◇◇
好きな時間が流れているのが旅する日々
とすれば旅する時間が人生の、暮らしの、仕事の時間になれば
私は幸せを感じられるのだろう
朝起きた時に
どんな音で目覚めて
それはどんな空間で
一緒に誰と過ごしていて
何を今日という時間に描くか
想像するだけでワクワクしている
それだけ私は旅を、旅するような生き方を望んでいるのだろう
◇◇◇◇◇
イメージは越えられないので
よりリアルに、具体的に描くことにしよう
お金がうんと沢山あれば
何も気にせずに振る舞えるけれど
そうもいかないわけで
移動手段は?
何をカバンに入れる?
仕事は?
家族は?
住所は?
などなど検討事項は山積み
それでもこの検討も含めて楽しめる予感がしている
心は踊っているわけだからきっとクリアできる
朝の20分は心との会話
旅する日々を描く時間として暫しお付き合い
無駄なことは何もなかった
毎日続けることよりも
こうした場所を捨てずに置いておいてよかったと
過去の歩みに感謝して
今日もまた一歩、踏み込もう
漂う思考の流れの中を
今日も今日とて彷徨って