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「バフェット氏は判断ミス」~トランプ大統領

2020年6月6日早朝(日本時間)、ロイター通信から以下のニュースが流れてきました。

≪[5日 ロイター] - トランプ米大統領は5日、著名投資家のウォーレン・バフェット氏が新型コロナウイルス禍で航空株を手放したことについて「判断ミス」を犯したという考えを示した。
トランプ氏は「バフェット氏のことは大変尊敬しているが、彼のような人でも時には間違いを犯すことがある。航空株は今日急騰しており、持ち続けるべきだった」と語った。

バフェット氏からのコメントは得られていない。同氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイBRKa.Nは4月、アメリカン航空グループAAL.O、デルタ航空DAL.N、サウスウエスト航空LUV.N、ユナイテッド航空の親会社ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスUAL.Oの株式60億ドル相当を売却した。
   5月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想に反して大幅に増加した。これを受けて株式市場では航空株が軒並み値上がりした。≫

トランプ大統領、賢人に対してよくこんなことをいうなあ、というのが20.315の偽らざる感想です。向かうところ、敵なしですね。

ただ、6月第一週、NYダウは週間で1635.96ドル(終値ベース)も上昇しました。日本では「山高ければ谷深し」という反面、米国では「谷深ければ山高し」とのことわざがあるといいます。日本の悲観主義に比べて米国の楽観主義は極端な気がしますが、現時点においては、コロナ禍からの復活のペースは想像以上のものがあります。ヨーロッパ株も日本株も、アメリカ株を追うように、爆上げしてきていますしね。

20.315が所有しているオキシデンタル・ペトロリアム(OXY)はコロナ・ショックとOPECプラスの亀裂で一時期、30~40ドル台だった株価が一気に10ドル前後まで急落しました。「魔の3月」です。

オキシデンタル・ペトロリアムの経営は混乱状態になり、設備投資計画の撤回、配当金の超減配、従業員の希望退職募集など、矢継ぎ早にリストラ策を講じて急場をしのごうとしています。

この2カ月ぐらいは、この企業の行く末に「経営破綻」の文字が浮かんでくるんじゃないかと、20.315も正直ビビッてました。

そして今は6月。

6月6日のオキシデンタル・ペトロリアムの終値は、1日で何と33.69%上昇、20.79ドルまで値を戻しました。ありえない!と叫びたくなる数字です。

アメリカ株のこうした状況を見ていると、マーケットには「見えざる手」が動いており、イルミナティ―やロスチャイルドの陰謀説が実は本当ではないか?と思ってしまうほどです。・・・信じるわけないっしょ。笑。

トランプ大統領2

ひょっとして、賢人が同株をまた大量に買い増ししたのかな?

いや、欧米のエネルギー企業はもともと安定株だったから、投資家たちが景気の改善状況をみて一気にリスクオンに走ったのかな?

いろんな想像ができますが・・・。

まあ、株価が急回復しているのはオキシデンタル・ペトロリアムだけではありません。エネルギー各社、エアライン各社、ボーイング社なども、です。

実際には、アメリカの雇用統計が改善したことが背景にあり、原油先物価格も上昇基調にあるので全体的な経済的回復が、先進国の投資家の安心材料になってリスクオンに向かっている、と捉える方が全うな考え方でしょう。

そんな中、6月1日、オキシデンタル・ペトロリアムは7月15日支払の配当内容を発表しています。その額、1株につきわずか0.01ドル=1セント。日本円なら1円以下。3カ月前は0.79ドルあったものが・・・。

復活してきているオキシデンタル・ペトロリアム株ですが、20.315の損益でいえば、それでも-36.16%の含み損状態です。この株については、超長期で保有し続けるしかありません。

経営状況が元に戻れば配当金も復活するだろう、と楽観主義でいきます!

※投資は自己責任でお願いします、です。
※ワシントンD.C.の画像は”WASHINGTON DC”から。
※ウォーレン・バフェット氏画像は”マネーの達人”から。





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