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12月第1週の欧州ニュース。

日本ではあまり報じられない欧州からのニュースを、12月第1週編としてわたしが選んだ3選をご紹介します。

1.独メルケルさん退任セレモニー:

2005年の首相就任以来、16年間に渡りヨーロッパのリーダー国であるドイツの首相として難しい時代のかじ取りをしてきメルケル首相(67歳)の退任式が12月2日夜、ベルリンで行われた。

退任式でメルケルさんは「首相としては波乱に満ち、しばしば非常に困難な日々を送ってきた。 だが同時に充実した日々でもあった」と振り返った。 

在任中に、債務危機や欧州内に生活の場を求めて来る難民に対する対応などの押し寄せる難課題に安定した政治手腕で対応してきた。

式では同国連邦軍の音楽隊が、首相が自ら選曲したリクエスト曲:旧東ドイツ出身のパンク・ロックの女性アーティストの曲を演奏する場面もあった。

この曲はニナ・ハーゲンさんの持ち歌である「カラーフィルムを忘れたのね」、他にも1960年代の曲が披露された。

メルケルさん自身も旧東ドイツで育ち、物理学者になっていた。その後、
1989年11月の歴史的な出来事:ベルリンの壁崩壊後に政界へ進出した。

自ら、式でのパンク・ロックの曲の選曲をしたことも、国内外に広く伝えられた。

東西ドイツ統合後の難しいドイツ国内の融和促進と、欧州のかじ取り役としてのリーダーシップ発揮等、と多大な功績を残されました。

正式には12月8日に任期末となります。

ご苦労様でした。

2.スペイン・マジョルカ 久保 決勝ゴール!:

スペインサッカーリーグ、マジョルカに所属する久保建英が、4日のアトレチコ・マドリード戦で、後半46分に劇的な決勝ゴールを挙げチームの勝利を決めた。この活躍の様子を現地紙も大きな見出しで伝えている。

遠い地球の裏側のスペインで久保選手、頑張っています。

さて、マジョルカはマジョルカ島とういう島の名前から来ています。
日本では”マジョルカ” ですが、現地では ” マヨルカ ” と発音します。

地中海の西部に位置(スペイン本土からは東)し、面積は沖縄県の
3倍ほど、人口87万人の島です。

観光の島として有名で、スペインだけでなく欧州内、特にドイツ人に人気のある観光地です。

ドイツからは格安なチャーター便がマジョルカまでダイレクトで飛んでいます。

3.12月6日は聖ニコラウスの日:

ドイツでは、12月6日は聖ニコラウスの日として、24日のクリスマスイブのようにお祝いします。

聖ニコラウスはサンタクロースのもとになった、とも言われていて、ヨーロッパでは「サンタクロース・デー」と呼んだりするようです。

クリスマスイブと同じように、こども達はツリーの下に靴下を置いて、
翌朝を楽しみに待つのです。

12月に2回もプレゼントがもらえて羨ましいですね。

12月第2週号は次回へ!!

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