赤城神社【東京・新宿区】
現代風の狛犬のバックに映える社殿の屋根とマンションも、とっても洗練された、おしゃれなつくりですね。
神楽坂を上がっていくと、ほぼ山頂付近に牛込総鎮守赤城神社(うしごめそうちんじゅ あかぎじんじゃ)が鎮座しています。
上記マンションの名を「パークコート神楽坂」といいます。
パークコートシリーズは三井不動産が展開するマンションブランドのひとつで、そのコンセプトは「都市型ハイグレードマンションシリーズ」です。
こんな物件に住んでみたいですね。というか、こんな物件を所有してみたいですね。
何か三井不動産の宣伝みたいになっていますが、20.315は三井の回し者ではありません。
じゃなんでマンションの説明なんかするのか、というと、この「パークコート神楽坂」の建立、いや、建設には「100年の計」が込められているからです。
戦後復興できないまま、老朽化した境内の社殿等をリニューアルする「赤城神社再生プロジェクト」が平成21年(2009年)からスタートしました。
しかし、全体をリニューアルするのですから、莫大な資金が必要となります。東京のど真ん中ですし・・・。
その資金をいかにして賄うのか。
再生プロジェクトに関わったのが三井不動産です。実は、パークコート神楽坂が建っている土地は、赤城神社の土地にほかならず、これを担保にした資金で再生プロジェクトを始めたんです。
しかも、この神社の氏子に、あの隈研吾さんがいらっしゃって、神社全体とパークコート神楽坂の設計を監修されました。
だから、洗練されているんですね。
おしゃれな神社ですから、HPもおしゃれです。
HPのごあいさつページには、宮司の風山さんのメッセージがあります。
「六十五年後には集合住宅を取り除き、再び境内の緑地を深い森として蘇らせ、静寂な御神域を守っていく息吹の長いプロジェクトです。是非ともあたたかく見守っていただきたいと考えます。」
実はパークコート神楽坂は定期借地権付きのマンションだったのです!
「100年の計」は言い過ぎかもしれませんが、おそらく2100年前後には、装いも新たに、境内が広がり森閑とした鎮守の森がオープンするでしょう。
未来の世代は、さらにリニューアルされた神楽坂の赤城神社に参拝していることでしょう!
夢とロマンがあふれる、牛込総鎮守 赤城神社です!
【基礎データ】
■創建 正安2年(1300年) ※伝承 鎌倉時代
■祭神 岩筒雄命(いわつつおのみこと)
■住所 東京都新宿区赤城元町1‐10
■HP 赤城神社
※写真は全て20.315が撮影。