横須賀線で散歩⑦保土ヶ谷その1。
横須賀線は、東京駅から神奈川県の久里浜駅までを結ぶ、
片道73.3kmのJR東日本の主要な路線の一つである。
ちなみに、東京駅から久里浜駅間の料金は1270円。
都内や横浜、川崎、武蔵小杉など各所への通勤、通学の路線として
毎日多くの乗客を乗せて運行している生活路線。
そんな横須賀線をブラっと散歩してみましょう!
横須賀線で散歩今回は⑦保土ヶ谷です。
保土ヶ谷駅は、横須賀線で横浜駅のとなりの駅です。
保土ヶ谷駅:
保土ヶ谷は東海道五十三次の保土ヶ谷宿として、古く江戸時代から宿場町としての役割を果たしながら発展してきました。そのため駅の周辺ではいまでも、何ヶ所かその当時の遺構が残されています。
また保土ヶ谷駅の鉄道駅としての歴史も古く、東海道本線横浜 - 国府津間開通に合わせて1887年に程ヶ谷駅(今とは漢字が異なる)として開業されました。
当時、横浜駅は現在の桜木町駅の位置にあり、東海道本線は初代横浜駅でスイッチバックをして程ヶ谷に至っていました。開業当初の程ヶ谷駅舎は西欧風のモダンな建物で、西口だけでした。
今は横須賀線、湘南新宿ラインの止まる駅ですが、当初は東海道本線の駅としてできたんですね。長い歴史です。
第二常盤湯:
保土ヶ谷駅周辺の住民に、長い間親しまれてきた第二常盤湯は、2018年12月から休業中でしたが、残念ながら翌2019年9月に正式に閉業してしまいました。
しかしその建物は現在もそのまま残っていて、外見からはすぐにでも営業を始めることができそうな風情です。暖簾のかかっているのが玄関のガラス越しに見えるくらいです。
詳しくは分かりませんが、最後まで再開を努力されたのではないでしょうか? また、いつか再開される日が来ないかなと願っています。
場所は、保土ヶ谷駅西口のロータリーの一本裏手で、通りとしては東海道保土ヶ谷宿の宿場通りだったところです。近くには高札場や道標などかつての面影を感じさせる史跡もあります。
周辺は、西口商店街として庶民的な店が軒をつらねているところで、第二常盤湯も商店街のなかにあります。通りからすこし狭いところに入りますが、駅前を流れる今井川沿いには高い煙突が見えるので、それを目印にできます。
趣があり古い歴史を感じさせる、今後も残しておきたい気持ちに
させる建物です。
千成鮨:
千成鮨は、横浜の地で開業し70有余年の歴史のあるお寿司屋さんです。
駅の東口からすぐの線路沿いにある店で、ホームからも建物を見ることができます。
寿司だけでなく厳選した地元の新鮮食材を使った季節のメニューも
楽しめます。
落ち着いてお寿司、他を楽しめるいい店です。
今回は、駅のすぐ近所ところを紹介しましたが、次回はもう少し周辺を
紹介します。
横須賀線で散歩⑦保土ヶ谷編、次回お待ちください。